子育て シングルワーママを救う社会資源について

会社の経営マネージャーと話していた。
「うさみさんは、将来のビジョンを持ってるの?」

私は未婚のひとり親だ。
妊娠から出産、生活を支えるための就労も引っ越しも。車の維持だって全てひとりで行っている。誰に教えられた訳でも、助けてもらっている事実もない。
【生きる】ために、必死で情報をかき集めた。きっとこれは、私の決定的な強みだと思う。

「私と同じような境遇の人に、使える社会資源を教えてあげる活動をしたいです。」

未婚で出産するシングルマザーには、学が足りない人が多いと思う。私だってそう。無名の私立大学を中退した。でも、その決断には大きな覚悟と考えがあった。【未婚の母】になっても一定水準の生活を維持できる【戦略】があった。だから、これはきっと私にしかできない活動だと本気で思っている。

「それも良いけど、社会資源を使わなくても幸せになれるサポートをすればいいんじゃない?幸せにしてくれるパートナーを探すとか。」

「そうですね。ただ、その素敵な人を見つけるためには生活基盤を整えなくてはいけない。素敵な人と出会うために、自分を魅力的に見せられる自信を持つ必要があると思うんです。」

自分で生活基盤を整える。
自分で社会に溶け込む術を掴む。
自分で、自分の選択に胸を張る。

そうしないままに、【いい人】とは出会えないと、私は思う。もし仮に出会っても、それは今までと同じタイプの異性かもしれない。もし仮に出会っても、(私なんかを養ってくれてありがとう)と、劣等感を抱いてしまうかもしれない。もし仮に出会っても、(私にはこの人しか居ない)と、依存してしまうかもしれない。

そうすれば、せっかく生まれてきた子供は悲しくなるかもしれない。せっかく【生きてほしい】とお腹で育てた大事な命が溢れ落ちるかもしれない。

私は、こどもを産む決断をしたお母さんに自信を持ってほしい。だから、使える社会資源を最大限に利用出来るようにサポートしたい。私がそれらに助けられたように

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