見出し画像

夢日記548 ~ ボンバーヘッド ~

 同僚の2名の女性といっしょに、床屋に入った。入った目的は、本来の用事の前に少し時間があったので、時間つぶしをするためである。

 床屋の主人は、私の職場の年配の男性であった。初めは、主人とごく普通の会話がすすんだ。しかし、そのうち、主人はものすごく難解なクイズを出してきて、我々を困らせた。しかも、絶対にノーヒントで解けないような難問なのに、主人はまったくヒントをくれないばかりか、まったく無言であった。そのため、我々は何もできず、やはり無言になった。

 無言の気まずい時間が何分も続いたが、じゅうぶんに時間をつぶせたので、我々は床屋を出ることにした。そのとき、私は、たまたま鏡を見て驚いた。なぜなら、寝起きでもそんなふうにならないレベルの、ボサボサのボンバーヘッドになっていたからである。私は、家を出るときに頭がそんなことになっていると気づかず、そのまま外出してしまったのである。

 2名の同僚の女性に恥ずかしい頭をずっと見られていたことに気づいて、私は恥じた。そのとき、同僚のHさん(約30歳・女性)が床屋の奥から現れた。どうやら、Hさんは床屋のスタッフらしい。Hさんは、私にところにやってきて、ニコッと笑いながら「60円です」と言った。いつものようにバリカンで刈り上げてもらうようなことをせず、ほんのわずかだけ髪の毛を切ってもらう程度だったので、料金が異常に安かったのである。

 それはともかく、Hさんは「60円です」と言いながら、私に130円ほどくれた。私は意味がわからず、お金をHさんにつき返した。Hさんは、私がつき返したお金を受け取り、わずかにニコッと笑って歩き去っていった。何がどうなっているのか、サッパリわからないまま起床。

                             < 完 >

↓ kindle unlimitedをご利用の方は、無料で読めます! ↓



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?