また君に逢えたから
これは、丸‥バツ、バツ ペンの擦れる音が教室に響いく
夏の暑い日、今日も寡黙な僕は1人教室に残って勉強をしていた
そんな時、扉を開けた音がした
こんな時間に教室の扉を開ける人物なんてあの腐った教師ぐらいだろうと扉の方を見ると意外な人が立っていた
阿部 アズ 、僕のクラスメイト
いつも、うるさく友達とたわいものない話をしている人とは思えない冷め切った表情は、蒸し暑い教室に冷気を送り込んだ
「ねぇ君、名前は?」
こいつ‥クラスメイトの名前くらい覚えておけよと思ったが、そう聞いてき