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「ワクチン接種会場」こそ、今、世界が共に戦っている場所なのかもしれない
とある番組で、ワクチン摂取会場の映像が流れていた。
スタッフはみんなその日集められた他人同士。でもお医者さん、看護師さん、薬剤師さん、アルバイトのスタッフもみんなすぐに内容を飲み込んで、作業に取り掛かる。
受付窓口に配置された看護師さん、アルバイトの職員は、わかりやすい言葉でお年寄りに話しかけながらもテキパキと接種表の記入を手伝う。
お医者さんは、丁寧にワクチンの説明をして、接種者からその日の体調を慎重に聞き出す。
接種に訪れた人も、自分だけが長話してはいけないと、お医者さんの言うことを静かに聞いている人がほとんど。
ワクチン精製担当の看護師さん薬剤師さんは、無駄な言葉を交わすこともなく、役割分担をしながら、ワクチンの容器に生理食塩水を注入して、規定通りにまぜて、注射器で薬液を抜き取っていく。
ワクチン接種担当の看護師さんは、「じゃあここすわってくださいねー。ちょっとちくっとしますよぉ」と、おじいさん、おばあさんを見事に誘導。
他にも、アルバイトの職員がたくさん配置され、一つの手続きが終われば、必ず何名かの誘導員がそれに気づき、次の場所に誘導する。接種者は、絶対に迷うことはない。
その会場の運営責任者であるイベント会社のスタッフ、苦情対応する行政の職員。
効率的な運用で、その会場では一日500回以上の摂取が行われているそうである。
彼らを見ていて「まさにプロフェッショナルだ」と思った。
そして、このような会場が、日本中、世界中にあって、世界がコロナウィルスと戦っているのだと思うと、なんだか感動してしまった。
もうすぐ、この日本でオリンピックが行われる。世界の国々から、それぞれのスポーツの代表者が集まって競技を行われる(いろいろな批判はあるけれど、そのスポーツ自体を批判する必要はない)。そして、国立競技場は、その中心だ。
でも、今本当の意味で、今、世界人々が共に戦っている場所は、世界中に無数にあるワクチン会場なのではないか、とその映像を見て思った。
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