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140字小説「お先真っ暗」

女は日常の中で既視感を覚えていた
人との会話、人との出会い
それらを夢で観た気がする

確認のため
毎日夢の内容を記録していくと

3日毎に
女が翌日の予知夢を観ているとわかった

そして予知夢の内容は
女が何をしても必ず実現した

前回の予知夢から3日後の朝
女は夢を観ずに目覚める

そして絶望し悲鳴を上げた

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