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2018年夏、エストニアの森の中で遊んでいた話。その3

どうも、うすしおです。
3回に分けて、大学1年の夏にエストニアの森の中で体験したことを書いています。

その1は↓

その2は↓

最後のその3では、ステイ先の方に連れて行ってもらったタルトゥの街、ラトビアの秋祭り、遺跡、最高峰の山、ショッピングモールなどなど楽しかった思い出を振り返るだけのnote。

今となっては実際に行って下さい!・・・とは言えないけれど、せめて文章を読んで写真を見て、少しでも行った気持ちになってもらえたら嬉しいなーと。

それではさっそく!

まずは現地の学校に連れて行ってもらった話!

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校長先生が案内して下さいまして。
スキー板やスケート靴は生徒が入れ替わる度に全員に行き渡るように買いそろえる。
シャワー室とサウナ室(!!)、ジムも自由に使える。
ロボット作りを学べる部活のようなものがあったり、校内の色んなところにソファが置いてあったりして、私もこんな学校通ってみたかった~!
ステイ先の農園にラトビアから移住してきた男の子がいたのだけど、その子曰く「エストニアでは移住してくるとエストニア語を話せるようになるまで無料でレッスンを受けられるんだよ。」と。

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農園の敷地内。森の中を進むと綺麗で広い湖!
12人乗り手こぎボートですいすいぷかぷかと。
戻るときみんなボート漕ぐの慣れていないのに、桟橋につけなきゃいけなくて大変だった記憶が蘇ってきた・・・。笑

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地元の人が集まるカフェやパブにも連れて行ってもらった。
カフェはちょとした公園のような庭にテラス席があって、夕暮れ時の幻想的な雰囲気が忘れられない。
パブはちょうど居合わせた地元の方々とも色々とお話しできて、最後はハグして「楽しんでちょうだいね」と。優しいなあ・・・。
1時間ちょっとしかいなかったのにお別れの時、涙出るほど寂しくなっちゃって驚いた。

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海辺の砂浜のようにも見えるけれど、ここは湖!
ハンモックに優雅に揺られて、夕暮れの淡く暗くなっていく湖の景色に癒やされた。
こういうところでバーベキューとかしたいなあ~~なんて思う。
普段バーベキューしたいだなんて思わないタチなのに。

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謎の展望台。一番上の平らな部分まで上れる。高所恐怖症にとっては恐怖の頂点のような場所。なんか、、、揺れるし。
そして頂上まで上り切るとなんと・・・!!・・・広大な森林が見えます。笑
この展望台の下は遺跡というか、昔のエストニアの暮らしを展示しているような公園。

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農園にも作ったサマーキッチン
かわいらしくてこのビジュアルめちゃくちゃスキ。

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サマーキッチン以外にも昔の住居が再現してある。
とにかく全部、木。
ずっと森林と共存しながら生きてきたのだなと感じる。

またある日、私たちはいきなりこう言われた。

「今日はエストニアの富士山行くよ!!」

もう夕方よ・・・?
エストニア最高峰に、この時間から、私服で・・・正気???

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はい、エストニア最高峰、Suur Munamägiの入口。
ここから頂上までなんとわずか5分!!!!笑

実はエストニアは標高がとても低い。
最高峰の頂上で標高わずか318メートル
その上に高さ29メートルの展望台がある。

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上まで行くと一体何が見えるのか・・・?

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森・・・だね!!!!

なぜか羽のついた虫が大量発生しており、まさかのカメラに写るほどの数。
落ち着いて景色など楽しめないね!!

でもでも、ちょとよく写真見てもらってもよろしいでしょうか???
中央左寄り、虹が!!!
もう切れかかって端っこしか残っていないけれど・・・笑
いやー、日頃の行いでしょうね、きっとそうでしょう!

10日間滞在していた街はエストニア南東部に位置しており、隣国ラトビアの国境近く。
ということで、ラトビアの村の秋祭りに連れて行ってもらう機会も。
エストニア、ラトビアともにEU加盟国なので、出入国審査などはない。

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エストニア側と

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ラトビア側!!!

えっ・・・こんなただの砂利道に看板立ってるだけ・・・?
ちょっと、ちょっとだけね、しょんぼりというか・・・しましたけれども。

両国の看板の間に線を引いて、みんなで飛び越える遊び、もちろんやりましたとも。
くだらないとおもいつつ、やりたいんですこれ!
見たら絶対やりたくなるんですっ!!笑
「右足エストニア、左足ラトビア!」・・・あ、ちょ、呆れないで・・・。

砂埃を巻き上げ、砂煙の中を進む。
祭りって・・・え、ほんとに地元民が集まる収穫祭みたいなやつじゃん!!笑

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たくさん露店出ていてめちゃくちゃ楽しい。
日本人珍しいので、私が露店見ているつもりが周りの人に私が覗かれているような感じ。くすぐった!笑
小学生の集団には物珍しそうにラトビア語で話しかけられた。
ぜんっぜんわからんので適当に返してたら、「変なやつ~」みたいな目で見られてちょっとウケました。(?)
謎の地元の新聞記者にも捕まった。
最初ラトビア語で話しかけてきたから、わかんないよ~~ってやってたら、次はロシア語で。

いや、ロシア語もわかんないから!!

しかし記者、粘る。
どうやら地元の秋祭りに訪れた奇妙な日本人集団を記事にしたくて仕方が無い模様。
我々、言葉が分からないので曖昧に振る舞っていただけなのだけど、記者さん何を思ったか・・・

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ワッフルクッキー華やかなポップコーンをくれた。
買収?!笑
結果、お菓子で釣られて記事に載ること承諾した大学生集団みたいになってしまった。
なんだかよく分からないけれど集合写真を撮り、連れてきてくれていた農園の人がインタビューに答えて、ほんとに後日地元の新聞に載ったのです!笑
18歳にしてラトビアの地元新聞デビューしました、どうもどうも。

エストニア語ってフィンランド語やハンガリー語と近くて、バルト三国でくくられる他のラトビア語、リトアニア語とは全然違う。
ラトビア人とエストニア人がロシア語でコミュニケーション取っていて、「そうなるのかー!」と驚いた。

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かわいらしいヤギさんがいてね。
振り返ったらね・・・

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ヤギが丸焼きにされていてね・・・。
ちょっとしんみりしたけど、見ていたら次第に美味しそうだなーって気持ち。食べていないけど。

他にも伝統的な農具を試せるところや木彫り体験ができるところがあった。牛乳などの加工含め伝統的な道具を使っているところも見られて、民族衣装も見ることができる。ダンスもね!
楽しくわくわく手拍子したくなっちゃう、あたたかな空間。

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地元の子どもたちによるフリーマーケットもあって、個人的にツボなお祭り。最高!
このお祭りなんかは知っている人に連れてきてもらわなきゃ、旅行できているだけでは知り得なかったし交通手段もなかったであろうから、本当に連れてきてもらえて良かったなあと。

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また別の日はタルトゥ観光。
首都タリンについで2番目に人口の多い街
エストニア最古の大学、タルトゥ大学があり、文化や学問の中心地。

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伝統のダンス。
ちょっとだけと思ったけど、だいぶ長い時間見入ってしまった。

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ナナメになってしまった建物。
これ、かなりナナメじゃない・・・???
目の前に立って見ているとなんだかだんだん自分も首を傾けてしまう。

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街並は落ち着いた雰囲気で。
もうどこだか忘れてしまったけれど、連れて行ってもらったケーキ屋さんが最高だった!
ブルーベリームースのケーキにマカロンのっているのを食べた気がするのだけど、石造りの建物の中庭テラス席で食べたからさらに美味しく感じたのでしょう!

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中には入らなかったけれど、こういうお店の入口がドタイプ。
きゅんきゅんしちゃう。
タルトゥ観光中、そこそこ本気でタルトゥ大学留学考えた。笑

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大好きなマンホールもぱしゃり。
マンホール蓋のデザイン、日本で色々あるのはご存じかと思いますけれど、海外も色んなデザインあって楽しい。

タルトゥの帰り道にはショッピングモールに寄ってくれた。

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中に車の展示とかアイスホッケーのリンクとかあって驚き。
探索していたら本屋さんを見つけて、読めもしないのにエストニア語で書かれたエストニアの歴史の本を買ってきた。
今でも本棚にしまってあるけれど、いつか読むかな。


どこに行く途中だったか忘れてしまったけど、みんな疲れて寝ていたらいきなり「着いたよ」と。
起きて車から降りてみると・・・

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逆さの、、、家
こういうのも色々と見せてくれた。


とにかく観光でエストニアに来ていたら行かなかったであろう場所にたくさん連れていってもらえて、楽しかったな~。

森の中で遊んでいたと言うけど、実際ずっっと森の中にいたわけでもなく、色んなところに連れて行ってもらったなーと。
10日間、あっという間でしたな・・・。

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帰る日の朝、家の前は霧がかっていていつになく幻想的な空気。

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10日前に来た道を、また4時間かけてタリンまで戻る。
ところでどうでもいいけどずっと思っていることがありまして、バス大きくない???いや、大きいんですよ。この巨大なバスがものすんごいスピードで走るからなかなかスリル満点の乗り物。


最終日、タリンで一泊。
空港の近くにホテルを取っていたから、市街地までは離れているし迷ったのだけど、最後に行っておかねば!!と思い立ち旧市街までお散歩。
空港からひたすら一直線!

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やっぱタリンも好きだな~~~。
次いつ来られるだろう・・・なんて感傷的になって。
※2019年夏にまたタリン再訪しています。笑

来るときはフィンランドのヘルシンキからエストニアのタリンまでフェリーを使ったけど、帰りはヘルシンキまで飛行機で。

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ふむ、なかなかいい飛行機じゃないっすか。笑笑
まさかのプロペラ機!!
初めて乗った。

ヘルシンキで乗り継いで、9時間ほどで成田空港。

あまりにたくさんのことを経験しすぎて、しばらく混乱してたなあ。
改めて写真を見返すと、色々思い出が蘇ってきてまた楽しくなる。

あれこれ色々書きすぎてちょっと忙しないnoteになってしまったけれど、世界にはこういう場所もあるのか~くらいの気持ちで見ていただければなと。笑
そして実は、結局2019年夏にもエストニアのタリン、そしてラトビアはリガに行きまして。

個人的には今年か来年春にまた行くことを狙っているのですが、どうなることでしょう。

行きたいところがあって時間もあるのに飛んでいけないことにもどかしさを感じる日々が続くけれど、こうやって過去の記憶を呼び戻して記録して、思い出に浸るのも悪くないですね。

また私のnoteで旅気分味わってもらえたら嬉しいなと思っております。

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