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ロシア・中欧旅行記#12~おうちへ帰ろう~

どうも、うすしおです。

3週間にわたるロシア・中欧旅行もいよいよ最終日。
ハンガリー、ブダペストから日本、成田へ向かいます。

ここまで3週間の旅行記は以下から

ハンガリーは2泊3日の滞在。
初日はブダペスト市内観光、2日目は貴腐ワインの名産地トカイ日帰り観光でした。

3日目朝、5時くらいに目が覚めて、ごろごろ。
荷物は前日夜に詰め終わっているし、空港シャトルは9時55分なので時間がある。

そうだ、フォアグラが欲しい!(唐突)
朝からプチ冒険が始まりました。

8時頃、街へ繰り出す。
お目当ては、フォアグラの缶詰。
コンビニ的なところに入ったが、売っていなかった。

ちょっと小さめのスーパーというか、個人商店みたいなところへ入る。

探しても見つからないので諦めようかと思ったが、とりあえずお店の人に聞くだけ聞いてみようと。
店員のおばちゃん、どうやらハンガリー語しか話さない様子。
ネットで見つけたフォアグラ缶詰の写真を見せると

あぁ!あるわよ!おっけーおっけー

と、缶詰売り場に連れてきてくれた。
「これがトマト、これはオリーブオイル缶ね」
と、解説してくれるわけだが、、、で、フォアグラの缶詰はどこなんだい
どれが何缶かくらいは見たらわかるわよさすがに。

帰国してからふと気づいたけど、どうやらおばちゃん、私が「缶詰」を探していると思っていたらしい。
確かにそりゃそうだ。
つまり私は「フォアグラの缶詰」を探しているのだということを伝えなくてはいけなかったのか。

「グース!レバー?リバ??ダック!!」

関連ワードをカタカナ読みしていくと、何かがどうやら通じたらしい。

「あぁ!!!リバマイ!!」と。

「LIBAMAJ」はリバマイと読むのか。
確かに「TOKAJ」でトカイだものな。

お会計ではしっかり手間賃取られていました。
「探してまわったからその分もらっとくよ」的なことをジェスチャーとハンガリー語で言われました。
最終日でハンガリーフォリント残ってもしょうがないし、相当探し回ってもらったのでいいんですけどね。笑

朝からプチ冒険し、ホステルへ帰る。

ホステルのスタッフに
「時間通りには宿の前にいないと空港シャトルに置いていかれるからね」

と、めちゃくちゃ念を押されていたので9時半にはチェックアウト。
20分寒さに凍えながら外で空港シャトルを待ちます。

来ないね
9:55になっても、来ないね。
もう飛行機に間に合えば何でもいいけどね…。

20分遅れくらいで来た。
ごつめのおっちゃんが降りてきて、愉快に「ハーイ!積み込む荷物はこれかい?!」的な感じで荷物を詰めてくれる。
特に遅れたとかそういう気持ちはなさそう。陽気で愉快だったね。

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10分くらい走って、おばさまを乗せる。
乗り合いタクシーなので、何軒まわるかなどで到着時間が左右される。
しかし早い時間に頼むことはできず、飛行機の便に合わせて迎えに来てくれるのみ。ちょっと不便な気もする。

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見納めブダペスト。
寂しい~~~!!!

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10:40くらいに着きました。
どうやら荷物預けは開始時刻ちょうどにならないとカウンター開けないらしい。
時間になり開いたけれど、カウンターは1つ。
おまけにめちゃくちゃまったりゆったり。
そこでおおらかな感じ出さなくていいよ?!

搭乗口がコロコロ変わって困った。
あれ??いつになったら搭乗口分かるの??

あれ?搭乗口変わった??
と、最後まで不安の種が尽きない。

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空港はそこまで広くないけど、きれいっすね!
お土産売ってるけど高いのでお金ないし買えせんでした!笑

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ワインのテイスティング??
ハンガリーらしいですね。

無事、定刻通りワルシャワに向けて飛びます。

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いい飛行機です。
プロペラ機!
ハンガリー→ポーランドなので出国のチェックは無し。
あとはポーランド、ワルシャワで乗り継げば成田へ帰れる!うん!

うん、、、?
国際線に乗り継ぐのに、乗り継ぎ時間55分、、、???
55分、、、?
何も見てない、、、見てないよ、、、。
一応調べておこう。

「50分乗り継ぎで乗り遅れました。」
「優先的に通してくれることはありません。」
「待ってくれませんでした。」
「混んでいると1時間くらいかかります。」

えっえっえっ…(涙目)

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な、なるようになるさ…。

14:00ワルシャワ到着。
飛行機降りてバスで空港まで戻るやつ。
しかも1台のバスで乗客全員乗り切った。笑
「シェンゲン協定外」と書かれた入り口を通り過ぎ、乗客全員「シェンゲン協定内」と書かれた入り口に降ろされる。

あれ?シェンゲン協定外に出るのにここから行けるのか?不安になる。
今思うとあれは到着便がどこから来たか、だったのだろう。

走る。
空港で走っちゃいけません!なんて怒られそうですが、仕方ない。
めっちゃ道に迷いながら走った。

結果として、14:25には成田行きの搭乗口についていた。
荷物の再検査もなく、出国チェックのみ。
あれ??うそ??そんな早く抜けられんの???
余裕でした。

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プロペラじゃない、大きな飛行機だぁ~~!(当たり前)

思えば成田→ウラジオストクも、ワルシャワ→成田も時間が進むので、海外旅行ではかなり珍しい時間が戻る→進むではなく進む→進むを経験してしまった。

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機内食。
機内食、初海外とか3回目くらいまで一切食べられなかったんですよね。
最近生命力上がってきたのか、これ食べなきゃ次いつ食べられるかわからんぞの気持ちで食べている。

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きれいな景色ですねぇ~~~!

これはこの旅最後のボケ
です。

ひたすら外が美しい青で最高だなと思っていたら、寝られるように明るさを変えられるハイテクな窓だったんですね…。

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わかりますかね、こういうことです。
別に外が青かったというわけではなく、窓が青かった…笑

長い長い空の旅、しかし3週間かけた道を11時間くらいで戻ってきてしまうあっけなさ。

成田に着くと、成田の空気感すなわち安心感みたいな状態です。
たぶん成田空港に降り立った日本人が世界で一番無防備なんじゃないですかね。
そのくらい気が抜けています。

9月30日朝、帰国。
10月1日からは大学の後期が始まります。
一気に普段の生活が戻ってくるので、3週間の旅行は儚い夢のように。

帰ってきて振り返ってみれば、どんなトラブルもめんどくささも困ったことも笑い話。
もちろん渦中にいるうちは笑い話なんてとんでもないですが。笑

終わってしまえば3週間ってのは短いものですね。
2週間目くらいで日本から一番遠いところにいるとき、帰国したくて仕方なかったのに。
やはり「歩いて家まで帰れない場所」って、宙づりみたいな状態で不安になります。本州だと「頑張れば歩いて帰れるしな!」って思うけれど、さすがにエストニアとかではそうは思えませんから。笑

そんなに海外旅行自体が好きなわけではなく、視点がぎゅーーっと狭まらないように、いろんな価値観や歴史、宗教観、食文化に触れるために、そういう感覚で旅に出るので、旅人としてはちょっとイレギュラーなのかもしれません。
人と関わるのもそんなに好きではないし、日本が嫌いなわけでもないし、海外の生活が自分に合うとか、そんなことも全然なくて。
好きな場所は日の当たる部屋の布団の中ってくらいの人間なんですよね。

そういう人間があえて外へ出て海を越えて旅をしてきた日記。
そういう人間に、旅での風景はどう映っていたのか。
そんなことを垣間見れるようなnoteになっていたらいいなと感じています。

ロシア・中欧旅行記、長らくお付き合いありがとうございました。

これからは番外編やお役立ち情報などあげつつ、去年以前の旅行記も徐々に上げていこうかなと!
これからもうすしおのnote、ぜひお付き合いくださいませ~!

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