- 運営しているクリエイター
2022年2月の記事一覧
兎がほざく🐇その343
字がうまい人はたぶん日々の簡単なメモも美しく書く練習の機会にしているのでしょう。
字への愛があるのでしょう。
絵や歌がうまい人も絵や歌への愛があるのでしょう。
そして表現の繰り返しが楽しみなのでしょう。
愛、繰り返し、楽しみ、何をするにもだいじですね。
兎がほざく🐇その342
いつもワクワクしていたいです。
生きていれば泣きべそをかく理由はいくらでもありますが、それは泣きたい自分に任せていたいです。
昨日と違うことをやってみるのが早道のようです。
いつもと別のコンビニに行くとか。
気分転換、上手になりたいです!
兎がほざく🐇その341
わたしは自分の書いたものをたくさんの人に読んでもらいたいと思っていました。
でも今日心の中でこんな声が聞こえました。
読んでもらえなかった言葉は自分独りだけに与えられた宝として、抱いてこの世の土産にしなさい、と。
肩の力を抜きましょう。
よかったら読んでね!
兎がほざく🐇その340
一つのパイを真ん中で切ると二つになります。
一つでもあり二つでもあります。
一つだよ、いいや二つだよ、と言い合うとすれば滑稽です。
でもこのような言い合いは結構ありそうです。
だいじなのは、目の付け方が自分とは違うな、と気づくかどうかだと思います。
兎がほざく🐇その339
ソロの音楽家でいつも感心するのは、楽譜を暗記していることです。
たぶん作曲家の作曲を舞台で再現しているのでしょう。
その人としての再現にその人らしさが表れます。
再現ということは語学にも通じます。
文を発声して再現する感じです。
語学は楽器習得と近いのです。
兎がほざく🐇その338
ぼくは調べものは速読で多読なのですが、通しで読むときは精読するほうです。
意味をとるだけでなくて書いた人に密着する感じです。
すると書評にないような気づきがあります。
書いた人はでたらめを書くはずがなく、ほぼ例外なく自分で最善と思って書いたのです。
兎がほざく🐇その337
顔を未来に向けるか過去に向けるかでみえる世界は違います。
未来をみれば自分の決定に任されるようにみえ、過去をみれば運命で決まっているようにみえます。
結果から原因を推定することはできても、原因から結果を必ずしも当てることはできません。
不思議なことです。
兎がほざく🐇その336
最寄り駅と自宅とはやや距離があって、街並みを20分ぐらいかけて歩きます。
リュックを背負ってゆっくり考えごとをしながら歩いているとどんどんほかの人が追い抜いてゆきます。
夜空に電飾の輝くスカイツリーは見え隠れしながらいっしょです。
この道はぼくの一部です。
兎がほざく🐇その335
寝入る直前にそれまで考えていたことが溶けてゆく感覚が好きです。
こだわっているはずのことが呼吸と混じるうちに、自分はやがて後を追うことをやめています。
眠りは不思議です。
眠らない人はいないのですから。
明日の朝、必要なことはまたいちから考え直すでしょう。
兎がほざく🐇その334
クラシック音楽は同じ曲をいろんな人が演奏します。
同じ曲に演奏家のスタイルが浮き上がります。
人間の興味のあるものは人間だ、ということはここにも表れます。
演奏家はこういう人というイメージを結ぶのが鑑賞の楽しみです。
それはクラシックに限らないでしょう。
兎がほざく🐇その333
雨でよかったと思う日があります。
灰色の空のおかげで自分の姿が自分の目に目立たなくなります。
街路では誰もが傘の下で大抵は一人です。
暖かさや明るさややさしさだけが人の救いになるのではないことがわかります。
そんな日があります。
兎がほざく🐇その332
ドン・キホーテに風車を巨人と信じて突撃した話があります。
わたしたちもこれに似た思い込みをします。
思い込みなので、そうでないと言われてもなかなか耳に入りません。
人との会話が噛み合わないときはこの話を思い出して、その場を切り上げるきっかけにしたいです。
兎がほざく🐇その331
心の渾沌。
理性を扇の要にしてひとつにとりまとようとする人。
自分を超えるものに光を求める人。
ぼくは長い間前者だと思っていましたが、最近は後者のような気がしています。
光になるのでなくて、光を映す、そんな感じ?
でも渾沌は渾沌のままかな?
兎がほざく🐇その330
もしも肩に羽が生えたらどうする?
......会社へ行ったら、それどうしたんですか、とか聞かれるんじゃないかな?
そういう心配はないとしたら?
..... 今時飛行機あるからね、自力で飛ぶと疲れそう。
でもInstagramでバズると思わない?
......スーツに羽か。ありかもな。