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「大人になりきれない人」の心理

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はしがきに

心理的に五歳児でも、肉体的、社会的には三十歳なのである。社会はこの五歳児の大人に三十歳の大人の義務と責任を求めてくる。これがどれほどつらいことであるかは、愛されて育った人には、想像を絶するものがある。

とあります。

私の中で、歳を重ねて成長し大人になれば、それなりの義務と責任があるもので、それを疑問に思ったことがありませんでした。

それが、つらいことであると思わず

なんとなく自分の中で「そうだ」と思っていること、言い方って、本当に、そうなのか、考えなかったことにちょっと怖くなりました。

毎朝、早く会社に来て、掃除をしているサラリーマンがいるとする。掃除をしたいわけではない。イヤだけれどそうしている。そういうサラリーマンは、会社に遅れてくる新入社員を許さない。

会社で、「おしゃべりしすぎ」と先輩に注意された時、そのとき私はなんで自分だけ!と思いました。

他の人も喋ってるのに!と、他の人を許せないわたしも当てはまると思いましたし、先輩も以前「おしゃべりしすぎ」と注意されたことがあったのかな〜と考えてみたり・・・

自分以外の別の視点から、考えることができてすっきりしました。


しおん

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