悲劇のもやしと、運命のキムチ
8月15日、古(いにしえ)のカゲプロ厨がこぞって騒ぎまくる季節ですが皆さま如何お過ごしでしょうか。お久しぶりの泡沫です。
ちなみに私は未だにカゲプロ厨を脱しきれていませんしシンタローがむちゃくちゃ好きだし一番好きな曲はサマータイムレコードです。だからといって今年は何かをしたわけではないんですが。むしろ書店に赴いた際に偶然見つけた「リィンカーネーションの花弁12」にひどく驚き購入した次第です。
以前、家がゴミ屋敷になりかけた記事を書きましたが、最近は生活に余裕も出てきて、料理も軽いものなら自分で行うようになりました(餓鬼の断食)。今日も本来ならばいつも通り肉ともやしをステーキソースとともに炒め合わせる最強コンビをやってやろうと思ったのですが、いざ冷蔵庫から取り出したもやしからはえも言われぬ臭いが……。
腐ってね?
消費期限を見ると8/8、ちょうど一週間前。キリがいいね! と思いながら全てのもやしをゴミ袋にぶちまけました。悔しみ。
これでは肉を炒めるしかない、しかしそれだけでは物足りない……と冷蔵庫の中身を漁ってみると、思わぬ収穫が。
それがこちらのキムチ。ラベルをはがしてしまっていますが、あの無個性なメガネの男が描かれた、セブンイレブンでよく売ってる(主観)やつです。もうね、ピキーンと来ちゃいましたね。こいつと肉は絶対合うぞと。
というわけで今回は、キムチ肉炒めを作ることに。
下準備として、温めたフライパンにサラダ油を敷きます。
最近、ようやくキッチンペーパーを購入したので、油を敷く際にフライパンをあっちゃこっちゃ傾ける必要がなくなりました。やっぱりキッチンペーパーはあって損がないですね。ティッシュがなくなったら代用品にもなるし。しかしその逆が成り立たないのがこの世の不条理というもの。等価ではなく包括というのは、ともすれば最も残酷なことなのかもしれませんね。
さて、お次はお肉の下処理。といっても塩コショウをあらかじめ振るだけの楽な作業ですが。ちなみに今回使うのはオーストラリア産牛肉の小間切れ。一応消費期限は2日後ですが、残すのは少々不安なので、全部使っちゃおう!
ちょっと多いような気もするけど、縮むし大丈夫でしょう。とりあえず、赤みがなくなるまで炒めます。
ところで皆さん、夏の計画はお立てになりましたか? ヤツの影響で休みが例年より少ないという方が多いとは思いますが。私も休みが1か月少ないですが、まだましな方です。とはいえ、未だ外出も憚られる昨今、帰省もできず、これといった予定もほとんど立っていません。強いて言うなら、髪を切りに行きたいのと、Heaven's Feel 映画の3章が今日公開されたので行きたいのですが、後者については付近のいい感じの劇場情報がないので、どこでどう予約をとろうか、悩んでいる真っ最中です。今日、一部映画館(?)では初日舞台挨拶みたいなのがあったらしいですね。行ってみたかったなあと思いましたが、過ぎたことは仕方がないのであまり考えないようにします。代わりにイイコトあったしね。
さあ、お肉に火が通ってきたので、キムチを加えていきます。面倒なので、こちらも全部入れましょう。
量の釣り合いは良い感じ。ただやっぱり量が多くないか?
とりあえず弱火で少し炒め合わせます。お肉が焦げてはいけませんが、如何せんキムチが冷たいので、温度差をいい感じに埋め合わせるのにはちょっと時間がかかります。まあ弱火だからね、大丈夫。
それにしても、初めて食べるはずの料理なのに、どこか見覚えのある……というか、嗅ぎ覚えのある匂いがしてきます。すごく懐かしい……あの、何処かでお会いしたことが……??
いい感じに合わさってきたところで、またもや私、閃いてしまいました。
丼にしたら絶対美味いだろ。
そもそもこのお肉、牛丼とかに使うようなお肉なので、合わないはずがないんですけどね。
というわけで急遽ご飯が必要になりました。
一人暮らしの救世主、サトウのごはん。今回はひとめぼれバージョンですが、生憎と舌があまり肥えていないので、品種は正直なんでもいいです。
レンジにぶち込んで500W2分。消費者の分際で言いづらいんですが、レンチンしたご飯ってすんごい熱くない? まあ冷ましゃいい話なんですけど。
温めたご飯をお椀に盛り付けて……
お肉たちをのっけて完成!
とってもいい匂いがしますね……。そういえば、こいつへの既視感の正体は、実家でたまに食べていたキムチ鍋でした。どおりで懐かしいわけです。お肉が半分くらい残ったので、夜食か明日の朝食にでもしようと思います。
さて、肝心の味ですが……
めっっっっっっっっっっちゃくちゃ美味い。
肉とキムチとの相性も最高だし、キャベツのシャキシャキ感がたまりませんね。口の中で甘味と酸味と辛味とうま味が完全な調和を保っている。幸せって多分、こういうことを言うんですね……。
牛肉とキムチが織り成す一体感が味わえるキムチ肉丼、是非みなさんも食べてみてください。
それでは。
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