ロシア・中欧旅行記#5~タリントラブル編~
おはようございます、うすしおです。
早いもので、日程的にはこの旅も折り返し地点となりました。
…まだロシアしか行っていませんが。笑
2国目エストニアの首都タリンは、安定の癒しであったと同時にそこそこ災難にも見舞われました。
ということで、トラブル編と街紹介編に分けてお届けいたします。
こちら、トラブル編です。
ロシアのサンクトペテルブルクから夜行バスで隣国エストニアの首都、タリンへ。
早く着きすぎて、タリンバスターミナルに朝3時半くらいに降ろされました。笑
今までの記事は上の旅行記まとめにあります。
さて、やっとEUです!エストニア!!
実はエストニア訪問は2回目。
去年9月に2週間ほど、エストニアの山奥で林業のワークキャンプに参加していました。
その際にタリンにも3日ほど滞在していたので、この旅唯一の馴染みがある街。安心感が違います。
宿はBooking.comで予約していたのですが、基本条件として
①無料の荷物預かり
②フリーWi-Fi
③24時間対応フロント
は外さずに選んでおりました。
これがどれだけ功を奏したか…。
タリン到着予定が朝5時半だったのに、3時半にはバスターミナルに。気温は5度、極寒です。
しかし24時間対応フロントなので、4時にホテル到着しそれから9時過ぎまでロビーでダラダラさせてもらいました。
「ひとまず次なる目的地ラトビアのリガ、そしてリトアニアのビリニュスまでのバスと宿を予約しておこう。」
ここで旅の中でも割と深刻なトラブルが起こります…。
Lux express…決済できない…?
なぜか何回Visaカードでトライしてもエラーが出てしまい決済できません。
結局同行者のMasterカードで決済できましたが、「クレカが使えなくなった」のなら一大事です。めーーちゃくちゃ焦ります。
おまけに「サンクトペテルブルクからの夜行バスを決済したクレカは使えなくなる」とか「Lux expressは時々visaカードが使えない」とか、謎のうわさもちらほら目にして、ひとまずクレカが使えるかは確認しなくてはと。
10時前にホテルを出て旧市街まで10分ほど歩きます。
旧市街の入り口の某ファーストフード店でクレカが使えるか試してみましょう。
機械でぽちぽちっと注文して決済、席に番号札を立てて待つだけです!
できたっぽい…!…?
待つだけで来るはずでした…が、来ない。
30分待って、後から来た人にハンバーガーが運ばれた時点で「あれ、これなんか変だぞ。」と。
店員さんにレシートをもって聞きに行きます。
「まだ頼んだもの来ないんだけど…」
「注文はいってないからもう一度やり直してみて。」
レシート最後の一文をエストニア語→日本語で翻訳したら、こう書いてありました。
「決済失敗」
あ~~~、失敗、ね。
よし、もう一回チャレンジだ。
めげません。ポテトとかもうどうでもいいけど、30分待ってありつけないの悲しいじゃん。意地です。
よっしゃ今度はクレカ決済諦めてレジ支払いにしよう!
…。
(レシート出てこないぞ…。)
「すみません、なんか紙出てこないんですけど」
と近くの店員さんに話しかける。
「…。紙、詰まってる。無理ね諦めて。」
(´・ω・`)
滞在時間45分。
何も食べずに店を出ました。
正確に言えば、マックの注文マシン1台壊した挙句何も食べずに店を出ました。
ごめんなさい!!!!!!!
心が折れた…!!(´・ω・`)
クレカ使えなくなってしまったのだろうか…。
この旅3番目くらいにひやひやして不安になりました。
とりあえずWi-Fi探して母親に連絡。母は海外無茶旅の先輩ですからね…笑
口座にお金入ってなかったんじゃない?ということで次の日すぐにお金を振り込んでくれるという話になり、「あ~、結局頼ってしまったなぁ」と。
不甲斐なさと情けなさと、エストニアというどうやっても日本に歩いては帰れない場所でクレカが使えない心細さからタリンの街角で何回か涙が溢れましたね。(小声)
泣き虫なので…。泣いては立ち止まり、涙が止まったら歩くんだけどまた不安になってすぐ泣くという。
そんなことをしながら、気分転換に少しお散歩。
旧市街を歩くつもりだったけど、落ち着いたところに行きたくなって、気付いたら公園を歩いていました。
ほんっとうに美しいなぁ。
子どもたちがゴミ拾いをしていました。
子ども連れやひとりでのんびりする人、犬の散歩…のどかで心が落ち着きます。
タリン駅にある、お気に入りのピザ屋さんに。
去年の9月はここでピザ食べながらミツバチと格闘したのを思い出しました。懐かしいなぁと思いながらピザとお茶。ピザ、この大きさで5ユーロはすごくないですか…?お金のない旅に優しすぎる。
食べ終わると線路と道路を渡った先にある市場へ。
お菓子屋さんの工場直営店でお土産のお菓子を狙います。
はい、やらかしました。
エコバッグ持参が基本で、手提げの袋もらえないんですよね。
聞かれもしなくてそのままお会計終わってしまったのでお菓子3袋を手で持ち歩く変なヤツに大変身。
さすがにこれでは観光どころかお散歩もままならないのでいったんホテルに帰ります。
ホテルに預けた荷物の中にお菓子をつっこむ。
ホテルの2階には公共スペースがあってソファに座って休めるのだけど、座った瞬間一気に精神的疲労に襲われて立ち上がれなくなってしまった。
たぶん、1時間くらい窓の外を眺めてぼーーーーっとしてた。
ひたすら。
1時間~1時間半が経過したころようやく心が落ち着いてきた。(長い)
せっかく念願のタリンに来れたのにこんな気持ちのまま終われない…!!
ということで、ここから先は挽回劇です。
お土産を買いあさり、お菓子を買いこんで部屋で貪り食べ、ゆっくり寝て、次の日旧市街で遊び倒しました。
次の後編、街紹介編ではそんな挽回劇の方を楽しんでいただけたらなと思っています!
外的要因で心ブルー、街を見る目までブルーになってしまったのは残念でした。(´;ω;`)
挽回劇として旧市街全部まわってきたので…タリン観光行く方の参考になれば嬉しいです。
〈番外編:泊まった格安部屋がワケアリだった話〉
泊まった部屋は、「703」です。
こんな部屋に宿泊させるか???
このフロア、他に宿泊者ゼロでした。
おまけに1階からの行き方が衝撃的です。
①エレベーターで6階に上がる
②フロア端の出口でて非常階段で7階に上る
(図で言うと左下から入って真ん中の人マークのところがドア、部屋の外にトイレ&シャワーです。)
怖いのなんのって。(´;ω;`)
内線ないのでフロントへの連絡手段も存在しないし、階段は1か所しかないし。
しかも広すぎるし暖房のつけ方わからんし!!!
この巨大な窓も寒さの元凶。
おまけに夜は雨!!!雨雨雨!!!
ガラスに雨が当たるとどうなるか…「バラバラバラバラッ」って雨音がずっと聞こえます。
色々と、怖かったなあ。
景色はよい。ほんとうに景色はいいんですよ、景色は。
え?番外編のインパクトが強すぎる?
トラブル編の番外なのでね…。
読んでくださりありがとうございました!
細かい質問などコメントで受け付けています!
少しでも旅の参考になると嬉しいです。