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下書きにたまっているこれは何だろう

限界文章や、自分がパッと思いついたことをnoteに公開し始めて4か月がたった。
本当に思い付きの文章ばかりで進歩はあまり見られない。
でも、自分が思ったことを言葉に直して視覚化することが大事なのであって、進歩は目的に含まれないからこれでいい(いや多分含んだ方がいい)。
進歩はまた進歩したいときに考えることにする。

しかし本当に進歩の無いこと…と自分を少し情けなく思う瞬間があるとすれば、下書きがどんどんたまることだろう。
X旧名Twitterが大好きでよくつぶやいたりつぶやきを見てハートをおしたりしているが、なかなかどうしてツイートが下書きにたまり続けていく。
会社で使っているメールツールにも何十件と下書きがたまっている。
送らなきゃいけないメールを二重で書いているときや、なぜかメールの下書きをメモ代わりにしていたり、必要だと思えない下書きがたまっている。
noteも例にもれずずらっと下書きがたまっている。
まだ初めて4か月しかたってないくせに、いっちょ前に下書きがぎゅう詰めだ。
しかも、同じトピックで2個の下書きがあることもある。
文章を起こしてまた再構成しよう、もう一度私の考えをまとめようということで二つ下書きを作っているなら意味がある。
しかし私の場合、新しく書いてみよう!前のは参考にせん!といった具合で全く関連性も内容の進歩もない同じトピックの下書きが、どちらも公開されずに沈んでいる。

下書き欄に沈殿している下書きたちは、開いてみると意外と面白い。
X旧名Twitterでは、ツイートに及ばなかったもの、下書きに保存したときの瞬間最大風速を感じる言葉が多い。
意味不明だったり、どのタイミングでこんなこと思ったんだ?というものもあれば、ああ、この時は相当悩んでいいたな、怒っていたなと、当時のことを思い出すものもある。
つぶやきという気軽お手軽な部分が、新鮮さを保っている気がする。

noteの場合、微妙に鮮度が失われていることが多い。
これを文章記事にしたら面白いんじゃないの?と考えて書き始めているので、結構脳内や文章上でこねくり回しているからだ。
下書き記事を見ていると、もうちょい涼しいところに保管しておいた方がよかったんじゃない…?という、若干腐っている文章もある。
もちろん前述のとおり、私には文章力はないし今のところ文章力アップを目指してもないので、美しく正しい文章になっていないことを指摘したいのではない。
書きながら自分の中で考えがぐちゃぐちゃになって、文章追加したり抜いたりしてたら肝心な自分の考えもわからなくなって、もうどうにもできなくなっちゃった、みたいな文章がひたすら保存されている。
手の施しようがないのでそのまま放置している。
が、書き出した自分と今の自分は結局同一人物なので、目の付け所や切り出し方に、その時の興味を見つけられて面白い。
放置はしているが、もう少し時間がたてばまた私の中で興味がわいて、今度こそ書ききれるようにちゃんと冷蔵庫で保管したりするんじゃないだろうか。

noteにはたくさん字を書く人たちがいる。
みんながみんな、ノウハウがあって下書きにも意味があって…という健康的な人ばかりではない(主に私のこと)。
興味深いことや自分の考えをまとめていろんな人に見てもらいたいのに、下書きにだけため続けて自己嫌悪になることもあるが、もうちょっとフランクに文章を投稿しようと思うようになった。
だからこそ下書きにたまり続けている文章たちは下書きではない気がしてきた。
X旧名Twitterもそうだが、どちらかといえば日記に近い。
その日にあったことを記しているわけではないけど、その時に感じたことや考えを、文章の中から見ることができる。
自分の思考のコンディションがわかる。
そして、下書きに入っているトピックスは自分の中で興味がわいたことだから、材料庫みたいな感覚もある。
鮮度の落ちた(ないしは腐った)文章だけがたまっているわけではない。
書き出しの一文だけが入った下書きや、題名だけの下書きがあったりして、瞬間的に文章化したいトピックを保存していることもある。
今のところまだ書き進められていない瞬間的興味が多くあるので、もしかしたら保存する瞬間に書いた方がよかったトピックもあるかもしれない。
それでも材料としてあって損はないのだ、そこから派生した文章を書くこともあるし。

下書きを削除する考えを持ったことはない。
興味のあることをきちんと構成して公開できないことで自己嫌悪になったり悔しかったりすることもあるが、ただ、おもちゃ箱みたいで、面白くて、大事に思っている。
それでも世に出ないし、今のところ下書きが消化される日も来ない(予定)。
本当に一体何なんだろう。
下書きって本番書きの前段階のイメージだが、私にとっては違うし、他の人たちの下書きはどうなっているんだろう。
私なんかよりよっぽどたくさん下書きが沈殿している人もいるかもしれないし、下書きなんて一つもない!全部公開するか、そうじゃないのは消す!という人もいるかもしれない。
いろんな人がいるけれど、私の下書きにはこれからもいろいろな文章がたまっていくことだろう。
公開…も頑張ろう、ためているばっかりじゃもったいないし。

文章を書くことが好きだ。
言葉を選んでいる時間も好きだ。
とりあえず今はそれでいい。
下書きという沈殿も、私の文章で言葉なのだから、このまま大事にしていようと思った。

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