Nori Ushi

新潟県の山里集落にIターン移住し、コメ農家と農家民宿を営んでおります。

Nori Ushi

新潟県の山里集落にIターン移住し、コメ農家と農家民宿を営んでおります。

最近の記事

#4. 雪上間伐体験会@上越

やれやれ。前の投稿から、ちょっと “あいだ” が開いた気がしたと思ったら、もう10日以上も経っている。三日坊主になるまいと、少しでも自分へのハードルを下げるために15分日記にしたのに……これじゃーね汗 この2週間のあいだに、いろいろあった。 地域にとってとても重要な会議が2つも3つもあり、 町内会長さんが突然死(といってもそれなりのご年齢ではあったけど)され、 海外からの民泊のお客様の受入れで、新たな挑戦と手応えを感じ また今後の活動にとてもとても活かせそうな有意義な講習

    • #3. 刺激的な一日

      ちょっと気を抜くと、あっという間に数日が経ってしまう。 一昨日はなかなかに刺激的な一日だった。 ・安塚の雪室貯蔵施設「ユキノハコ」に入れていたお米(コシヒカリ)を取り出し ・さいきん米国から市内の山間集落に移住した知人のお宅訪問&イングリッシュキャンプの構想を話し合い ・ついでにその近くに友人宅にも立ち寄り、ZEH+小水力発電導入の可能性で盛り上がり ・その足で、夜遅くまで地域通貨についての勉強&検討会@高田 とくに最後の地域通貨検討会については、まだまだ細かい課題はたく

      • #2. こども食堂と花屋さん【地域】

        こんな書き始めたばかりで、読者もついていないブログでPRをしてもまったく宣伝効果は望めないだろうけれど、今週末、市内の知人が「こども食堂」をオープンする。 彼女は地域おこし協力隊として家族とともにここ新潟県上越市に移住し、まもなく3年間の任期を終える。その後のナリワイにと彼女が準備を進めていたのが、農家民宿(宿泊営業許可の取得)と、長年の念願だったというこども食堂の開業だった。 ぼくも一度お邪魔させていただいたが、場所は上越の中心市街地と中山間地域のちょうど中間にあたる田

        • #1. 「15分」な理由は【DD】。

          このたび数年ぶりに個人ブログを再開するにあたり、「15分」という執筆時間制限を設けたのには理由がある。 それは最近、「デジタルデトックス」の勉強を始めたからだ。 新潟県の中山間地域(の、しかも限界集落)に暮らすぼくは、数年前から集落の美しいブナ林を新たな資源に地域の活性化を行おうという活動を行っている。格好よく言えば、地域に眠る里山資源の再発掘&利活用。 その会の名称がずばり「里山イノベーション研究会」といい、具体的には、近隣のキャンプ・サウナ好きなメンバー数名で、昔その

        #4. 雪上間伐体験会@上越

          #0. 「15分日記」を始めてみた。

          日々があっという間に過ぎてゆく。 目の前の仕事をこなすのにいっぱいいっぱいで(というか、こなしきれずに周囲に迷惑をかけていることも多々……)かといって、農業と宿泊業という二足わらじな自らの職業や、また関心をもったさまざまなことに首を突っ込む性格から、毎日同じことを繰り返しているわけでもない。 予定に追われ、月日のながれの速さに焦りをおぼえつつ、それでいて一日として過去と同じだったという日はない。 こんな毎日を何にも書き留めずに、ただ次第に忘却されるじぶんの頭に留めるだけ

          #0. 「15分日記」を始めてみた。

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          うしだ屋フォト・アルバム

          うしだ屋フォト・アルバム

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          これから限界を迎える集落で、コメ農家のぼくが目指すこと。

           前回の記事、さいごにちょこっと宣伝をさせてもらったクラウドファンディングが、無事に成功して終了した。  2月の最終日28日が締め切りで、その後なんだか宿のほうのご予約が立て込んでしまい、今週になってようやく返礼のための準備作業に入ることができた。一刻もはやく支援をいただいた方々のリストを確認して、お礼の気持ちを伝えたい……。  今回の挑戦は、ぼくたちが2017年にこの土地で「コメ農家+農家民宿うしだ屋」を開業して以来、公私をつうじて出会い、親交を深めてきた多くの友人知人た

          これから限界を迎える集落で、コメ農家のぼくが目指すこと。

          「雪が好きだから」という訳が、ぼくを思いがけない世界に導いた。『新潟やまざと就農記①』

           ぼくらがこの古民家を買って越してきたとき、近所のおじちゃんがぼくに言った。  「東京の大学をでて、こんな田舎に来るなんて、よほど都会は仕事が無いんだな」  就職氷河期の頃の話ではない。いまから6年前の2016年。いや、ちがう。とぼくは思ったけれど、このおじちゃんに上手く手短に説明できる気もせずに、ただ  「いや、好きで来たんスよ。笑」 とだけ返事をした。  東京の名の知れた大学をでて、こういういわゆる限界集落に来て、田んぼを借りて、農家になる。  もちろん、その間にはその

          「雪が好きだから」という訳が、ぼくを思いがけない世界に導いた。『新潟やまざと就農記①』