Yusuke Asada

音楽プロデューサー/作・編曲家 (有)エニシング・ゴーズ代表 JSPA(日本シンセサイ…

Yusuke Asada

音楽プロデューサー/作・編曲家 (有)エニシング・ゴーズ代表 JSPA(日本シンセサイザープロフェッショナルアーツ)代表理事

最近の記事

AIで実現するメタ視点 〜本が出ます

AI時代の職業作家スタイル 逆張りのサバイバル術 本がでます。 AIに対して反AIを旗印にネガティブトレンドが蔓延っているなか、諸問題の解決は当然必須としながら、ツールとしてはポジティブに捉え使いこなそう、きちんとした知見を共有しよう、という趣旨の本です。 ちょうどこの数日で脱稿しPDF形式の本を読んでいるのですが、我ながら面白いし、次の創作意欲を刺激してくれるものになったと自負してます。 木材と本と学者 そもそもなぜ僕がAI、こと音楽制作でのAI利用に対して積極的かと

    • ミュージシャンの生態系

      特殊生物 先日とヤマハのVX-βのR&Dチームと作家ソンと言うイベントをやった。 作家ソンの模様は以前の記事をご覧ください。 そもそもnoteを始めるきっかけにもなったイベントなのですが、その後テーム方々から、 「実際のプロの活用の仕方がみれて面白かった」 「プロの意見を聞くことができて参考になった」 とお言葉を頂き、やった甲斐あったなぁと思いつつ、会話に出てきたワードで気になったものがあった。それがタイトルにもあるミュージシャンの生態系である。 「一体どんな風に毎

      • あえて老害という選択肢

        “ひらきなおる”という戦略 歳をとることにあまり否定的ではなかったが、ここにきて自分が歳をとったなぁと実感することが増えた。 具体的には「頭が硬くなった」なぁと思うことが増えたのだ。 自分は比較的柔軟な発想の持ち主だと自負していただけに、ショックも大きい。 もともと物覚えが悪いので、記憶力が落ちたかどうかは知る術がない。 加齢とともに脳は萎縮していくそうだが、その副産物として発想の柔軟さも失われていくのであろう。色々と気になるし、あまつさえ文句もつけたくなる。 ということで

        • 趣味作曲のすすめ

          音楽のちから 音楽を聴くことが脳に良いというのは数々の記事で目にします。 僕が実際観た映画「パーソナルソング」では認知症やアルツハイマーの患者が若い頃に思い入れのあった音楽を聴くことで、症状が劇的に改善する感動的なシーンがあり、音楽に携わる一個人として感慨深い想いになったことがあります。 認知機能が低下し感情の起伏がなくなったり、会話でのコミュニケーションがなくなってしまった人が、音楽を聴くことで記憶や感情を取り戻すというのは非常に興味深い現象で、機能回復のトリガーとして

        AIで実現するメタ視点 〜本が出ます

          音楽生成AIは音楽家を殺すか?

          音楽生成AI の脅威?! 結論から先に言うと殺されることはないでしょう。 ただし制作のプロセスや必要になるスキル、創作へのマインドセットは大きく変わるでしょう。 昨今suno.aiやudioなどの音楽生成AIが話題になり、僕自身も遊んだりしていますが、それまで特殊技能であった音楽制作が誰でもプロンプトで作ることができるようになり、相対的に音楽を作る・作れることへの価値が低下するのではないか?という論旨の議論がされています。 そういう気持ちになってしまうことは理解できるの

          音楽生成AIは音楽家を殺すか?

          「プロジェクト・ヘイル・メアリー」への偏愛

          読書という業 そもそも子供の頃から読書中毒なのだか、その理由はあきらかに父親のせい。 学校から帰ってトイレを開けると父が本読みながら用を足しててビビったり、風呂に本を持ち込んで入浴してたり。 おかげですっかりトイレとお風呂は読書スペースになった。 活字を見ていないと落ち着かず、以前ロスに1ヶ月間レコーディングで滞在したときは、車で移動が基本のロスでは追加の本が買えず、日本から持っていったサンレコという月刊誌を編集後記やお店の人のコメントまで読みつくす次第。 まったくもって

          「プロジェクト・ヘイル・メアリー」への偏愛

          note始め〼

          反AIラッダイト運動!先日4月6・7日と作家ソンを実施しました。 ARSというプロ・アマチュアのクリエイターチームによるAIの勉強会のグループを山口哲一さんと立ち上げ、そのチームでヤマハのVX-βというAI技術を使った歌声生成の勉強会をやろうとなり、作家xハッカソン=作家ソンをやりました。 ARSとは? AI Resonance Society(AIに共鳴する集まり)の略なんですが、そもそもは僕がとあるAIに関するアンケートで、AIへの不満や不安しか選択肢になく、なんじ