りしゅう

ちょっと不思議な日常を綴ったり?

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第一回NTR小説フェスタ講評記事

大賞は草森ゆきさんの『極光』!一行目からぶちかませ。 さて、2023年10月23日~2023年11月26日にかけてカクヨム上にて開催された自主企画「第一回NTR小説フェスタ」の講評及び結果を発表いたします。 本企画は、寝取られの秋に相応しいNTR小説を募集するという趣旨で開催された祭りです。 一か月という短い期間にもかかわらず、39作品ものNTRをテーマにした小説が集まりました。奇祭。ご参加いただいた方、参加作品を読んでくださった方、本当にありがとうございました。 その

    • 着飾ることで曝け出せ。メタバースのこれからについて

      前置き この世には聞くだけで涎が出る単語がある。  梅干し、すだち、レモン。あとはあの日の悲しみとか。  他にも、聞くだけで悲しくなる単語もある。  卒業式、余命宣告、次号のハンターハンターは休載です。  さらに、聞くだけで警戒心を抱いてしまう単語がある。元来その単語自体にはマイナスの意味なんてなかったのに、紐づく出来事の印象が悪く、警戒心を抱いてしまう単語が。  例えば訪問販売や宗教、転売。もちろん本当にその人のためを思って訪問し、いい商品を販売する手法もあれば、

      • 面白さの文章化-TRPG-

        先日からある疑問がわたしの脳を占めていてしんどいので、ここでいったん整理しようと思う。その疑問は以下の通り。 「TRPGって何が面白いんだ?」 勘違いしてほしくないのが、わたしはTRPGが大好きだということ。 4~5時間程度で終わるクトゥルフ神話TRPGのセッションを主にやっているので、十数時間のセッションを回したり一度で終わらないものをやっているガチ勢の方に比べたら「大好き? フ、笑止」ってレベルかもしれないけれど、まあ好きって言っていいでしょう。 ステータスや個性を振って

        • 千と千尋の神隠しを初めて観たので感想

           千と千尋の神隠しのリバイバル上映がやっていたので観に行きました。公開当初、これはエラいことだと察した父親に映画館に連れていかれたような記憶もあるし、実家にはDVDも置いてあるからきっと何度か観ているとは思うんだけど、それらは全部自我が芽生える前の話なのでノーカンにします。  いや、作品鑑賞についての自我の芽生えって中学生くらいじゃない?  そんなわけで初めて観てクソデカ感情を抱えてしまったので吐き出すためにnoteを書きます。ここから先は千と千尋の神隠しのネタバレがある

        第一回NTR小説フェスタ講評記事

          猫がそんなに好きじゃない僕の話

           猫が好きじゃない。  こういうと多くの人に「ええええ」って言われるけれど、猫が好きじゃないんだ。  厳密にいうと少し違うか。猫に対してそこまで大きく好きとか嫌いとかそういう感情を抱いていない。ほとんど無だ。「あー猫だぁ」程度である。  中学生のころに猫アレルギーを発症して以降、ペットショップのふれあいコーナーの檻の近くですら生き辛くなってしまったので、どちらかと言えばマイナスの立場であることは否定しないけどね。  自分に仇なす畜生を好きになれという方が難しい。  猫のことを

          猫がそんなに好きじゃない僕の話

          次回の人類アップデート内容に関するお知らせ

          『次回の人類アップデート内容に関するお知らせ』  いつものように世界掲示板が点滅し、アップデート内容が表示された。  次回アップデートは三か月後。次は人類に七本目の指が追加されるらしい。 「いや、さすがにゴミアプデ過ぎない?」 「二百年前の“六本目の悲劇”をもう忘れたのかよ」 「五本ですら持て余していたぞ」  人間たちは口々に文句を言った。  中には「いや、六本目だってなんだかんだ使うし、七本目も数年で慣れるだろう」という声も上がったが、その度に馬鹿にされ迫害された。  人類

          次回の人類アップデート内容に関するお知らせ

          男の乳首の存在意義についての話

           果たして、男の乳首に存在価値はあるのだろうか。  ああ、勘違いしないでほしいのは、何も毎秒こんなことを考えているわけじゃないということ。たまたま男の乳首ついて真面目に思案しなければならない状況に立たされてしまったので、珍しくこういうことを考えている。  いやどんな状況だよ! っていうのは僕も思っているので最初から順を追って説明していこう。  僕は小学生のころに片方の乳首を喪失した。だから今は左側にしか乳首がついていない。喪失と言ってもある日突然どこかに消えたわけじゃない。少

          男の乳首の存在意義についての話

          ヤバめの扉を開いた話

           急激な変化は扉に例えられることが多い。ほら、ヤバめの性癖を開拓してしまうことを新しい扉を開く、とか言うだろ? 女装とか。いやこれは例えが悪いな。女装がヤバめの性癖だっていうあたりからもう悪い。そこじゃない。 でもかの有名な凍っている女王の映画でも、自分自身の開放を「扉を開ける」と表現していたしわりとスタンダードな比喩だと思う。確かに露出の性癖は新しい扉だ。(ありの~ままの~)  この表現はすごく詩的で素敵だ。扉を開かないと先には進めない。自分も何か行動をしないと先に進めない

          ヤバめの扉を開いた話

          雨は好きだけど傘は嫌いな話

           今日は朝からしとしと雨が降っていた。しとしとって言葉を考えた人は本当に天才だと思う。傘をさすかどうか迷う程度の雨の音を聞いていると本当に“しとしと”って聞こえるもん。それに加えてしっとりしているという雨の性質まで表せている。日本語に栄誉賞みたいなのがあればどこかの年度で受賞しているのは間違いないね。  太陽がさんさんと輝く。のさんさんに比べると少しだけ弱いけど。だってあれ、英語にまでかかっているんだぜ?  そんなこんなで雨は別に嫌いじゃない。濡れた靴下で家にあがった瞬間だと

          雨は好きだけど傘は嫌いな話

          早起きして後悔した話

           早起きは三文の徳ということわざがある。まあ確かに基本的には賛同だ。なんなら三文どころか三百円分くらいの徳はあると思っている。ゆっくり朝ご飯を食べて身支度をして、焦らず目的地にたどり着けるというのはこの高度文明社会でなかなかに重要なことだ。それに早寝早起きの習慣がつけばもう三万円くらいの価値がある。健康はお金で買えないからね。健康がお金で買えないせいで人間は保険とか言う不健康になる可能性にお金を払ってしまうんだろうし。  でも、ごくまれに早起きをしてしまったせいで損する場合が

          早起きして後悔した話