見出し画像

【旅行記】6泊7日の旅【大阪編】

【1日目と2日目まとめて】

私が無職になったことを知った友人から「久しぶりに会おうよ!」と声をかけられた。
友人が住んでいるのは大阪で、社会人になってからはなかなか会うことが出来なくなっていたから「いいね!いつがいい?」とすぐに旅の予定を立てた。無職は腰が軽いのだ。

大阪は今まで一番行っている旅行先と言っても過言ではないくらいの場所なので、大阪城、道頓堀、なんば、新世界、万博公園、ニフレル…などなど、正直観光地はもう行き尽くしている。
それに今はインバウンドの影響もあって、どこもかしこも外国人観光客がひしめき合っている。

ということで、友人と合流した途端から翌日の夕方まで、ほとんどの時間を友人宅で過ごした。
積もる話で盛り上がって、御飯時になると近所の美味しいラーメン屋やねぎ焼き屋、居酒屋に連れて行ってもらった。ちなみにどのお店も美味しかったがお喋りに夢中で一枚も写真を撮っていない…しくじった。
学生時代に知り合って、もう10年くらいの仲だろうか。コロナ禍もあって5年くらい会ってなかったけど、久しぶりに会ったとは思えないくらいすぐに昔のように話ができて楽しかった。無職ゆえ自由に動くことができる今だからこそ会えたので、サンキュー無職。自由に感謝である。

ちなみに新大阪までの新幹線の車内で印象的な出来事がふたつあったからそれを思い出に残しておこう。
ひとつめは「私の席を乗っ取った景色を見たいおじさん」の話。
事前にネットで指定席を確保していた私。2人がけの席は埋まっていたので、3人がけの一番通路側を予約していた。
いざ車両に乗り込むと、なぜか私の座席におじさんが座っている。窓際からA、B、C席だとすると、私の席はCだ。でもBとCの席に仲良くお喋りする屈強な男性が座っている。
号車番号と席を何度も確認したけど、そこは間違いなく私の席だ。私の席に間違えて座っている。
声をかけようと後ろから覗き込むと、海外からの観光客のようだった。まじか、外国人か。
なんて説明すれば伝わるだろうか…と考え込んでいると、私の席(C)に座っているおじさんが「おまえここに座りたいのか?」的なことをAの席を指しながら英語で話しかけてくる。
きっとあなたこそがA席に座るべきなのだが、英語で説明する自信がない。それに混雑した車内でいつまでも通路を塞ぐわけにもいかない。
というわけで私は頷いて、大きな体ふたつを跨ぐように進んで、窓際のA席にとりあえず座った。
まあいいか、と思いながらしばらく座っていたのだけれど、どうにも居心地が悪い。なぜなら席を間違えて座っている彼らは、道中ずっと、ずーっと窓の外を眺めて見える景色ひとつひとつに盛り上がっているからだ。
(外が見たいなら尚更窓際座りなさいよ…)
勿論今更説明するのも面倒なので、コンビニで買った朝ごはんを食べてそのまま眠ってしまった。

ふたつめは、通路を挟んだ斜め前の席で起きた出来事だ。70代くらいのお爺さまお婆さま4人組。2人がけの席をわざわざ回転させて向き合って座っていたのだけれど、名古屋駅で席を戻すことなくそのまま下車。
すぐに名古屋から乗って来た女性2人が、向かい合っている座席を見て困っている。席の戻し方がわからないようでアタフタしているところで、近くに座っていた別の女性が席の回し方を教えてあげた。「ありがとうございます」とお礼を言ってほっとした様子で笑っている2人。
その光景を眺めながら「良かったねおふたりさん」と思っていると、1人は今回転させた前の席に、もう1人はその真後ろの席に着いた。
おお、なんだ、他人だったのか。連れ合いだと思っていた2人は、まったくの他人だったらしい。
いやあそれは困るに決まっている、ここからしばらく赤の他人と向かい合って新幹線に乗って行かなきゃならないところだったのだから。

そんな出来事に遭遇した東海道新幹線の往路でした。

【3日目】

さて、友人との束の間の再会を終えて。
このまま真っ直ぐ帰宅するかと思いきや、朝からパートナーと新大阪で合流である。
私の旅に便乗して、夜行バスで今朝梅田に到着したパートナー。寝不足&疲労でだいぶグロッキーなご様子。夜行バスは確かに安いけど、一晩明かす体力はもう無いので私にはむり。

こうしておふたりさまになったが、前述した通り大阪の観光地はある程度制覇している。
ということで我々がやって来たのがこちら。

ダスキンミュージアムをご存知だろうか。
新大阪から30分以内で行ける好アクセス、日本のお掃除の歴史が学べて、さらにミスドミュージアムではドーナツ作りの体験ができたりする施設になっている。
ちなみに大阪生まれの友人は「え、何それ初めて聞いたんやけど。どこにあるんそんなとこ」と言っていたので、そんなにメジャーではなさそう。

ドーナツ作りは事前予約制だったので我々は体験できなかったが、200円でドーナツボールのトッピングができたりするし、全国の出店歴史が見られたりするので、地元のあのお店とか、今よく行ってるお店とかを探すのも非常にわくわくする。

ソースは4種類から選ばなきゃいけないので悩ましい
子供向けなので170cmくらいで18コ分に達する

ゆっくり回っても1時間半くらい。ファミリーがたくさんいたけど、お掃除の歴史なんかは大人が見ても結構面白くて興味深いのでおすすめ。
ダスキンミュージアムを満喫したあとは、心斎橋へ移動。
大丸の551でお昼ご飯を食べて、PARCOの中をぶらぶら。

海鮮焼きそばはあっさりしてるけど具沢山
勿論豚まんも食べるし海老焼売も食べる
パートナーが好きなOVER THE SUNのポップアップ

ホテルにチェックイン後少しダラダラして、夕飯&お散歩がてら道頓堀のほうに向かうも、外国人観光客が多すぎてそこはもはや異国の地。
人酔いしながら歩いて、目星をつけていたお店に着くも予約で満席とのこと…何を食べたら良いか段々わからなくなる…そして結局大丸で回転寿司を食べる我々。大阪らしくない1日を終えた。

【4日目】

この日は朝から天神橋筋商店街へ。
天神橋筋商店街は全長約2.6kmの日本一と言われる商店街。なんと800店舗が軒を連ねているらしい。とりあえず端から端まで歩いてみた。

大阪天満宮の桜は散り始めていた
「wanna manna」台湾料理で小腹を満たす
「たこ焼き寛子」10個300円なぜか50円お釣りをくれる

食べ歩きをしようと意気込んでいざ参っても、いつもなんとなくうまくできない。「美味しそう〜」「ここ並んでるし有名なのかも」と色々思って気持ちはそそられるのだけれど、足を向けるまでには至らない。買って食べてみればいいのに、ついついスルーしてしまう。
食べ歩き上手な人になりたいものだ。
ちなみに「たこ焼き寛子」のたこ焼きは物凄く美味しかった。飲むようにぺろりとたいらげた。2人で10個にしたが、多分1人でも余裕で食べられる。
小腹を満たしたあとは、「大阪歴史博物館」を見学して「難波宮跡」でのんびり。
そして夕飯。
昨日満席で入れなかったお店にリベンジ。
実は昨日行った時、機転を効かせたパートナーがその場で予約してくれたのだ。
「しじみ炊き肉 くにき」
大阪で(自分史上)一番美味しいグルメ。

展示にゆとりがあるので観やすいし仕掛けも多い
歩き続けたので日光浴しながらしばらくのんびり
メインの炊き肉の前にレバーを食べる…
これがしじみ炊き肉 出汁がすごい
調子に乗って野菜とホルモンと牡蠣を追加

しじみ炊き肉…
今も思い出しただけでよだれが出そう。忘れられない味。大阪でしか食べられないというところが余計に特別に思わせるのかもしれない。
平日だとしても予約なしで入るのは結構難しそうなので、行かれる方は予約をオススメ。

そんな感じで大阪4日目(パートナーは2日目)の夜を終えた我々。
ここで予定していた旅はおしまい。
明日昼頃には新幹線の自由席でのんびり帰る…
はずでした。
ホテルの部屋に戻って、シャワーを済ませてベッドでだらだらしながら、どうしてもまだ旅を終わらせたくないパートナーがぽつりとつぶやく。

「やっぱり富山だ」

富山県。
元々、ある理由でパートナーが春に行きたいと思っていた場所。

「富山かあ、サンダーバードで福井県の敦賀まで行って、そこから北陸新幹線で1時間ちょっとだね」

早速行き方を調べている辺り、つまり私も乗り気なわけで。
あっという間に明日のホテルを予約して、富山行き、旅行延長が決定。

というわけで、【5日目】から富山編!
しかもタイトルでネタバレ済みですが、6泊7日の旅なので、富山に2泊しています…
一体富山で何があったのか。次回に続きます!

【合計歩数】

1日目 9,368歩
2日目 9,603歩
3日目 18,533歩
4日目 16,468歩
4日間合計…53,972歩

【合計支出(1名分)】

交通費14,000
宿泊費21,000
食費16,000
4日間合計…51,000


※今回はこまめにメモをとっていなかったのでざっくり計算

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?