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わんちゃんのしゃっくりが止まらない!考えられる原因は?対策はある?

わんちゃんも人と同じように、「ヒクッ」としゃっくりをすることがあります。すぐ治まるようであれば安心ですが、長時間続くようなしゃっくりはわんちゃんにとってストレスになることもあります…。

ということで今回は、わんちゃんがしゃくりをする原因とその対策をご紹介します。

しゃっくりは横隔膜のけいれんだった!

わんちゃんのしゃっくりは、人のしゃっくりと同じく、横隔膜のけいれんによるものです。横隔膜がけいれんを起こすと同時に、声帯が閉じて空気の流入が阻止されるため、「ヒクッ」という声が出ます

では、横隔膜のけいれんはどうして起こるのでしょうか?詳しく解説していきます。

【原因その1】呼吸の乱れ

横隔膜は人やわんちゃんが息を吸うときに使う筋肉で、呼吸活動の7割方を担っているとも言われています。つまり横隔膜は、呼吸とも密接な関係にあり、もし呼吸に異常があれば横隔膜も刺激を受けることになります

例えば激しい運動をしたとき、ハアハアと呼吸が乱れることがあると思います。その拍子で、しゃっくりを引き起こす…というケースが多いです。その他にも、ストレスや不安による呼吸の乱れでしゃっくりが起こることもあります。

【原因その2】早食い

早食いがしゃっくりの原因になることがよくあります。特に、食欲旺盛で元気なパピーは、フードを早食いしがちゆえに、しゃっくりも起こしやすいです。

また、ドライタイプのフードは、胃に入ると水分を含むため膨張します。すると、胃が膨らみ横隔膜が押される形になり、横隔膜が刺激されしゃっくりを起こしてしまいます

【原因その3】肥満

肥満傾向にあるわんちゃんは、内臓にも脂肪の量が増大。脂肪に押された内臓は圧迫されて、横隔膜にも刺激を与えます。その結果、しゃっくりを引き起こすことにつながります。

肥満が原因の場合、常に横隔膜が刺激を受けている状態になるため、しゃっくりが断続的に止まらなくなる恐れもあります…

【原因その4】病気の可能性も

わんちゃんのしゃっくりの原因として、最も深刻なものが病気です。呼吸器や心臓に疾患があると、長時間しゃっくりが続きます。しゃっくり以外にも、運動を嫌がったり、ハアハアと呼吸が荒く苦しそうな状態である場合は、速やかに病院を受診しましょう。

しゃっくりを止める方法&対策

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気付けば治まっていた…というしゃっくりならいいのですが、なかなか止まらない場合は心配ですよね。そんな時は、少しでも早く治まるように飼い主様が手助けをしてあげましょう。しゃっくりがクセにならないために有効な対策も、合わせてご紹介いたします!

●気分を落ち着かせよう
まずは、しゃっくりを引き起こした要因を取り除くことが大切です。

激しい運動やストレス、呼吸の乱れなどが原因の場合は、わんちゃんの気分を落ち着かせてあげてください。落ち着かせる方法としていちばん効果的なのは、撫でることです!わんちゃんをベッドや飼い主様のひざ枕などに寝かせ、楽な姿勢になったわんちゃんの頭から背中を優しく撫でてあげましょう。

呼吸の乱れではないケースでも、しゃっくりが止まらないわんちゃんは緊張感やストレスを感じています。まずは落ち着かせることが大切です。

●水を飲ませよう
私たちは、しゃっくりを止める方法としてよく水を飲みますよね。実はこの方法、わんちゃんにも効果があります!

「水を飲んで」のコマンドができないわんちゃんは、飼い主様の手を水で濡らして舐めさせてあげましょう。横隔膜のけいれんを抑えるだけでなく、飼い主様の手をペロペロ舐めることで気分も落ち着いてくるので、一石二鳥の効果があります

水以外にも少量のヨーグルトを舐めさせる方法もありますが、乳製品はお腹を下すことも…。お腹が弱いわんちゃんは、豆乳ヨーグルトを代用するといいでしょう◎

●早食いをさせない工夫をしよう
早食いが引き起こすしゃっくりの場合は、急いで早く食べる習慣を改善することが大切です。フードの量を減らさずに食事回数を増やしたり、食器に入れるフードを2~3回に分けるなど工夫をしてあげましょう。それでもなかなか改善されない場合は、飼い主様の手から少量ずつ与える方法もあります◎

パピーの早食いは年齢とともになくなっていくケースが多いです。しゃっくりを引き起こさないのであれば、そんなに心配することもないでしょう。

●肥満解消のためにも、食事を見直そう
肥満によるしゃっくりのケースは、何よりもダイエットに励みましょう。ダイエット用フードに切り替えたり、フードを減らして茹で野菜や豆腐を加えてもGOOD!

極端にフードの量を減らすことは、食べることが好きなわんちゃんにとって酷なことです。飼い主様の創意工夫で、わんちゃんがストレスなくダイエットに励めるよう応援してあげましょう

◎あわせて読みたい記事
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●わんちゃんの社会化を目指そう
意外と思われるかもしれませんが、わんちゃんのしゃっくり対策は社会化とも関係があります。

しゃっくりの原因とされるストレスや不安というのは、社会化できていないわんちゃんが頻繁に抱えやすいものです。他のわんちゃんや人に出会うだけで、怯えたり不安に感じたり…社会化ができていないと、さまざまな状況でしゃっくりが起こってしまうのです…。

周りの環境に慣れてもらうためにも、社会化トレーニングをしてあげましょう。わんちゃんにストレスをかけない程度で外出をして、時には他の飼い主様やわんちゃんと会える場所に出向いてみましょう。緊張しいわんちゃんはバッグに入った状態、もしくは抱っこした状態でも大丈夫です。少しずつ時間をかけて外の世界を知ってもらい、社会性を身につけましょう

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今回は、わんちゃんのしゃっくりについてお話しました。いかがでしたでしょうか?

ほとんどのしゃっくりが生理現象ですので、さほど心配することはありません◎もし長時間続く場合などは、病気の可能性もあるので注意しましょう。

●ライター:子安知保
●編集:うしすけチーム

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