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オタクがマッチングアプリを1年半やった結果。

皆様はじめまして、破壊光線といいます。

タイトルの通り、オタクがマッチングアプリを1年半ほどやってみたので、その結果を記事として残せたらと思います。

結論を先に言うと、1年半で無事彼女が出来て、2年間のお付き合いの後結婚しました。

自分はタイトルにもある通りガッチガチのオタクで、衣服や身だしなみにもほとんど興味がなく、趣味もアイドルマスター(シャニマスとデレステ)と音ゲーという数え役満の非モテ陰キャ野郎です。ちなみに画像は推しです。本当に可愛い。

元から結婚欲や彼女欲はあり、それなりに足掻いてきたので彼女がいたことは全くないという訳ではなく、2回ほどお付き合いはありましたがどちらも1年以内にTwitterとかで言われる「早く別れるカップル」どおりの行動を見事に行い別れました。本当に付き合っていた元カノには申し訳なさ過ぎます。

そんな自分が恋活を始めたきっかけは、

人生逆算したらそろそろ結婚してえな

というなんとなくの思いつきからです。

恋活スタート時点で自分は22歳でしたが、ひとつのこだわり?として、色々な理由から30までに子供を産んでほしいという気持ちが強くありました。

そのため29歳出産をゴールとして考えると、付き合ってから2年で結婚したとして、1年はDINKSを楽しみたいし、妊活したとしても着床から出産まで約1年。既に4年ほど間が開きます。つまりこの時点で自分の恋愛対象年齢は25歳までになります。

そう考えた時、22歳は恋活を始めるにあたって別段早くも無いんですよね。年下の彼女を求めるならまだ焦らなくてもいいですが、タメの彼女ならもう3年の猶予しかなく、年上の彼女が欲しいならそろそろ焦らないと危険ですよね。ちなみに自分は年上の彼女欲しかったんで死ぬほど焦りました。

で、そんな感じのほぼ勢いでやった恋活ですが、最初は結果として散々でした。

理由は単純で、

「自身のコミュ障が酷すぎる」

この一点に尽きます。

正直完全に舐めてました。マッチングアプリは往々にして無料期間があるため、正直その間に彼女なんざできるだろうとタカをくくってましたが、この間に自分自身の無能さというものをこれでもかと見せ付けられました。

まず会話が成立しない。

文章ならともかく、リアルで話すと本当に続かない。面白く話そうと必死で、自分の話、それも面白くしようとして逆につまんない話しか喋らない。いくつか話のネタは用意しましたが、そもそもその話のネタに誘導するのに必死で人の話聞いてない。だから脈略もない。バカでしょ?でも当時の自分は本当にこんなことをやらかしてました。

次に本音を話さない。

最初はオタクであることもあんま話さなかったりして、自分をほとんど語りませんでした。この時点で、相手が自分に会いに来た目的である「俺という人間を知る」という目的を妨害しています。んで本音を話したと思えば己の暗黒面を語り出すというネガティブっぷり。今思えばオタクを隠して元うつ病をカミングアウトするとかマジで救いようが無さすぎます。

こんなコミュ力の結果、開始2ヶ月で3人とLINE交換をして会いましたが、3人全員にあった直後に即ブロックされています。

これは流石に心に来ました。今でもこの会った人たちには醜態をお見せして申し訳ない気持ちでいっぱいです……

これ以降は自分のコミュ力の無さとすぐに彼女ができるなどという思い上がりを反省し、コミュ力を上げる努力や身だしなみに気をつけたり、自分の性格を見つめ直したりの自己分析などの、俗に言う「自分磨き」というものに奔走しました。

ざっくり説明するとファッションを学んだり、姿勢を正してみたり、陰キャ特有のネガティブ思考を消そうと自己啓発本を読んでみたり、コミュ力を上げるために会話力向上系の本を読んでみたり。あとは自分自身ヒョロガリだったんである程度は筋肉付けようと筋トレもしてました。

そしてその上で実践や経験を積む為に、とにかく女性にはイイネをし、実際にお会いしてお話をさせて頂き、経験を積ませて頂きました。イイネしてた時正直顔もプロフもほとんど見てません。本当にやばいなって言うプロフィールや顔写真の人はスルーしましたが、基本殆どの人にいいねしていました。多分見ていた項目は「デートの費用」の項目において「男性が全て払う」になっていないか否かくらいです。

このとにかく自分磨きに奔走していた時期は本当に楽しかったです。ものすごく充実してました。少しずつ、だけど確実に女性と話せていけている実感がありました。それでも、逆にこっちがブロックしたくなるような人に出くわしたりとか、そもそも恋人を探してない人、挙句デート商法の詐欺や、意味不明の謎コミュニティの勧誘などなど一筋縄では行きませんでした。マッチングアプリ全般に言えることですが、男性は有料の割に女性は無料なので、女性の方の中には詐欺やら何やらをしてくる人が一定数います。マッチングアプリに「サクラはいない」とどのアプリも謳いますが、「サクラはいないが悪用する人はいる」というのが現実です。

そして、こんな自分磨きもそんな続くはずもなく、正直彼女ができたのは退会の覚悟を決める寸前でした。

彼女出来る直前辺りとか「もう彼女出来なくてもこの経験は確実に自分の糧になってくれるし、なんか疲れた」って感じのメンタルでほぼ諦めモードでした。月3000円くらいとそんな安くないですし、仕事から帰ったら自己啓発本読んで会話力の勉強なんていう意識高い系みたいな行動を続けるのはなかなかに根気が要ります。実際彼女出来た瞬間これらの自分磨きは全部放棄しました。そんな中、何とか今の女性とめぐりあえたのは本当に良かったと思います。多分今の人にあってなければマッチングアプリで彼女はできなかったんじゃないでしょうか。

出来た彼女は俺とは正反対の明るい女性で、ジャニーズとディズニーのオタクでした。

今でも正直すげえなって思います。陰キャと陽キャのお付き合いってのも奇跡なんですが、まず接点ができるはずがないですよね、アイマスPとジャニオタって。こういう奇跡が起こるからこそマッチングアプリは確実に価値があるんだろうなって思います。

で、実際お会いしたり付き合ってみると本当に波長が合うんですね。アイドル(ジャニーズ)オタクとアイドル(マスター)オタクってことでひとつのコンテンツに対する熱量を理解してくれている。なのでキモヲタ辞める必要もなく素の自分すら肯定してくれるのは本当に嬉しかったです。元々オタク辞めるつもりはさらさらなかったのですが、まさかここまで受け入れてくれる人がいるなんて想像だにしてなかったので、本当に感謝してもしきれないです。

そしてハマってるコンテンツが全く違うので全然違う世界を見せてくれるのも楽しいです。オタクが好みのコンテンツを話す時って確実にオタク特有の語りになると思うんですが、それをお互いがオタクであるゆえに完全に理解できるし、そんな喋り方をしてる相手を見て笑えるんですよね。引かれないかな?とか、そういう心配をしなくていいと言うのは本当に大きい。

そんなこんなで2年のお付き合いを経て、自分たちは結婚致しました。

正直恋人作るのが目的のアプリなんで、それで彼女作ったところで当たり前といえば当たり前なのかもしれませんし、「いやどうせ別れるだろ」と言われるオチとなるのが目に見えていたので、無事結婚して落ち着くまで記事は書かないでいました。現実としてマッチングアプリで付き合ってから別れた人は確実にそれ以外の出会いより比率として多いと思いますし、さらに言ってしまえば結婚したってそんなものはただ書類出すだけで、決語はゴールインではなくスタートなんでこれでもどうせ別れるとはきっと死ぬまで誰かに言われるわけですが()

今後は「マッチングアプリについて」とか、「自分磨きってどんなことしてたのか」とかを書いて行けたらと思います。どれだけの人がこれ見るかはわかりませんが、ここら辺は自己満でとにかく書いておきたいですので書きます。他になにか質問とかがあればそれもまた気が向けば記事にしていこうかなと思います。


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