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夢日記781 ~ お金がない生徒 ~

 駅の改札を通ったとき、私は、近くに何名かの生徒がいることに気づいた。よく見てみると、生徒のほとんどは改札を通っていたが、Tさんだけは改札を通れないでいた。どうやら、Tさんは、お金をあまり持ってきておらず、切符を買えなくて改札を通れないようであった。話を聞くと、Tさんがこのあと改札を通って1日過ごすためには、2万円ほどが必要らしい。私は、生徒にお金を貸すのはよくないと思っていながらも、彼らがこれから大事な学校行事に出ようとしていることを知っていたので、Tさんが改札を通れないのはマズいと考えた。そこで、私はTさんに2万円を貸そうとしたが、彼女は遠慮しているのか、話しかけても返事をしなかった。
 そうするうちに、今度は、Rさんもお金がないと言い出した。Rさんにいくら必要なのかを聞いてみると、彼女は「月末までに7万」と答えた。私は、高校生が1か月に7万円も必要なのはおかしいと思いながらも、Rさんに7万を貸した。
 このタイミングで、私は、Tさんがいつの間にか改札を通っていることに気づいた。そして、生徒たちは、そのまま去っていった。しばらくして、私は、Rさんが在校生ではなく、少し前に卒業したばかりの生徒であることに気づいた。つまり、私は今後、Rさんと会う機会がほとんどない。ということは、Rさんに貸した7万がいつ返ってくるか、わからない。私は、とんでもないミスを犯したことに気づいて、ひどく動揺した。
                              < 完 >

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