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詩
2022年11月25日 22:48
私はよく冬の始まりから冬の終わりにかけて恋をしていた。冬は人肌恋しくなるとはよく言ったもので、私はまんまと冬に当てられていた。今思えばどうでもよかった気がするような男の人に恋をして、痛いほど振り回され、涙に抱きしめられていた。だからか今みたいな冬の匂いを連れた夜を見つけると、彼らの記憶が蘇ってしまって何とも言えないような切なさを感じる。きっとそれがなくても冬に向かう夜は寂しく切ないのだけど