カルナック神殿とルクソール神殿 ー ナイル川東岸(生者の街)
古代都市テーベ(現ルクソール)と墓地遺跡はエジプト新王国時代(紀元前1550頃~前1069年頃)の遺跡群。ナイル川によって東西に別れ 西側は死者の街 東側が生者の街とわかれています。
古代エジプトの遺跡はどこもとにかく巨大‼️ カルナック神殿もルクソール神殿もとにかく大きい。それだけ古代エジプトのファラオが絶大な力を持っていたということなのでしょう。
カルナック神殿
古都テーベのナイル川東岸地域、生者の街には、歴代の王か沢山の神殿を建設。都の北にあるカルナック地区に建つ神殿群を総称してカルナック神殿といいます。当時の神殿は神のお住まいであり、祭祀を司る王の家でもありました。
カルナック神殿群の中核をなすのが アメン大神殿。テーベの守り神アメン神のための大神殿。アメン神は最初はエジプトの地方神の一つだったのですが、後に太陽神ラーと結びついて 王の守護神となりました。
スフィンクスの参道とカルナック神殿の中枢アメン大神殿。
アメン大神殿の第二塔門と第一塔門の間の中庭。
中庭にある巨像。 もともとはエジプトで最も有名なファラオの一人ラメセス二世の巨像。 後にパネジェムというファラオが自分の名前を上から彫ってしまいパネジェムの像となりました。それってOKなの〰️👀⁉️
第二塔門を抜けると 広大な大列柱広場。写真はその一部。ラメセス二世の時に完成。柱頭がパピルスの花形円柱が134本林立。カルトゥーシュ(古代エジプトの文字ヒエログリフの一種)の知識は全くないので 読めないけど 彫刻がすごい😆⤴️ 柱は見上げると首が痛くなるほど巨大‼️
スカラベの像(ふんころがし)。スカラベが糞を転がしながら球体を作る様子が 古代エジプト人は神秘的なものと考えてました。 スカラベを太陽の回転を司る太陽神ケプリの化身として崇拝。 スカラベの像の周りを左回りに三周するとと願いが叶うと言われてます🙏🍀
折れたハトシェプスト女王のオベリスク
聖なる池
エジプト軍が遠征から凱旋のたびに 歴代のファラオ達が守護神に感謝し新たな建造物を捧げ続け カルナック神殿は巨大な複合神殿となったのです。
ルクソール神殿
ルクソール神殿は、カルナック神殿に付属する副神殿。かつてはルクソール神殿とスフィンクスの参道で繋がっていたとされてます。アメンヘテプ三世とラメセス二世が建設。
第一塔門前。 ラメセス二世の建造による高さ25メートルのオベリスク。もとは二本ありましたが、現在 一本はパリのコンコルド広場にあります。写真の座像は二体ともラメセス二世。
二つの中庭をつなぐ大列柱廊。東西の壁面にオペト祭の光景を描写。
オペト祭とは 年に一度 ナイル川の増水時に、アメン神と妻のムト神を一緒に カルナック神殿からルクソール神殿にお迎えする盛大な祭。 実際は アメン神とムト神の像を舟でカルナック神殿からルクソール神殿に運び、祭りの期間ルクソール神殿に安置して 奥の聖堂でファラオたちによる儀式が行われました。一般庶民も御輿の行列に熱狂し、音楽や踊りでとても賑やかな祭だったということです。
カルナック神殿とルクソール神殿も含まれる古代都市テーベと墓地遺跡は、1979年に世界遺産に登録されました。
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