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【FP】お金があれば幸せなのか<後編>

こんにちは、保険を売らないFPトッキーです。
今日は「お金があれば幸せなのか<後編>」です。

前回は「宝くじの高額当選者の約7割が数年以内に破産する」理由について「パーキンソンの法則」「ラチェット効果」から考察しました。

今日は「いくらお金があれば幸せなのか」について考察しました。
もちろん多ければ多いほど良いのは当たり前ですが、それを科学的に検証することが面白いと思います。少なくとも目安が分かりますね!

ダニエル・カーネマン Photo: Scott Eells / Bloomberg

幸福度の逓減

それでは早速、その目安はいくらなのか?

答えの一つは、年収75,000ドル

2002年にノーベル経済学賞を受賞し、アメリカのプリンストン大学名誉教授のダニエル・カーネマン(1934〜)が、2008〜2009年にアメリカで45万人を対象に収入や生活満足度、ストレスについての調査を実施し、年収と幸福度の関係を分析しました。その結果は以下の通りです。

「収入と幸福度は比例する
 年収75,000ドルで幸福度はほぼ頭打ちになる」

つまり、年収75,000ドルまでは年収の増加とともに、幸福度が高まります。
一方で、年収75,000ドルを超えると、年収の増加ほど幸福度の上昇が緩やかになるという研究結果となりました。

ということで「いくらお金があれば幸せなのか」について、年収75,000ドルが一つの目安かなと思います。

調査時2009年の為替だと1ドル=90円なので、日本円換算すると年収675万円。今日は1ドル=146円なので、年収約1,100万円となります。為替によって差がありますが、日本だと800〜1,000万円ほどあれば幸福度が頭打ちになりますね!

幸福度は日本円換算で800〜1,000万円で頭打ち

幸福度の逓減

具体的な夢や目標がなかったとしても、やりたいことを自由にやれる目安として、まずは年収で800万円を目指しましょう!

もちろんこの年収は仕事から得られる収入だけとは限りません。副業も良いですし、FPとしては投資や資産運用から得られる投資収益もありだと思います。むしろ積極的に投資はすべきと考えています。

引用:カンブリア宮殿

ある程度のお金を持った方が良い理由について、芥川賞受賞作家でカンブリア宮殿のMCである村上龍氏がこんな言葉を残しています。

「お金で幸福を買うことはできない。しかし不幸を避けることはできる」

ぜひ一緒にお金について考え、経済的に余裕のある幸せな生活を目指していきましょう!

そのために投資は必須です。
その理由を「広がる格差」シリーズとして紹介します!

最後までお読みいただきありがとうございました!
FPトッキー

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