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短歌集

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和語だけで旧仮名遣いの和歌と、和語以外も入り現代仮名遣いの短歌との両方を収録しています。
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2021年6月の記事一覧

カムイの愛は 【短歌】

カムイの愛は 【短歌】

月の夜に遠吠え聞かば心せよ
カムイの愛は蒼き血の色

あと引く髪 【短歌】

あと引く髪 【短歌】

夏至の深夜の短歌一首です。🌠

 あやもなく あと引く髪に 触るるほど
 長からまほし 夏の短夜

かなえてみせる 【短歌】

かなえてみせる 【短歌】

愛されるあなたの夢をそのままに
かなえてみせるぼくの翼で

景気付け 【短歌】

景気付け 【短歌】

コーヒーの短歌ができました。

今日こそは俺の出番だ景気付け
エスプレッソを三口で干して

白いリネンの男物【短歌】

白いリネンの男物【短歌】

着こなした白いリネンの男物
夏の彼女は少年になる

歌のほか恋は知らねど 【短歌】

歌のほか恋は知らねど 【短歌】

歌のほか恋は知らねど七色の
世に馴れしごと紫陽花の咲く

恋の辻占 【短歌】

恋の辻占 【短歌】

王朝風に詠みました。

ためらへど逢ふ坂越えてゆくからは
あだに引くまじ恋の辻占

太陽の味 【短歌】

太陽の味 【短歌】

珈琲の短歌です。

五月雨に降り込められてブラジルの
珈琲豆の太陽の味

引く裾の 【短歌】

引く裾の 【短歌】

山寺の
  たよりも途絶え
    引く裾の
  君が黒髪
    偲ぶ空蝉

地球の雫 【短歌】

地球の雫 【短歌】

珈琲の短歌です。

一碗に無限の宇宙抱き留めて
エスプレッソは地球の雫

ラムネ 【短歌】

ラムネ 【短歌】

そのむかし
  ラムネの栓は
    ビー玉で
  手にはとられず
    あの子のように