見出し画像

プログラミング教育について②

2020年度から、すべての小学校でプログラミング教育が必修化される。
その内容と、私の意見をまとめていきます。


【私の基本スタンス】
プログラミング教育は絶対やったほうがいい。
しかも実際にコードを書いて、なにかを動かす程度までやったほうがいい。
また、本気でプログラミングをやるなら数学もいままで通りしっかりやったほうがいい。ITによって何ができるのかを知る必要があるから。
プログラミングを知っていれば選択肢と視野がものすごく広がる。
視野や選択肢を広げてあげることが学校の重要な役割。


【なぜプログラミング??】

「プログラミング教育必修化」を聞いて、予備知識やフィルター無しで考えたとき、自分は以下の目的があるんじゃないかと考えた。

現在の私の考え
①第2のSteve jobsを日本で生み出したい「ヒーロー育成計画」
②プログラミングで「何ができるのか?」を一般教養にしたい
③「プログラミング的思考」を身につけさせたい


①のヒーロー育成計画については前回の記事で書きました。ぜひ読んでください。
https://note.mu/ussii_ashibe/n/n825f88b2475e

今回は②プログラミングで「何が出来るのか?」を一般教養にしたい件について書いていきます。

【②プログラミングを一般教養にすることのメリット】
プログラミング教育によってどういう状態を目指すかというと、以下のような会話が平然と日本中で起こる状態を目指すわけです。

A「この業務、めんどくさいんだよねえ~」
B「ああ、それプログラム書けば自動化できるね」
A「そうか。やってみようかな。誰かに書いてもらおうかな」
B「ニーズが多いなら、アプリを創ってリリースすればいい」

かなりざっくりとした想定ですが、上記のような会話が”平然と”行われていたら、日本のIT産業って盛り上がりそうじゃないですか?

つまり、「プログラミングで何ができて、プログラミングで何ができないのかを知っている」というのが重要なことです。それは、自分がコードを十分に書けることはあんまり重要ではなく、「コードが書ける人がいて、解決する方法がどこかに存在している」ということを知っていることが重要だと思います。


【問題解決能力が大切】

教育の要素っていろいろあると思うんですが、その中の一つに「問題解決能力」を身に着けさせることはかなり重要な要素です。
つまり、生きていく上で「困ったなあ~~」となったとき「こうすれば解決できそうだ」となってくれればいいんです。
ところが、いろいろ知らなかったり、能力を身につけられていないと「困ったなあ~~」の状態でずっと過ごしてしまうんです。
日本にいる限り、現状ある程度の生活水準はほぼ保証されています。だから、軽い「困ったなあ~~」程度のことなら、そのままほっといてもなんとか老いるまで生き続けられちゃうと思います。
本当は、いくらでも解決する方法があるのに「困った状態」で過ごしてしまう。こんなに不幸な状態はありません。端からみていると悲しくなります。

ということで、「問題や課題を解決する力」が重要になります。そのまんまにしない力です。その中の一つに「プログラミングを知っている」能力が必要だと思います。
今、世の中にあるかなり多くのものがプログラミングなくして成り立たないはずです。
それを知っているだけでも「解決手段」を考えることができる。

まとめると、「プログラミングで何ができるのかをある程度知っている」ことを「一般教養」とする。これが、プログラミング教育を必修化する1つの目的だと私は考えています。


③「プログラミング的思考」を身に着けさせる

プログラミングを身に着けさせるんじゃない、プログラミング的思考を身に着けさせるんだ、という話がありますが、私はこの話は慎重に考えたいと思っています。

なぜなら、プログラミング的思考は現行のカリキュラムで十分習得可能だからです。まずは、「プログラミング的思考」という言葉を定義しないとですね。

この話は次の記事にまとめようと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?