夢日記250 ~ コレクター魂 ~
某大型ディスカウントショップに買い出しに行ったところ、店の片隅にファミコンのコーナーがあった。そのコーナーに後輩のSくんがいたので、近くから彼のようすをうかがっていると、彼は店員とやりとりをはじめた。
Sくん : 「えー!! なんで、壊れた『バードウィーク』が3000円もすんの!?」
店員 : 「あたりまえですよ! 妥当な値段ですね!」
Sくん : 「絶対おかしいって!!」
店員 : 「おかしいのはそっちでしょうが!!」
こうして、Sくんと店員が軽い口論を始める一方、私はひとりでコーナーを見てまわった。すると、壊れたソフトのコーナーで、『キン肉マン マッスルタッグマッチ』が2000円で売られていた。逆に、ちゃんと壊れていないソフトのコーナーには、まともなソフトがほぼ100円均一で売られていた。値段こそ安いが、特にソフトが欲しくてジャパンに来たわけではないので、私は食料品のコーナーに移動した。すると、『ビックリマンせんべい』なる、非常にいかがわしい商品を発見した。そのとき、Sくんが店員との口論を終えて、かなりテンション低くこちらにやってきた。 彼は言った。
「NEWSの山下くんって、ごっつテンション低いっスね! オレも今、山下くんと同じくらいテンション低いっスよ!!」
私は、ワケのわからないことを言っている彼を無視し、「ビックリマンせんべい」を買うべきかどうか悩んだ。 パッケージにはでかでかと「星天使タケル」のイラストが描かれており、そのイラストは、私に「買ってくれ」とアピールしてくるように見えた。しかも、パッケージは縦50センチ・横70~80センチほどの巨大なもので、圧倒的存在感である。ところが、よく確認すると、 「ビックリマンせんべい」には何もオマケがついていないことが判明した。
オマケがついていないので、私は「ビックリマンせんべい」を買わないでおくことにしたが、しばらくしてから「やっぱり、あのパッケージは捨てがたい」というコレクター心理が発生した。どうしたものか、ひどく悩みながら起床。
< 完 >
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