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invert ~城塚翡翠倒叙集~①

 前作の『medium 霊媒探偵城塚翡翠』は、いろいろなところで評判がよかったのですが、特殊設定のミステリはどちらかというとあまり好みではなく、霊媒探偵というところがひっかかってずっと読んでいませんでした。

   が、読んだらとても面白くなぜ早く読まなかったのか後悔しました。完全な食わず嫌いです。一度読んだらもう一度読みたくなりました。感想を書くのが難しい本です。
  

 
 ただ、この物語は前作で完結したと思っていてまさか続編がでているとは思っていませんでした。


こちらの本は前作と異なり短編集でした。
1 雲上の晴れ間
2 泡沫の審判
3 信用ならない目撃者
 
の3作が収録されています。

 まずは『雲上の晴れ間』の感想から
 本作は叙述ミステリでした。
 過去のいきさつから社長吉田に搾取され続けているITエンジニアの柏木が綿密な計画を立てて吉田を殺害します。霊媒探偵城塚翡翠が追い詰めていくことになります。翡翠のキャラが少しサディスティックでいいんですよね。



 
 


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