見出し画像

男性の育休取得について考える

男性が育休を取ること自体は、昔と比べて珍しくない。ただ、育児休業取得者の男女別割合を見ると女性が82.2%、男性が6.16%と男性の割合は依然として低い水準であるのは事実だと思います。


実際に育休を取得した自分の経験を通して、男性の育休取得に対する関心が高まればと思います。一方で、家庭・職場など様々な事情で育休の取得が難しい家庭も存在すると理解しており、男性の育休は絶対だというつもりもありません。

はじめに

私は現在東京に在住、2児の娘の父親です。上の子は来月で2歳、下の子は先月生まれたばかり。妻は現在育休中であり、上の子は今年の4月から保育園に通園しています。私は下の子が生まれたタイミングから2ヶ月の育休を取得しており、今に至ります。

育休取得のきっかけ

以前はニュースにもなっていたが、今も待機児童となるくらい保育園に子供を入園させることは難しく、共働きの夫婦にとっては頭を悩ませる問題です。

希望の保育園に入園させるためには点数が重要であり、その点数によって入園の優先順位が付けられます。点数の計算方法や、認可・無認可など保育園の種類については、下記サイトを参照ください。

諸々の事情により、比較的入園し易い1歳児クラスで上の子を保育園に入園させたく、今年の4月から入園しています。その状況で妻の里帰り出産は現実的に難しく、両親はともに遠方でありサポートは受けにくいということで私は育休取得を決めました。
上記に加え、現在はコロナ渦という事もあり、出産予定日が近くにつれ、より育休取得の重要性を認識したのを覚えています。

育休取得の意味について

男性が育休を取得するのはいいとして、具体的に何をすれば良いのか?で止まってしまう方は多いのではないかと思います。
私も実際にそうで、何をどこまでしたら良いのか全く分かりませんでした。
”子供の面倒をみれば良いのか?”
”家事をやれば良いのか?”


一方で仕事を休めるので、
”実は余暇ができたりするのではないか?”
など、様々な考えが私の頭をよぎっていた事を覚えています。

ここから、私が妻と話した結果辿り着いた育休取得の意味について共有していきたいと思います。結論を先に書くと、大きく次の2つに集約できると思います。
①家事の棚卸し
②将来設計の見直し

家事の棚卸し

育児の前に家事全般についてですが、おそらく各家庭において分担が存在するかと思います。得意不得意や好き嫌い、仕事の有無など、決め方はそれぞれだと思います。我が家では家事の分担初期、下記左のグラフのように互いに平等になるように設定しました。私は育休前まで、その分担した家事が楽になるように、家電を買い替えたり仕組みを作ったりして時短を図ってきたつもりです。
家事の棚卸しで気づいたのは、上記施策によりある程度の家事は効率化や軽減が実現していたものの、右側グラフのオレンジに該当するように妻の新規家事が増加していた事です。分担初期から時間も経ち、上の子が生まれ生活様式も変わり、家事の分担は様変わりしていました。改めて家事の棚卸しを行うことはとても重要であると実感しました。

スクリーンショット 2020-07-24 21.34.27

家事の棚卸しを行った上で取り組んだのが、家事と育児を全てできるようになることです。自分で全てできるようになることで、もっと定量的に家事の量や難易度も把握できます。実際、授乳を除いた家事と育児は、やる気次第で全てできます。そして恥ずかしながら、妻にできて私にできないことはあっても、私にできて妻にできないことはありませんでした。

出産直後の妻への負担軽減という意味でも、家事と育児がワンオペで行えることは、とても価値があるように感じました。一方でこのワンオペ期間は育休限定であり、この先も続けることは困難です。そこで、ある程度の段階で、分担について再度検討する必要があります。

将来設計の見直し

上記に述べたように、今後の家事と育児の分担を見直すことは、とても重要であると思います。また、日々の生活や仕事に追われ妻との将来設計を十分に見直せていなかった私にとっては、育休はとても良い期間となりました。

もし育休を取得せずに仕事を並行していたのなら、産後の妻に対し心身の負担をかけ、家事の分担の不均衡などには気づかず、忙しさを理由に育児は怠り、家族が増えたにも関わらずろくに向き合わずに過ごしてしまっていたように思います。

最後に

意見の偏りはご了承ください。生活様式や人生フェーズなどによっても各家庭で事情が異なるかと思います。
ただ私の場合は、育休取得によって今一度家庭を見直すことができたり、産後の妻の不安を軽減できたことに喜びを感じました。

また、最初はバタバタして十分な時間は取れていませんでしたが慣れもあり、今では自分の仕事を見つめ直せたり、noteを執筆する余裕をもてたりしています。

簡単ではありますが、これから育休取得を考慮されていたり、不安を感じていらっしゃる方の一助になればと思い投稿しました。







サポート分以上の成果を目指します!感謝です!