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夢日記593 ~ 扇子の大破 ~

 私は、友人に求められて、何となくスロットマシーンを回した。その結果、わずか200円しか賭けていなかったのに、たった1回で約5万円が当たった。私は、それなりにテンションが上がった。

 その後、私の愛用していた扇子の留め具が急に壊れて、扇子がバラバラになってしまった。私は周りにいた生徒たちに向かって「扇子が大破した~!!と叫んでネタにしようと思った。とりあえず、叫んでネタにする前に、私はバラバラになった扇子を拾い集めようとした。ところが、扇子の残骸は、拾い集めるのに苦労するほど床に飛び散っていた。しかも、飛び散った扇子の一部は、私が拾い上げた瞬間に崩れ落ちるほど劣化していた。

 結局、私は扇子の大破をネタにすることもできないまま、手に取った扇子の破片を近くのゴミ箱にすべて放り込んだ。愛用の扇子の残念な末路に、少し名残惜しいような気持ちになって起床。

                             < 完 >

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