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ロシア・中欧旅行記#8~ワルシャワ素敵なホステルと、博物館と、美術館と~

どうも、うすしおです。

ロシアのウラジオストクからハンガリーのブダペストを目指すロシア・中欧旅行、前回からワルシャワ編に突入しております。

前回までの旅行記はこちらから読めます。

ワルシャワ初日、私はワルシャワ動物園に行きました。
もちろん癒やしを求めていた、というのもあるのですが、もう1つの理由にワルシャワ初日は公立博物館・美術館が軒並み休館日だったことがありました。

ということで、2日目に全力で巡りました。
今回は少々盛りだくさんですので、少しお時間のあるときもしくは興味のあるところだけお読み下さい。

ワルシャワドリームホステル
エリク リピンスキ風刺画博物館
ワルシャワ歴史博物館
軍事博物館(の、庭)
ワルシャワ国立美術館

ワルシャワドリームホステル

こちらのホステルで1泊お世話になったのですが、コンセプトの一貫性が素敵だったので最初に紹介したいです。

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ルームキーが刺さっていた紙です。
「新しい場所を探しているならドリームホステルヘ。」

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黒板が「Before I die, I want to…」で埋め尽くされています。
夢を持った若者たちが集うホステル。

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コモンスペースはソファたくさん。パソコン開いて作業する人の姿も多く見られます。長期滞在している人たちはこのコモンスペースで知り合ってご飯を食べるようになったり、顔を合わせると軽く会話を交わしたりしていました。

部屋はめちゃくちゃ綺麗でベッドふかふか。シャワーは水温がちょっと安定しなかったけれど、シャワートラブルは特にありませんでした。(?)

2日目はまわるところが多すぎるので9時前に宿を出ます。

エリク リピンスキ風刺画博物館

9時開館だと思っていたのですが…あれ?10時開館?
そういうこともある。

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風刺画博物館。

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開館まで45分ほど。裏によさげな庭あったのでベンチに腰掛けます。
えー、気温は多分8度とかそんなん。
時々バカになっちゃうんですよね。45分間も外でただ座っていられるような気温じゃないはずなのだけど、なぜかここでひたすら『草枕』読みました
いつ思い出しても本当に意味のわからない、奇行。
鳩が近くに寄ってきて、うとうと。静寂。これが平穏か。

そうこうしているうちに開館時間です。
どうやら木曜日は無料開放日らしく、そのまま入ります。ラッキ~。

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そこまで広い展示室ではないですが、壁一面風刺画がびっしり。

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…風刺ですね~。
個人的に心に残った風刺画をいくつか挙げてみました。
特に解説文とかがあるわけではないので、中には何を風刺しているのか全くわからないものもありました。
風刺画にはあまり馴染みがなかったのですが、風刺しているものがどういうことかわかると「お!」となりますね。つい絵の前でしばらく立ち止まって考えを巡らせてしまいます。

ワルシャワ歴史博物館

ここ、すごいんです。

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これがワルシャワ歴史博物館なんですよ。

「え、小さくない?」

思うじゃないですか。
とんでもない。
めっちゃくちゃ広くて中で迷子になりました。
おかしいんですよなにかが。

地下から最上階までびっしり展示室で、音声ガイド借りて全部歩いたら2時間かかりました。

ちなみに入るのに30分かかりました!笑

ぷち?トラブル。

受付の方、入るやいなやこう言い放ちます。

おつりがないよ。」

そんなことある…?
どうやらカードは使えるらしいのでカードでお願いします。

…はいきたよ。
天下のV〇SAカード使えない事件再来だよ。
なんで使えないんだよ…。

受付のおばちゃんにそのへんで現金両替できるみたいなこといわれたのだけど、両替所がよくわからなかったのでお土産買いつつ両替することに。

近くの小さいお土産屋さんで1ズウォティのポストカードに20ズウォティ札出したら怒られました。()

そもそも入館料18ズウォティという設定がよろしくないんじゃないかい?!

次のお土産屋さん、いやそうな顔して「細かいのないの?」といいながらも「さっき両替したばかりでないの…」と申し訳なさそうにしたら諦めておつりくれました。
まだ足りないのでもう一軒行きます。
やっとこ18ズウォティかき集めました!

そこまでしてワルシャワ歴史博物館行きたいか…?
と、心の中の私が呆れます。しかしここまできたらもう、意地なんですよ。

小銭あわせてやっとこかき集めた18ズウォティを受付のおばちゃんに差し出します。
ニコッとしながら「ありがとう。」そしてチケットと音声ガイドをくれました。
600円で音声ガイドまでついてくるんだ。

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部屋を移動すると自動でその付近の展示を解説してくれます。丁寧に経路案内までしてくれますが、経路案内のおかげでちょいちょい道に迷いました。
時々感度がよくない。
いや、私のいったりきたりに機械が戸惑ったって説もある。

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歴代高い建物模型だった気がする。
建物模型好きなのでじっくりみてしまった。

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陶器や瓶。そこまで興味がないのでさらっとみて進みます。

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黒文字解説に点字が打ってあります。
視覚に障害がある人もない人も同じものを読めます。

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私、旅先では必ずポストカードとマグネットを買ってくるんですよ。
カラスが綺麗なものを集めるのと同じように、ほぼ本能のように。
こちらはこれまでのワルシャワで売られていたポストカードの展示。
ワルシャワの街並が多かった気がしますね。変わった展示でおもしろい。

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上階には絵画だらけの部屋がありました。
もちろんワルシャワの街並がメインです。
同じ街なのだけど、描かれた時代や描いた人によって切り取られ方が全然違うので見ていておもしろいです。単純に難しい絵は少ないので眺めるだけでもいい感じです。

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巨大な模型がありました。
大学の授業で街の模型をつくったことがあるので、この細かい模型つくるのはどれだけ大変なのだろうかなどとつい、想いを馳せてしまいました。
個人的には道と川のなみなみがツボです。

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ひたすら銀食器。
ぴっかぴかに輝くお部屋。
一体何に使うんだってほどいろんな種類です。

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ワルシャワ市販品のパッケージの展示だったかな。
クワスの瓶を見つけました。
ロシアのノンアル飲料で、めちゃくちゃ身体にいいそうです。
ニコラというメーカーが有名なのですが、コーラと対抗して「ニェット・コーラ(not cola)」からニコラという名前になったのではないか?なんて噂を聞いたことがあります。
ポーランドでも飲まれていたのか…。

たっぷり2時間ワルシャワの歴史と文化に浸りました。
途中から「もう十分」だったのですが、経路通りに上まで行かないと出口がわからない。(気がした。)

しかし実際上まで行ったら下まで飛び降りるわけではないので、経路通りに上まで行っても帰り道はわかりませんでした。

出口見つけるのに10分くらいかかりました。
というか、下まで降りていって、元来た道をたどって、入口に帰っただけなんですけれども。

軍事博物館(の、庭)

旧市街からはだいぶ離れます。
1時間とまでは行かないけど、お散歩。
ほんとは科学館に行く気でいたんですよね。目の前までいったらこれですよ。

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絶対やってない。工事中じゃん。

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いいデザインしていたので、公衆トイレ使って次なる目的地へ。
ちゃんとトイレットペーパー備わっていたのは驚き。

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軍事博物館です。
この日は休館日らしく…中へは入れませんでしたが、外の庭はいつでも開放されています。

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遠足か何かで子どもたちも訪れています。

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衝撃的な位置でみることもできます。
実際戦車対人の構図があったのかはわかりませんが、戦車と真正面で向き合うというのはかなりの衝撃と迫力です。

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庭には平和の象徴、ハトがたくさん。

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それにしても…庭だけでめちゃくちゃ広い。
中には入れなかったのでよくわからないのだけど、軍事博物館の建物は外から見た感じ巨大です。
ほんとうにびっくりするほど巨大な建物なので、次回は絶対中も見る。

ワルシャワ国立美術館

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近代的な建物。軍事博物館からそこそこ近いです。
学生証見せたら入館料無料でした。
寒いから脱ぎたくないっていったけど、問答無用でコートはロッカーに預けられました、寒い寒い…。

ワルシャワ滞在最後は美術館でまったり絵でも見てすごそうかなあってねえ!!

安易。2週間以上旅を続けてなお考えが、安易

広すぎてまったりとかそういう次元じゃなかった。
普通に疲れてしまった。笑
宗教画から肖像画、風景画、絨毯、陶器、食器…芸術品で溢れている。

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特に私にとって衝撃的だったのは間違いなく、宗教関連の展示室。
音声ガイドを借りていたのだけれど、正直基礎知識とか常識みたいなところがなさ過ぎて聞いても全然わからなかった。
「あ~、その話ね。」的なことが、無い。

まわりの人が熱心に解説を読みながら作品を観るをしている中で、正直私は途中で飽きてしまった。
というか、どうしていいかわからなくなってしまった。
なんとも言えない気持ち。せめて知識だけでももう少しあれば見え方が違ったのだろうか。ある程度知識自体はあるのだけど、しっくりこないというか、よくわからないというか。
レアなタイプの違和感を感じられた。

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大量に、ひたすらに、絵。
1枚1枚見ていくだけで楽しい。
気に入った絵はぐっと引き込まれて、しばらく絵の前から離れられない。
楽しい。

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ポーランド皇室の展示室。

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これは絵の飾り方が好きだったやつ
1枚1枚は小さい絵だったけど、絵自体もどれもすきだったなぁ。

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チャイナチックな食器類。中国から入ってきている文化は大きいなぁ~と驚く。東洋画は美術館であまり見かけなかったのだけど、陶磁器とかチャイナチックな食器類だけはどこでも見かけた。

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展示室それぞれの雰囲気が好きだった。
灯の具合とか。
ガラスすらかけてないけど、どうやって管理されているのか気になる。
劣化とかしないのかな~。

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これがいっちばん迫力あってすごかった。
大人2人か3人分くらいの高さの絵。

絵の前に鑑賞席があるんですよね笑

みんな圧倒されて、しばらく座ってぼーーーっと絵を眺めています。
私もその一人…。
単純に大きいだけじゃなくて、大きさに加えてさらに絵がエネルギッシュで本当に近くにいるだけでめまいがしてくるような絵。
インパクトで言えば、優勝。


1日で見た情報量が多すぎて凄まじい疲労感。
日本ではあまり美術館や博物館にいかないのでなおさら、慣れないことはハードですね。

しかしほんとうに、市民や観光客が公園のようにふら~っときて、各々好きなスピード好きなように鑑賞して、感想を語り合ってっていう光景が好き。
こう身近に芸術や知に触れられるというのはとても大事だとおもうのだ…。
宗教画がわからないとか、もやっとするとか、巨大な絵に圧倒されるとか、そういう経験も含めて旅行中博物館美術館に足を運ぶのはいいよなって思うわけです。


ワルシャワ編第2回目の今回は博物館・美術館に絞ってまとめました。
ワルシャワ歴史博物館へ行く方は、ぴったりの現金をお忘れなきよう。笑

次回はワルシャワの食がおいしすぎた話をしたい。
愛強めでお送り致します、お楽しみに!笑

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