高校時代、私がうつ病になった話(前編)
だいぶ昔の話なのですが、
私が精神を病み始めたきっかけの話から載せていきます。
ちょっと長くなりそうなので、今回は高校の頃の話のみです。
私が高1の時に、転勤族である親にまた転勤が決まった。
長崎県から東京へ引っ越すこととなった。
それまで某大学の付属校(割とちゃんとした学校)に通っていたため、
入学した高校と転校先の学校とでまさかこんなに差があるとは思っていなかった。
もちろん、長崎から東京に引っ越したのだから、
クラスメイトとなった周りにいるギャル達を見て
私がカルチャーショックを受けないわけがない。
当時、私が通っていた学校に居るギャル達は
「マジウケる」「ありえないんだけど」「ヤバイ」
の3単語だけで会話してるんじゃないか?
と思うほど語彙力を感じられなかった。
ギャルでもちゃんと話せる人はいるし、
学校にはギャルではない人も居たので、
全員が全員語彙力がないとかいうわけではないのだけれど、
それでも衝撃的な文化の違いだった。
バカみたいに真面目だった私は
クラスの人と話していて「ありえない!笑」と言われるたびに
「…実際にあった話だから、ありえないなんてことはないのに」
と心の中でマジレスをしていた。
今ほど「ありえない」も「やばい」も、
それまで私の生活していた長崎での会話ではなかなか出てこなかった。
とにかく私は、冗談すら真に受けるタイプだったので、
転校先の学校の「普通」のどこまでが「本当に普通」なのか分からなかった。
そんな中で、私はその学校の近くに住んでいる地元のヤンキーに目をつけられてしまった。
地元のヤンキーは怖い
あまりに日常的にボコるぞ!だの言われすぎるので、
「ああ、ここではボコるぞが挨拶…?」という状態になった。
今思えば「そんなわけないだろ」と言えるのだけれど、
その時の私は「自分の中の普通とここでの普通は違うもんな」と考えていた。
あと、もしもボコるぞが普通の挨拶じゃないとして、
私が認識していた通りのいかつめの言葉や表現だったとしたら、
それをクラスの人たちに言うと「告げ口をした」と怒りを買い
本当にボコボコにされる可能性も考えていた。
なので簡単にクラスの誰にでも相談できることじゃなかった。
そのヤンキーのほうが私より確実にクラスの人達と溶け込んでいる。
いわば、その場所はヤンキーのホームで、
私にとってのアウェイの場だった。
アウェイの地で何を言おうと、つぶされるのがオチ。
何されるのかわからず、
こわいのでなかなか相談なんて出来なかったなあ。
長くなったので、ひとまず区切ります。
つづく!!
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