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うたふ兎🐇宇治 君秋
2021年12月31日 16:06
おせち料理の準備で忙しいなか、煮上がるまでしばしnoteを眺める方もおられるでしょうか?去るものは追へず来るもの拒めずに年を越すとて芋味見する
2021年12月28日 22:37
ゆく年はゆくにまかせて湯を注ぐアッサムティーの色のたそがれ
2021年12月26日 22:22
この腕にうづめよ髪の冷えぬ間に山茶花紅く地に散らぬ間に
2021年12月22日 22:44
身体から言葉の焔衝き出でて湧き立つ愛よ誰か罪なき
2021年12月20日 09:10
ぼくの街の今朝の空は青いです。空凍ててその鋼鉄の唇に触るるマッチの焔を持たず
2021年12月15日 22:30
牝狐のなんとはなしに十三夜宵の口から落ち着かなくて
2021年12月9日 23:38
シボレーの自分で開けたことのないボンネットから溢れ出すもの
2021年12月5日 10:33
十三《じゅうそう》のモスリン橋や姐さんの化粧を崩す夕陽の情けパラダイス昭和俗悪三業地写真の撮らぬ煙むらさき
2021年12月4日 11:39
冬の陽の芯を貫く歓びの声をつつむやつらつら椿
2021年12月3日 23:11
思ひ出すひと夜の君の黒髪の揺るる匂ひを浜の潮風黒繻子に鋏の先で穴開けて空になまめく月の肌色身の上は何も言ふまじ極北の星の凍りて輝く如く