薄皮クレープに何でも挟む
天津に来たならば、朝ごはんとして「煎饼果子」を食べるのがまずは重要である。その煎饼果子の特徴は焼いて作った皮で包んで食べるもので、その考え方はクレープだったり、ロッティだったり共通するところが多い。
そして、最近の朝ごはんとしてハマっているのが「卷圈」と言われるもので、私はそのまま食べているが、実はこれも焼き薄皮クレープ状のものに包んで食べるのが一般的だと教えてもらった。
そして、その応用ともいえるのが、今回の朝ごはん。
名前からしてすごい
大饼夹一切(dà bǐng jiā yī qiè)と発音する。発音の難しさとしては簡単な部類に位置するので、練習すれば問題なく発音できるかと思う。ただ、難しいのは、「声調」であろう。1/3/4声が惜しげもなく挿入されており、きちんと声調を合わせることが困難ともいえる。それぐらい声調のつながりは難しい。
意味を説明すると
大饼…大きい薄皮クレープのようなもの
夹…「挟む」という意味。動詞
一切…そのまま。今回は「一切を」という意味でとらえるとよい。
すなわち、「大きい薄皮クレープで一切のものを挟む」という意味になる。大胆な表現に少しびっくりしますが、とにかくいろんなものを置いてあり、好きなものを包んでくれる。
きゅうり、ジャガイモなどのほかに、揚げレンコン(これが結構おいしい)、肉、たまごなどが所せましと並べられており、その中から好きなものをチョイスし、包んでもらう。値段は分からないので、聞かないとだめ。
揚げ物類は、その場で揚げてもらえる。目玉焼きも要望としてお願いすることが可能。そうして、私が注文したのがこんな形である。
鶏肉のフライとレンコンをチョイス。野菜はお兄さんが適当に入れてくれた。ボリューム満点であり、自分の好きなものを入れることができるので、楽しみもある。値段はこれで7元(105円)。揚げたてが食べられるのと、量があるのでおすすめである。
天津訪問時に見つけた時は、ラッキーと思って立ち寄ってみてください(煎饼果子のお店と比べて格段に少ない)。言葉が言えなくても指差しで好きなものを選べばそれでOK。気軽に楽しめる朝ごはんです。
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