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夢日記950 ~ 無意味なプリント ~

 私は、わずか数名の生徒を相手に授業を始めた。授業中、私はプリントを1枚ずつ生徒に配付し、プリントの右半分に書かれている文中にあるひとつの用語に線を引かせた。私は、その用語がテスト範囲に含まれることを強調するために、わざわざプリントをコピーしてきて生徒たちに配ったのである。
 しかし、その直後、私は配ったプリントが教科書のページをそのままコピーしたものであることに気づいた。教科書は全員が持っているので、私がわざわざプリントを配付して線を引かせたのは無意味である。我ながら意味不明なことをしたと思った私は、動揺したり恥じたりした。一方、生徒たちは気にしていないようで、授業はそのまま終了した。
 その後、私は近くにいた知人に向かって「ほんまにあの実験するかなぁ?」と口にした。私は、授業中に話した実験を、生徒たちがほんとうにやってみるかどうかを気にしていたのである。ちなみに、その実験というのは「揚げ物を揚げる」というものであり、私は生徒たちになぜそのような話をしたのか、自分でもサッパリわからなかった。
                            < 完 >

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