The Last 5 Years💙

2021.06.29

ミュージカル『The Last 5 Years』
平間壮一(ジェイミー)×花乃まりあ(キャシー)ペア初日🎊👏

オルタナティブシアター初めて行ったけど、近い！！！
ドセン取れて「こんなにも近くで見れるのー😳？！」と感動。あまりにも鮮明で、「わぁ、壮ちゃんの正中静脈、駆血帯巻かなくても絶対取れるやつ💉」って思った(職業病)。アミュモバさん良席をありがとうございます🙏
会場の消毒液に「アミューズ」って書いてあるのも、なんだか愛おしかった。アミューズさん、ありがとう。

爪は3LDKの青色💙服はミュージカルペアカラーのラベンダーで扮装！

劇場に向かうまでに、映画版を見た。
字幕なしで全然わからなかった。笑
その時の感想は「ジェイミー浮気最低」
完全にキャシー目線。

でも、不思議。
観劇後には「ジェイミーも可哀想」
ジェイミーに感情移入する私。

ありゃ？映画の時と感情が全然違うぞ？
はにゃ？これは壮ちゃんマジック？
壮ちゃんばっか見ちゃってたもんね、私。笑

その後も、この2人のことを思い返してみると、どちらもあんなに幸せだったのに、ちょっとした軸のズレですれ違ってしまって、悲しい。切ない。

2人が唯一同じ思いになる幸せの絶頂の結婚式。ずっと優しく微笑んでる白いタキシード姿の壮ちゃん、素敵でした🥺💓
結婚式の直後に2人の視線が別のところに向いてることに、あ〜これからやばいぞってなった。そわそわ。

指輪をはめるときに、ポロッと落としてしまって、すんって拾って、幸せいっぱいの笑顔でキャシーに指輪をはめる。でもその後に、あーやっちゃったって思わず笑ってしまった壮ちゃん。落としちゃったところから「え、これハプニングだよね？」って笑うの堪えて、あーやっぱり😂ってなった。
カテコの挨拶で「指輪を落としちゃったけど、花乃ちゃんが笑顔で受け止めてくれました😅」みたいに言われて会場中笑顔に包まれた😂😊

あと、キャシーへ贈った小説の中の歯抜けお爺さんと時計の壮ちゃん可愛すぎてたくさん笑顔になった😊

キャシーはバランスボールを横に転がして片すんだけど、これがちょっと難しくて、1度目は壁に当たって跳ね返ったから、またすんって転がして片してた😂今後も気になる可愛いチェックポイント❤️

以下は次回に向けての整理。
⚠️ネタバレと勝手な解釈。

【ジェイミー目線】
いろんな女性と遊んできたジェイミーは、キャシーに出会って稲妻を受けたような衝撃を受けて💘⚡️ユダヤのジェイミーが異教徒と付き合うことは、これまたちょっとしたスリルのような感情で。いけない恋だから、より燃えた。
小説家への道も開かれて、踊っちゃうほど舞い上がって(リズムにのってダンスしてる壮ちゃん素敵でした🥺)。
「僕の宝物は君との愛」キャシーだけに捧げる素敵なジェイミーの短編小説。
結婚もできて、小説家としての仕事も順調で、いろいろ上手くいって。「既婚者はモテる」を利用して仕事のパーティーで綺麗な女性に何気なくタッチしようとするけど、そういう時はすぐキャシーに見つかっちゃう。自分にはキャシーがいるって、踏み止まって、誘惑に勝とうと奮闘している。
女優として、うまくいかないキャシー。そんなキャシーを見て、励ますジェイミー。
ジェイミーはまだまだ鰻登り。イライラしてるキャシーに「僕は君の敵じゃない、君ならやれると信じてる。君を信頼してるから、僕は君に言うんだよ。」(ここのジェイミーの優しさに泣いた)ジェイミーを見もしないキャシー。
大切な編集者がジェイミーのために開くパーティー。キャシーに僕の小説を1番に読んで欲しい！キャシーをパーティーに誘うけど、キャシーの答えはNo。キャシーに来て欲しかった。読んでもらいたかった。ジェイミーはキャシーを置いてパーティーに参加する。
それぞれの夢を実現しようとスタートして、一緒に頑張ってきたんじゃないか。小説家としての自分を諦めたくない。夢を追うことを諦めたくない。君は負けても、僕は勝つ。
ポッカリとあいた心の穴。必死に塞ごうと、キャシーに嘘をついてまで、他の女性で穴を埋めようとする。でも、そんなんじゃダメなんだってこと本当はわかっている。
キャシーが掴み取った役、見に行ったけど、キャシーに「リスタートしよう」と言われたけど、浮気の罪悪感だとかで気持ちが追いつかなかった。キャシーとゆっくり時間を持つことなく、すぐ帰った。
もう終わりにしよう。
(励ますあたりの時系列が既に曖昧かも)


同じ夢追人で、「あなたのような人」だから、「活躍できる人」だと信じていたから、キャシーを好きになったジェイミー。どっちが活躍しても負けないぞ！って高め合うことを理想としてたのかな？
そういうことであれば、ジェイミーはキャシーに失望を抱いたかもしれない。
そして、自分の成長への道を止めたくない思いと、夫としての自分の行いの罪悪感に失望して、いっぱいいっぱいになって。別れを選んだ。
ジェイミーの苦しさもわかるし、信頼関係あっての思いやりも拒絶された悲しみ、これまた本当にわかるんだけど…厳しい言葉をあえて選ぶなら、こうであって欲しい理想の崩壊。間違った鼓舞。自分の気持ちで精一杯になってしまった結果の別れ。
せめてキャシーがもう一度やり直そうと言った言葉に耳を傾けていたら、自分だけに目を向けてる時に、視野を広げることができていたら。ちゃんとキャシーにごめんなさいってできていたら。結末は違ってたのかもしれない。

【キャシー目線】
両親にもジェイミーとの関係を紹介したことにより、キャシーの本気度が見える。「あなた」だから好きになった、「活躍できる人」だと信じてる。
小説家として活躍するジェイミーにうっとりして、小説の著作人写真を見てキュンしてる。活躍してる彼が誇らしく、そんな彼の嫁である誇り。
でも、どんどん活躍してるジェイミーに対して、女優の芽が出ない自分。才能がないのかな？でも、田舎を出たからには、絶対に活躍するんだ！と意気込む。でもオーディションは失敗。
活躍してるジェイミーを見てると、自分が惨めで辛い。そんなこと思いたくないし、ジェイミーの活躍を喜んであげたいけど、素直になれない。
パーティーでは、他の女性にタッチしようとするジェイミーに浮かれるなと腹が立つ。
「私も成功しなくちゃ」焦る思い。ジェイミーが励ましてくれてるけど、私は今オーディションに向けて精一杯なの。
ジェイミーのためのパーティー？また女に手出すの？そんなの見たくないから行きたくない。小説を読んで欲しい？そんなの家で読めばいいじゃない。次のオーディションがあるから、じゃあね。
自分は勝ち組でいい気分よね。どうせ私は負けよ。
やった、今度は手応えある！役がもらえる！女優への道を進めることができた！今の私に子どもはいらないの。それは邪魔になってしまうから。(もしかしたら2人はセックスレスだった？)
成功した！やってやったわ！ジェイミー、今の私を見て！え、なんで来れないの？もしかして、他の女といるの？
ジェイミーが私の公演に来てくれた！嬉しい！「ねぇ、私たちもう一度やり直さない？」私たちなら、やり直せるはずでしょ？あれ、ジェイミー？なんで私を置いて帰っちゃったの？
公演を終えて家に帰ると「さようなら」の手紙。なんでそうなっちゃったのかな？

「あなた」を愛したキャシー。
「あなたのような人」を愛したジェイミー。
まずここの相違点。

ジェイミーが夢を実現して活躍する姿と一向に夢が叶わない自分とを比べて焦って、私という人がいながらもジェイミーの女癖に嫌気が出て、「あなた」を好きになったのに、嫌な面が誇張して見えてくる(ジェイミーの優しさ、キャシーへの愛は確かにあったけど、キャシーはそれを拾うことができなかった)。反動でオーディションにのめり込んでいく。長く厳しい辛い日々の末、やっと掴んだ成功。自分だけに気持ちがいってたけど、成功から気持ちに余裕ができて、自分も悪かった、ジェイミーを愛してるから関係をやり直したいと言うことができた。けど、ジェイミーがやり直すには時が遅すぎた。
キャシーはジェイミーの優しさと愛を受け止めて、信じてあげることができていたら、自分は1人じゃないってジェイミーを頼ることができていたら、結末は違ってたのかもしれない。

このミュージカルの面白さの1つは、時間軸がジェイミーとキャシーで真逆であること。
ジェイミーは出会いから別れ。
キャシーは別れから出会い。
ジェイミーはだんだんと悲しい結末に、キャシーは喜びに。
そんな終わり方から、2人のその後を考えると、ジェイミーは「あなたのような人」を求め続けていたら、同じような悲しい道をまた歩んでしまうのでは？と思う。
逆にキャシーは付き合いたての喜びで終わる。愛しい人と別れがあっても、次に立ち向かえるような強さを感じられる。

これは私が女であるから、そう思うのかもしれないけどね🤷‍♀️笑

男女のすれ違いに、若さ故の愛することの未熟さを感じられた。
それは2人の絶頂が結婚式であったこと、結婚式直後2人別々の方向を見ていたこと。

「愛はお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである」

サン=テグジュペリの言葉を思い出す。

2人はどこを見つめたらよかったのかな？
恋愛経験の少ない未熟な私にはわからないけど、2人の感情は、私自身も持ち得る感情であって、私も陥るかもしれない出来事だなと感じた。

ともに同じ方向を見つめることができる人に、私もいつか出会えたらいいな。

来月は水田さんと昆ちゃんペア🤗楽しみだな💓