地元のお店を応援したい
新型コロナウイルスの影響で、飲食店の売上は良くて3割、ひどいところでは1割以下に減ってしまったという。
ファストフードは、テイクアウトやデリバリーによって、減った売上の一部をなんとか取り戻しているという状況だ。
飲食店という密閉空間に、長時間閉じ込もることに抵抗を感じる人が多いということなのだろう。
茅野市のお店も、観光客をターゲットとしているお店が多いこともあって、その影響は少なくはない。
例年であれば、県外ナンバーの車がたくさん走っているビーナスラインも、今年は閑散としているからだ。
お店によっては、「しばらく休業」という看板を出している。
それも1か月近く長期休業だ。
飲食店は、蒸気機関車のようなビジネスだと思う。
動き出すために、時間と準備を必要とし、一度動き始めるとすぐに止めることが難しい。
お客さんが見込めない状況だと、スタッフのシフトを減らさなければならないし、材料を仕入れることも難しい。
また、「もしかしたら自分も感染しているかもしれない」、「もしかしたら相手が感染しているかもしれない」と想定して行動することが大事だと言われるこの状況。
いくら、お店で働いている人たちが予防対策を徹底して、毎日検温、手洗い、消毒を欠かさずにしていたとしても、外からやってくるお客さんが本当に安全かどうかは分からない。
飲食店は、料理とサービスで、お客様の信頼を得ることで常連さんを作ることができる商売なのに、お店にやってくる不特定多数のお客さんを疑わなければいけないとなると、営業することそのものが難しくなってしまう。
こういうときこそ、お互いを信用しなければならないのに、今はどうやって信用すればいいのかがよく分からない状況だ。
いくら、国が緊急事態宣言を出したとしても、国がすぐに死ぬわけではない。
本当に緊急事態で困っているのは、実は身近にある個人規模のお店なのかもしれない。
このまま何もしないで、今のことばかり考えていたら、飲食店がどんどん無くなってしまうことだってあり得る。
そうなれば、地元で美味しいものを食べられなくなってしまう。
だからこそ、こんなときはお客さんとして地元のお店を応援したい。
自分の好きなお店をたくさんの人に伝えたい。
あわよくば、コロナが終息したら、たくさんの人に来てもらえるように、このノートで私の好きなお店を紹介したいと思う。
(続く)
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