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型抜きバウムは「手間」を「価値」に変える斬新な発想

先日、「型抜きバウム専門店」の商品を実際に食べてみて、改めてその斬新な発想に感心した。

この商品、これまで単に「かわいい」、「面白い」と思っていたのだけど、よくよく考えると

「手間を価値に変える」大胆な発想の転換である

ことに気付いたからだ。

というのも、実際に食べてみると、綺麗に型を抜くのは結構難しくて、角がかけてしまったり、ヒビが入ったりする。もちろんそれが楽しいからいいのだけど、よくよく考えると、結構な「手間」である。

そしてもし、この商品を型抜きした上で販売しようとしていたら、製造者がその手間を割くことになるし、パンダなどのキャラクターの形はガタガタしているので、輸送時の事故を避けるために、それぞれの形にあったケースや厳重な包装が必要になってくる。

それでは、とても採算は合わない。そもそも、そんな商品は何の斬新さもないので、話題にもならないだろう。

でも、あえてそのまま販売することで「型を抜く」という「手間」を商品の「価値」に変えてしまったのだ。

このお菓子が、こう言った点をどこまで考えてから企画がされたものなのかはよくわからない。でも、お菓子以外の様々な商品やサービスにも応用できる考え方であり、非常に参考になった

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