潮佳澄

雑多に書き物を載せます。 ★保護猫の預かりボランティアをしているので、常に猫たちの里…

潮佳澄

雑多に書き物を載せます。 ★保護猫の預かりボランティアをしているので、常に猫たちの里親募集中です★ Twitterアカウントがプロフィール代わりです。

最近の記事

春になると小豆島へ行きたくなる : 思い出と本の話

瀬戸内海に浮かぶ香川県の離島、小豆島。 琵琶湖よりは小さくて、東京の多摩市よりはちょっと大きい、日本で19番目に大きな島は行ってみるとけっこう大きい。 神戸・三ノ宮にあるフェリーターミナルからジャンボフェリーで3時間半。神戸に住んでいた頃は小旅行にちょうどいい距離の島でした。 何より、移動が船というだけで新幹線よりかなり遠くに行った気分になれるので、なんだかんだで4回、行ったことがあります。 瀬戸内の島に逃避行したくなりがち。 ほぼ毎年、春になると行きたくなります。

    • 「子ども本の森 神戸」へ娘(1歳2ヶ月)と行ってきました

      2022年3月に開館した「子ども本の森 神戸」へ娘(1歳2ヶ月)と一緒に行ってきました♪ 司書目線で気になった施設の特徴と、赤ちゃん連れで行く時に知っておくと良さそうなことを書いておきます。 入館方法と混み具合私は水曜日の13:30~15:00の枠で入館予約をして行きました。 公式サイトで来館予約ができ、平日は空き枠があれば当日でも入れてもらえます。通りがかりで入ってきている大人も多そうでした。 2024年3月からは入館予約なしの時間もあるようなので、今までより来館者は

      • 味がわからなくなったから、なんとかして食べ物を味わおうとしてる

        新型コロナウイルスに罹りました。 2月9日に自宅で検査キットを使ってコロナ陽性。今日で最初の発熱から13日目。さすがに平熱で過ごしていますが、少し動いただけで倦怠感が強いのと味がわからない症状は今も続いています。 味がわからなくなったのは、最初に出た38.5℃の発熱から解熱剤を飲んでも38.0℃前後の熱が続いた翌々日の朝でした。鼻づまりがあったせいで朝は「なんか味薄いな?」くらいだったのですが、夜にワサビを食べても舌が痺れるだけで味がしなかったので気づきました。 コロナの

        • 新年のご挨拶とお知らせと今年の目標みたいなもの

          まずは何をおいても新年のご挨拶ですね。 あけましておめでとうございます! 本年もどうぞよろしくお願いいたします まだお会いできていない方は会える日を楽しみに1年過ごしますのでこれからもよろしくお願いします お知らせ 2023年はWebでまったく文章を書かなかった1年でした。ただ、珍しく紙媒体とのご縁がありました。新年から昨年の振り返りになってしまいますが、送り出せた文章3つをお知らせします。 1.『大阪の生活史』筑摩書房 に聞き手として参加したインタビュー「お父ちゃんが写

        春になると小豆島へ行きたくなる : 思い出と本の話

          神戸の今と昔とのあわい:活動のサポートをお願いします。

           フリーペーパー「神戸の今と昔とのあわい」を応援いただきありがとうございます。 フリーペーパーを手にとって、さらに応援のためにnoteの有料記事にアクセスしていただけるなんて、お礼だけでは足りないくらいです。  神戸から無くなる景色に興味を持って、活動を応援をしてくださっているのか、そうではなくとも少なからずフリーペーパーの内容にご賛同いただけているのかと思います。  私がお礼の代わりというのもおこがましいですが、こちらの記事では、垂水廉売市場で店主をされていた方へ聞き取

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          神戸の今と昔とのあわい:活動のサポートをお願いします。

          400字掌編「地図にない島」

           島は地図になかった。  水色に塗られた地図の海の上に指で丸を描きながら、彼は何度目かの言葉をつぶやいた。 「ここに島があるはずなのに。おかしいな」  お互いの名前を知らないまま、自分たちの居場所がわからない男女が、一冊のガイドブックをのぞきこむ。地図にない島の所在を確かめ合う。 「船で行くの?」 「東の方に海を越えるゴンドラがあるって聞いたから、それで行くつもり」 「私は東から来たけど気づかなかった。島には何があるの?」 「水族館に、バカでかい娯楽タワー。空調

          400字掌編「地図にない島」

          大阪・天王寺七坂が出てくる小説を紹介する観光ガイド

           2021年の10月に俳句関係の方から依頼を受けて、「天王寺七坂を歩く」をテーマにして講演をしました。当日は俳句の吟行会で、大阪・天王寺周辺を吟行して、選者が選句をしている90分間に写真をまじえて天王寺七坂を紹介してほしい、と声をかけてもらいました。  私のWeb記事を見て連絡をくださったありがたい話で、Web記事も読み流されるばかりでなくて、いろんな人に読んでもらえてるんだなぁ、と思えたお仕事でした。きっかけになった記事は↓ とにかく楽しんでもらおう、と考えたのが観光ガ

          大阪・天王寺七坂が出てくる小説を紹介する観光ガイド

          大人のブックトークは楽しいかも、という話

          たまに大人向けの「ブックトーク」をしたいなぁ、と思う時があります。準備に手間がかかるのでなかなか実行はできていませんが。 「ブックトーク」というのは、そのまま広く「本の話」の意味で使われることもありますが、図書館司書の資格課程で習う読書推進の手法の一つです。本に興味をもってもらうために司書が本を何冊か紹介する方法。 ちょっと固いですが辞書的には次のように説明されます。 「順序良く合わせ」、「本への興味を起こさせる工夫」がポイントで、言うのは簡単だけどなかなか難しい。 多い

          大人のブックトークは楽しいかも、という話

          猫と暮らすことになった言い訳

          前の記事で実家猫の他に「今の家で猫を飼うのは責任がもてない」とつらつら書いていたのに、2022年の年明けから猫2匹が家族に加わりました。 正直、前の記事を書いている時、すでにかなり気持ちがぐらついていて、踏みとどまるために書いたようなところがあります。 一緒に暮らすことになった2匹は、保護猫ボランティアで預かった初めての2匹で、きょうだい猫です。今の名前はトラとリリー。キジトラのトラとさび猫のリリー。名前は寅年に来たからそのままトラにしたのとリリーは谷崎潤一郎の『猫と庄造

          猫と暮らすことになった言い訳

          猫本を思い出して猫がいない寂しさを埋めてる

          家の中での癒しを求める人が多くなったらしい。そのおかげか猫を飼う人が増えたとか増えてないとか・・・。 私は実家に12年のつき合いになる元ノラ猫(以下、彼女)がいます。でも、コロナのせいで彼女になかなか会えない。 寂しさを埋めたいのと猫ブームでノラ猫が増えるのが心配で、猫助けのために保護猫の預かりボランティアを始めました! ・・・・・・。 いえ、カッコつけずに言うと猫でしか埋まらない穴を埋めたかったのが主な理由です。 でも、住まいやら夫婦のことやらを考えると今のところ

          猫本を思い出して猫がいない寂しさを埋めてる