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夢日記910 ~ 丘の噴出孔 ~

 ある駅で電車を降りて歩いていたところ、見知らぬ学校の生徒たちの一団がいた。彼らの後ろをついて歩いていくと、彼らの学校が見えてきた。その学校は、テレビの取材を受けているところであった。その取材のようすを見るに、どうやら学校でクラスターが発生したのか、多くのクラスが学級閉鎖状態になっているようであった。それでも、いくつかのクラスの生徒たちは、元気いっぱいに登校していた。
 その学校の生徒たちが、授業の一環で学校の真横にある小高い丘に行くというので、私もいっしょについていった。その丘の上からは、ふもとの街が見渡せるほどの絶景を見ることができた。また、丘には、爽やかな強い風がずっと吹いていた。よく見ると、丘の隅に異常に強い風が上に吹き出している噴出孔のようなものがあったので、私はその噴出孔が気になった。たまたま近くに年配の知人男性がいたので、私はその噴出孔を指さして「あそこから出てる風に乗ったら、どんな風に飛べますかねぇ?」などと言った。すると、彼もその噴出孔に興味をもったのか、彼は噴出孔に向かって進んでいった。
 私は彼のあとについていったが、噴出孔の手前には茂みがあり、我々は行く手を阻まれた。ところが、彼はどういう方法を使ったのか、うまく茂みを通り抜けて、向こう側に行った。私も同じように茂みを通り抜けようとしたが、四つん這いになって隙間を探しても、まったく隙間が見つからなかった。それどころか、足もとを見ると大量のミミズがいたので、私は肝を冷やした。
 私は茂みを通り抜けるのを諦めて立ち上がろうとしたが、このタイミングで、隣にいた知らない女性が私に声をかけてきた。その女性によると、今、私の背中にネコが乗っているらしい。さらに、私が四つん這いのまま横を見ると、どうやらテレビのカメラマンが私の背中のネコを撮影しているようであった。そのため、私はそのままの姿勢でガマンしていたが、ネコが背中を動き回ったため、背中がムズがゆくなってきた。結局、背中のムズムズをガマンできなくなって、立ち上がろうとして起床。
                             < 完 >

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