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勝部元気さんの論点逸らし。

結婚は一人ではできませんが出産は一人で出来るし、むしろ出産において男性が出来ることはとても限られてます。愛妻の出産と真摯に向き合った男性ほど、己の無力さを痛感するはずです。

そもそも、結婚と出産を並列に挙げている勝部さんのほうが圧倒的に価値観が古いですよね。シングルマザーについては彼はどういう見解をお持ちなのでしょうか?子供なんて別に結婚しなくても産めるのですけどね。

そして同性婚へと論点を巧みに逸らしておられますが、本来の論点は出産であって結婚はどうでもいい話です。「女性のみ結婚が仕事に影響を及ぼす」なんて誰が言ってるんでしょうかね?藁人形論法すぎて草も生えません。結婚なんて仕事になんの影響も及ぼさないし、結婚を機に寿退社する女性なんて今やほとんどいないのでは?

ここからは、勝部氏が論点とする「女性のキャリア」の話からは少し逸れますが、今の時代、変えなければいけないのは、できちゃった結婚やシングルマザーへの偏見です。少子化を止めるためには、でき婚やシングルはむしろ奨励されるべきかもしれません。

結局のところ、女性のキャリアにとっての障害は出産(と育児)だけであって結婚は関係ないので、「出産が女性のキャリアの障害にならない社会の仕組み」を考えた場合、結論は同じになるんじゃないのでしょうか。

なお、同性婚についても少し触れておくと、そもそも、進歩的な考えからいうと「結婚」という制度・仕組み自体が古い価値観なのに、そこにこだわる勝部氏が、他人の考えを「価値観が古い」などとこき下ろすのは、天に唾する発言ではないでしょうかね。それと蛇足だけど「価値観が新しい=正しい」「価値観が古い=正しくない」というのも新しさに訴える論証っていうんですけどね。


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