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ロシア・中欧旅行記#9~チェコ・プラハ編~

お久しぶりです、うすしおです。

ロシア中欧旅行記、残すところ2カ国3都市と終わりが近付いてきております。
今回はチェコの首都、プラハ
憧れる方の多いチェコプラハ、最初はテンションだだ下がりですが、徐々に上がっていきますのでテンションの乱高下を含めてお楽しみ下さい。笑

前回までのnoteはこちらから。

「どんなに客観的に美しい街でも、心が疲れていると主観的にはくすんで見える。」

こんなにどっしりと、このふと思いついた言葉を噛みしめた日はありません。
プラハは、何も悪くないんです…。
ただポーランドのワルシャワからチェコのプラハまでの移動で数多くのトラブルに見舞われた&プラハで予約した宿の評判があまり良くない&長旅の疲労感というトリプルダメージを受けた私の心は、いえ、なんなら世界は、くすんでいました。

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プラハのバスターミナルには午前9時前に着いたと思います。

とりあえずバスターミナルのベンチに腰掛け…そのまま1時間以上立ち上がれなくなりました。笑

とりあえず何かおいしいものないかな…と、ネットサーフィン。
気分だだ下がりながらもおいしそうなものは色々と見つかるものです。
ただし精神疲労により思考力は多分-8くらいしかないです。

「お、馬肉のタルタル食べよう。」

海外で、この疲労感で、生肉に手を出す発想来ました。

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バスターミナルを出る。曇ってますね。余計に気分が下がります。

目的のレストランへ。
外から中が見えなくて入るのドキドキしましたが、日本人観光客も良く来るようでカタコトの日本語と、英語で案内してくれました。

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これだけ、食べた。笑
軽く焼かれたパン、生のニンニク2かけ、そして馬肉のタルタル。
圧倒的に疲れている人間が食べてはいけなそうな料理である。
食べ方はいたってシンプル。
パンを手に取り、生のニンニクをこすりつける。タルタルを塗って、食べるのみ。

おいしいんですよね、これが…。
調子に乗ってニンニク半かけくらい消費してしまった。
もちろん1時間後くらいにお腹痛くなりました。
生肉自体はあたることもなく、とても美味しく最高でした。

気分ゲージ、ちょっと上がってきましたよ。

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お~~!!
川と橋ですね!!
橋が大好きなうすしお、ちょっとテンション上がります。

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川をみつめてのんびり。
のんびり…のんびり…のんびり…しすぎて気付いたらまた1時間半経ってました。

宿にチェックインできる時間になってしまいましたよ。笑
ナンキンムシが出る、対応が良くないなどマイナスレビュー目立つ宿へ。
プラハ…宿代高いんですもの…。ランク落とすしかないじゃないですか…。
快適さと安全は金で買えます、これは本当に間違いない。

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宿、綺麗ってほどでもないですが、普通です。
スタッフの対応もいいってわけではないけど、普通です。
良かった、心労が1つ空の彼方へ…。

もちろんトラブルなしに済むような旅ではありません。(。・ω・。)

夜、シャワーを浴びるときのお話。
シャワー室とトイレがセットのバスルーム。
まずシャワーヘッドが壊れていて、水が横向きに激しく噴き出す。
意味が無いのでシャワーヘッド外して、ホースから滝行のように浴びる。

しまった…。
気付いたときにはあれです、「時すでに遅し」ってやつです。
シャワーヘッドが壊れているようなシャワー室なのに、なぜ排水設備はちゃんとしているなんて思ったのでしょうね?
水が!排水されていない!そう、シャワールームから溢れて浴室が洪水になっている!!
しかも浴室には排水設備はない。

一度高さのあるシャワールームから浴室へ溢れた水は、もう2度と自力で排水されてはくれないのだ…。

泣きそうになりながら水を地道に手ですくってはシャワールームに戻します。
人間の手の容量なんてたかが知れているので、許容範囲までの排水に10分くらいかかって虚しさマックス、気分ゲージだだ下がりです。

シャワー浴びられて寝る場所があるだけでもまだ良かったってとこですかね。(寛大な心)


ちなみに1日目の晩ご飯と2日目のお昼ごはんは友人から紹介されたローカル食堂で。
ここは最高でした。
気分ゲージ、一気に頂点へ。

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事前にネットで食べたいメニューのカタカナ読みを調べていきました。
学食みたいなところなので、入口で注文票を受け取り、メインやサラダなどブースごとに店員さんに紙を渡して食べたいものを注文し、トレーに載せて席へ運んで食べるという形式。

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蒸しパン(クネドリーキ)と、スヴィーチェコヴァー・ナ・スメタニエ(ビーフシチュー?)。
レモン&ジャムが乗っています。
合うのか?と思ったけど、美味しいです。
蒸しパンもめちゃ好みだし、量かなりある!笑
美味しい食べ物は正義。気分回復。
※このあとに先に書いたシャワー事件が起こるなんて…ね。

1日目は全体的に気分ゲージ低めだったので、さっさと寝ました。
ほんとにすぐ、22時前には。(早い)

おかげで翌朝の目覚めは爽快。
夜行バスであまり眠れていなかったのも良くなかったのかも??

宿泊費10ユーロちょいの宿泊費で朝ご飯までついているのはうれしい!
眺めの良い朝食会場でひたすらシリアル食べました。
朝食会場出てすぐ石の階段でつまづいているところをめっちゃかわいいお姉さんに目撃されて恥ずかしかったです。

2日目、気分はリセット。

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まずはミュシャでしょ!(?)
ってことで、ミュシャ美術館へ。
プラハ、全体的に博物館美術館の入館料高いのが不満です…。

とはいえミュシャ美術館はとてもよかった。
大きな掛け軸サイズの絵もあれば、絵はがきサイズや扉絵のデザインまで様々な作品が展示されていました。
正直日本でミュシャ展やると言われていくような興味は無かったのですが、ここならそんなに混んでいないしたくさん見られるし、イイねっ!って感じ。

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散策!
今日は橋を越えていきたい。
カレル城くらいは見ておきたくて。

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橋の入口、巨大すぎる~。

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橋の上には、とても素敵な空間がありました。

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どうでもいいけどプラハで3回くらい写真撮って欲しいとお願いされた。
撮っている間にスラれんのかな?とか思いもしたけど結局撮った。
そんなに話しかけやすい隙のある間抜けそうな人間に見えるのだろうか?笑

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カレル城、下から見えていたからね!
目指して登るだけ!

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だけ…???
あれ??

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カレル城の見晴らしじゃない気がする。
カレル城、もっと標高低くないですか。

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見えますね~、カレル城!
なんで目指していたはずの城が眼下に見えているのだろ~~??
迷子!

景色抜群だし、プラハ、上から見た方が綺麗だなと思ったので結果的に気分ゲージは爆上がりしましたが。

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また疲れちゃったので、ぼーっとタイム入ります。
1時間くらいひたすらここに座って往来を眺め、鳥の声を聞き、雲の流れを見る。
「年寄りか。」って過ごし方ですが、旅の中でぼーっとする時間作るの、個人的には好きなんです。

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下りていく道。穏やかな空気感。のどか。

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発見!プラハマンホール!
海外でもマンホール、ちゃんと見てますよ。
(マンホールの蓋が好き)

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街に下りてきた!
先ほどとは違う橋を渡って対岸へ帰る。

カフェでも行きたかったのだけど、なかなか見つからず断念。
適当なレストランに入ったら、ノリのいい店主に「日本人か?!コンニチハ!!!」とか言われて話していたら気に入られて、「またチェコくるんだぞ!!来たら寄ってくれよ~!!」とか言われ、惜しまれながら帰還。

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日が落ちてくる。
夜行バスで最終目的地、ブダペストへ行く。

しかし私はまだ、プラハでおいしいケーキを食べたいという目的が達成されていないことを思い出す。

結局初日最初に行った観光客向けのレストランでグヤーシュという煮込みスープと、ナポレオンケーキを食べた。甘かった。

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美味しかったが、甘かった。
懐かしくて、ちょっとまた食べたいなと思う。

すっかり日が沈んで、住宅街を抜け最初に降り立ったプラハバスターミナルへ。

バスターミナル付近の道路工事中で、信号も無けりゃ横断歩道もない大通り。
隣に居合わせたおばちゃんと(何語話していたのかよくわからないが)
「そっちいけないの??」
「無理っぽい。(英語)」
「どうやってバスターミナルいくのよ」
「この道突っ切るしかなくない?(英語とジェスチャー)」
みたいな感じで、相変わらず雰囲気会話を交わし、共同戦線組んで、車が来ないことを祈りながらおばちゃんと道路渡った。

出発時間遅かった上に、バスはどうやらベルリンから来ているようで、この旅で初の遅延。
意外だったのはまわりの人たちがバスの遅延に対して「何で来ないんだ?」「バスはいつ来るんだ」とかいっていたこと。
中には私に聞いてくる人もいたけれど、いや、それは知らないよ。

日本では「海外の人は時間にルーズ」だけで語られるけど、あの場では日本人の私よりバスの遅延を気にしている人がいたし、バス電車含め遅延はプラハまで来て初めて経験したし、そんなもんだよなと。

確か30分近く遅延してバスに乗車。
起きたらついに、最終目的地であるハンガリー、ブダペスト。

ハンガリー滞在は私にとって最高すぎて、気分ゲージの上限突破し続けました。
なんでかわからないけど、なんか好きな場所でした。

次回からはハンガリーのブダペスト、そして貴腐ワインの名産地トカイ滞在記をまとめます!
いよいよ最終目的地、長旅も最後の国になると途端に疲れよりさみしさが勝るものですね。

トラブルは最後の国になっても起こり続けるので、安心して最後までお付き合い下さい。(^_^)b

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