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Speak Myselfが出来ない理由。

国連でBTSのRMさんがスピーチをされた。その中で

What is your name? What excites you and make your heart beat? Tell me your story.

と仰ているが、これをブログ等、書き物で実践するのは難しい。

Hi, I’m Utoka and I’m a college student. まではよい。問題はこの後だ。Tell you my story しよう思っても、なかなか出来ない。私の場合、ついつい読み手のことを意識して萎縮してしまうからだ。私の話ってBTSに比べたら全然大したことないしな、みたいな。というか、私の文章に読み手がいるのかも大いに疑問だ。ラプモンに伝えるとでも想像して書けばよいのだろうか?ぐるぐる考えてもやっぱり、私の個人的な話しについて誰をターゲットに何をどう伝えればよいのか分からず、入力しては消し、を繰り返す。結局、自分の話が書けない。

では読者を意識するのをやめて文章を書こう、と一旦思った。でもこれも中々に難しい。なぜなら、読み手のことが考えられていない文章に触れる機会がほぼ無いので、読者を意識していない文章がどういった感じなのか分からないからだ。

例えば、普段の生活でよく目にする文章だって、めちゃめちゃ読者のことが意識されている。電車内の広告・テレビCMに、ベストセラーから専門書まで、挙げればきりがない。多分マーケティングだよマーケティング、知らんけど。

そもそも、小中学校の夏の思い出日記に読書感想文、高校での小論文・大学受験での英作文・大学でのレポートしかり、私がこれまで受けてきた作文教育や文章作成場面では、常に読み手のことを意識して書くようにと言われてきた。だから、伝える相手のことを意識せずに、tell you my story のための文章を書こうと思っても、その書き方を知らない。

そんな訳で、私は中々 Speak Myself 出来ずにいる。

私が気がついていないか、私の目に留まっていないだけで、読み手のことが全く意識されていない文章は存在するだろう。ただ、書き手が好きなように思うがままに書いた文章があったしても、それが読むに耐え得る文章に到達しているのかは不明だ。読者層が絞られていなくても読者が発生する文章を書くためには、それを書き手が認識しているかは別として、書き手にそれなりの力がないと出来ない技だと思う。

だからこそ、書き手が自分の書く文章に酔いしれることなく、その人自身の個人的なお話を語り、尚且つ読者受けを狙っている雰囲気も一切出ずに、でもバッチリ読み手の心を掴んで楽しませてくれる文章を書く人は、本当にすごいと思う。尊敬に値する。

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