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京都のちょっといい「足元の話」
京都に来ることがあったら、商業施設のトイレを利用するとき、ぜひ足元を見てほしい。
洗面所や男子用小便器の前に、きっと点字ブロックが埋まっているはずだ。
これはもちろん、視覚障害者の方がトイレを円滑に利用できるために設けられたもの。他の都市の場合、商業施設ではトイレの入口まで誘導していることは多いけど、洗面や便器の前に設置しているのは、京都以外では意外に少ない。
実は、京都は日本で初めて視覚障害者のための学校「京都盲唖院」ができた街。だから、視覚障害者の方への配慮が根付いているようだ。
観光に来たとき、点字ブロックは、スーツケースのコマが引っかかったりしてあまりいい印象はないかもしれない。でも、この街に来てくれたみんなが同じようにこの街を楽むために必要なものなのだ。
そして、世界有数の観光都市である京都がバリアフリーに取組むことは、実際に利用する人が便利になる以上の効果がある。
世界中の人が目にすることで、その思いを広げることができるから
だからみなさん、京都に来た時は、観光都市のあまり表に出ないこんな一面もぜひ見ていってください。
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