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君の目に映る色鮮やかな世界がもう二度と濁ってしまわぬように【窓ぎわのトットちゃん】
そうか、私、いつのまにか、大人側から映画を観るようになったのか。
「窓ぎわのトットちゃん」を観て、ふとそんなことに気がついてしまった。
お母さんに、お父さんに、先生に、駅員さんに…トットちゃんが見ている世界に生きている「大人たち」に感情移入して、大人側からトットちゃんを見守っている気持ちで映画を観ていた。
わあトットちゃんそんなことしたら危ないよ
ひゃートットちゃんお願いだからそれはやめて
まさかあなたがチャーリーではなかったなんて…【チャーリーとチョコレート工場】
騙されていた…
もしかして十数年騙されていたのでは…
長年ジョニーデップこそがチャーリーだと思い込んでいた私は、あの可愛らしい少年が「チャーリー」だったことにひどく衝撃を受けたのですが、その内容にも驚かされた。
もっとポップでコミカルな内容だと思っていたのに…あんなにブラックユーモア的な作品だなんて…
知らなかった。初めて知った。
5人の選ばれし子供たち、曲者すぎる。
一瞬「ワルイ子たちがチ
「助けて」と言えたら何か変わったのだろうか「マイ・ブロークン・マリコ」鑑賞記録
「綺麗なあの子しか思い出さなくなる」
芽郁ちゃんの身を切るような、内臓の隙間から絞り出したような叫び声に、思わず喉の奥に力が入った。
『マイ・ブロークン・マリコ』
元々原作を読んでいて、たいへん期待していた今回の映画化。
永野芽郁ちゃんが主演と知った正直な感想は、
「え!?芽郁ちゃんが!?シイノを!?」
私の中の永野芽郁といえば、爽やかで、可憐で、コミカルな俳優という印象だったので、意
誰よりも早く「あなたの好きな人」がわかってしまうのは、あなたの視線や仕草や表情をよく見ているから。「サマーフィルムにのって」感想
「サマーフィルムにのって」
ネットでの高評価を何度か見かけたので、映画館へ足を運んだ。
この映画を誰かと一緒に見ていたら、私はきっと帰り道を歩きながら「とてもいい映画だったね」と言ったと思う。
それらしい言葉をどれだけ集めて駆使して並べるよりも先に「良い映画だった」と思えることがシンプルで大切だ。
とはいえ今回は一人での鑑賞なので、そう言える相手は残念ながらいない。心の中で噛み締めるだけ。でも