モンゴルのお祭り、ハワリンバヤルに行ってきました! 国際フェス体験記#3 ゲルの屋根は羊の毛。
先日、東京光が丘公園で行われたモンゴルのお祭り、ハワリンバヤル2023に行ってきました!
会場にはモンゴルの移動式住居・ゲルが設置されてあり、自由に出入りすることができます。
実際に入ってみたら色々な発見があったので、イラストルポにまとめました!!
(#1〜2ではモンゴル料理や民族衣装を紹介しています。よかったらご覧ください^ ^)
ゲルとは、モンゴルで遊牧生活を送る人々の移動式住居のこと。
じゃばら状の壁に屋根を組み、柱で支え、天幕で覆って造ります。
モンゴルは厳しい土地柄でも有名で、冬は-30℃の極寒から、夏は日によって40℃近くに達することもあるそうです。
モンゴルの人々は、天幕の裾を少し上にあげ通気性をよくすることで夏の暑さに耐え、逆に冬には、ゲルの周りを隙間なくビッチリ布で覆い、布を重ねたり毛皮を張り巡らせたりすることで防寒対策を施すのだとか。
天幕の布は羊の毛からつくられたフェルトなので、断熱性に優れ、丈夫です。
ゲルは、モンゴルの厳しい気候にも対処できるよう作られているのです。
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そしてもう一つ大事なのは、彼らが遊牧生活を送っているということ。
実際に入って気づいたのですが、ゲルの屋根の骨組みや柱はネジや釘で固定されているわけではなく、枠にはめてあるだけだったり、紐で縛ってあるだけだったりするのです(それも、結構細い紐)…!
しかも天幕のおもりは鉄アレイ…!!
確かにネジや釘で固定してしまうと、解体し移動するときにも組み立てるときにも手間がかかるし、使用しているうちに木が傷んでしまうかもしれません。
簡素なようで理に適っている。そんなモンゴルの生活を感じたのでした。
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