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日向坂46「3周年記念MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~」Day2感想(偶然の文脈が紡ぎ、繋いだ約束について)

「鉄は熱いうちに打て」、先人は言いました。
まさにその通りで、noteも書きたいと思う熱が過ぎてしまえば一気に意欲を失ってしまうものです。その為この記事はその熱が冷めやらぬうちに勢いで書いてしまおうと言う訳です。
日々過去に学び、温故知新・覧古考新・管中髄馬の精神で行きましょう。ちなみに後ろ2つはつい先ほど調べて初めて知った言葉です。

さて、タイトル通りですが去る3月30、31日に日向坂46のかねてからの目標であった東京ドーム公演「3周年記念MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~」が開催され、自分は2日目を観賞してきました。

昨年はグループとしてのワンマンライブやWケヤキフェスなどFC先行、一般ともに悉く奇跡のチケット全落ちを果たしたので今回が日向坂のライブ初参戦と相成りました。
一応昨年10月のMTV LIVE MATCHに参加してたのでは完全な初邂逅ではないんですが、ホールのほぼ最後列だったこともあり、改めて昨日「本当に日向坂46って存在してたんだ(半年ぶり2度目)」ってなりました。メンバーのお顔もちゃんと見えました。

結論。めちゃくちゃ良いライブでした。掲げ続けてきた「約束の地」での公演に相応しい内容だったと思います。初めて見た彼女達のワンマンがこのライブで本当に良かったです。その内容はまた改めて以下に。

今回の記事ですが、テーマは大きく三つ。
「先日自分がnote投稿した予想セトリと本公演の答え合わせ」
「今回のライブ体験談と感想」
「本公演そのものの意義、考察」
を軸として書こうと思います。

ちなみに、今回の記事の気取った副題は以前こんなタイトルの記事を書いてそこそこの閲覧を頂いたので験担ぎみたいなものです。

それでは、順を追って触れていきましょう。


①予想セトリと本公演の答え合わせ

2週間前にこちらの記事を投稿しました。あまり時間が経ってないにも関わらず、ダッシュボード見たらビュー数がこれまでの100記事近くの中いきなり7番手につけてました。日向におんぶにだっこの当noteですね。

ちなみに、こちらの記事で予想したセットリストがこちらです。これは完全に近々のライブ傾向を鑑みて当てに行きました。

Overture
M1. ハッピーオーラ
M2. NO WAR in the future 2020
M3. ソンナコトナイヨ
M4. アザトカワイイ
M5. この夏をジャムにしよう
M6. ドレミソラシド
M7. My fans
M8. ってか
M9. 思いがけないダブルレインボー
M10. ひらがなけやき
M11. 永遠の白線
M12. 半分の記憶
M13. 期待していない自分
M14. 日向坂
M15. ときめき草
M16. こんなに好きになっちゃっていいの?
M17. アディショナルタイム
M18. 誰よりも高く跳べ! 2020
M19. キツネ
M20. 青春の馬
M21. JOYFUL LOVE 
[Encore]
M22. 君しか勝たん
M23. キュン
[W Encore]
M24. 約束の卵 2020
予想セトリ(2022.3.13)

そして、「たぶん叶わないけどこうなったらいいな」と定番曲に自分の好みの楽曲を混ぜ込んだ妄想セットリストがこちらです。

M1. 約束の卵 2020
Overture
M2. ハッピーオーラ
M3. 君しか勝たん
M4. ドレミソラシド

M5. アザトカワイイ
M6. この夏をジャムにしよう
M7. 沈黙した恋人よ
M8. おいで夏の境界線
M9. 永遠の白線
M10. 半分の記憶
M11. ひらがなで恋したい
M12. 君に話しておきたいこと
M13. まさか 偶然…
M14. やさしさが邪魔をする
M15. 期待していない自分
M16. ってか
M17. キツネ

M18. 誰よりも高く跳べ! 2020
M19. ソンナコトナイヨ
M20. JOYFUL LOVE
M21. 車輪が軋むように君が泣く
[Encore]
M22. アディショナルタイム
M23. キュン
[W Encore]
M24. 青春の馬

妄想セトリ(2022.3.13)

ちなみに、今回は2days公演でしたが、近々のライブでは大枠のセトリは一緒のため日毎で変更があっても2,3曲位(期生曲)とかかな、と予想をしました。

それでは、実際のセットリストはどうだったでしょうか。見て行きましょう。セトリはオリコンさんの記事から引用させて頂きました(一部文字表記等を変更しています)。https://www.oricon.co.jp/news/2229708/full/出典

▼初日:3月30日公演
Overture
M1. ひらがなけやき
M2. キュン
M3. 青春の馬
M4. アディショナルタイム
M5. My fans
M6. 僕たちは付き合っている
M7. ホントの時間
M8. ひらがなで恋したい
M9. ドレミソラシド
M10. こんなに好きになっちゃっていいの?
M11. イマニミテイロ
M12. 最前列へ
M13. 君に話しておきたいこと
M14. ときめき草
M15. アザトカワイイ
M16. ソンナコトナイヨ
M17. 期待してない自分
M18. 君しか勝たん
M19. 永遠の白線
M20. 半分の記憶
M21. ってか
M22. NO WAR in the future 2020
M23. 誰よりも高く跳べ!2020
M24. JOYFUL LOVE
【Encore】
EN1. 約束の卵 2020
EN2. 日向坂
出典:ORICON NEWS
『日向坂46、2度の延期乗り越え、念願の東京ドームで感涙「新たな出発の場所」』
▼最終日:3月31日公演
Overture
M1. キュン
M2. ドレミソラシド
M3. おいで夏の境界線
M4. キツネ
M5. ハッピーオーラ
M6. 窓を開けなくても
M7. こんなに好きになっちゃっていいの?
M8. 抱きしめてやる
M9. こんな整列を誰がさせるのか?
M10. My god
M11. Dash&Rush
M12. 未熟な怒り
M13. この夏をジャムにしよう
M14. Right?
M15. それでも歩いてる
M16. アザトカワイイ
M17. ソンナコトナイヨ
M18. 期待してない自分
M19. 君しか勝たん
M20. 永遠の白線
M21. 半分の記憶
M22. ってか
M23. NO WAR in the future 2020
M24. 誰よりも高く跳べ!2020
M25. JOYFUL LOVE
【Encore】
M26. 僕なんか(☆新曲)
M27. 日向坂
【W Encore】
M28. 約束の卵 2020
出典:ORICON NEWS
『日向坂46、2度の延期乗り越え、念願の東京ドームで感涙「新たな出発の場所」』


………いや、初日と最終日で全然違うライブじゃねえか!

この楽曲量を素人でも分かるレベルの多忙さで2日間完遂させる日向坂、すげぇよ、プロだよ。そら前日にレコメンでかとしもおかしなるよ。

というか…セトリ考えた中の人、変わりました?
昨年の様々な日向坂ライブ、毎回ほぼ似た構築学で作られたセトリと言っても過言ではなかったので、正直舐めてました。こんなにひらがな楽曲出血大サービスだとは。大いに自分は反省しなければなりません。

自分は2日目のみの参戦だったんですが、終演後に連番した方と一緒に1日目のセトリ見たら困惑案件でした。ってかこの内容こそWケヤキフェスでやっとけよ。

ステージ演出も念願の約束の地に恥じない非常に凝ったライブでした。ツアーや昨年のひなくりのようなストロングスタイルも悪くないのだけど、本公演や先日ひかりTVさんで配信された「大好き!日向坂」での過去ライブ映像を観たら、日向坂のライブの良さは煌びやかなステージ演出も強みの一つだよなぁ、と改めて思いました。せめて今年のひなくりはまたこっち方面に戻してほしいなぁ。

それはともかくとして、偉そうにも客風情がセトリ予想して記事ビュー稼いだからにはフィードバックが必要だと思うので採点が必要ですね。
自分の予想を両日毎に分けた結果発表です。

自分の予想セトリ的中率(楽曲披露)
・1日目(20/26曲) ・2日目(18/28曲)

…これはどうでしょうか?披露曲数予想が自分は24曲だったのでそこが多かったのと2日目がちょい誤算だった感ありますね。そら定番曲やらシングル曲で日向を知ってる人が普通にやれば半分以上は当てられるだろ、って予想だと思うので2日目は共通テストであれば足切り案件な気がします。

ちなみに妄想セトリだと、
・1日目(17/26曲) ・2日目(19/28曲)

欲望を詰め込んだ割にはけっこう健闘してますね。
1日目でのがな恋、君話、半分の記憶。2日目でのおい夏、ハッピーオーラを当てたのはファインプレーかと。
2日目限定で新曲が来るとは思わなかったなぁ。これは別項目で触れます。


で、こちらは厳しい採点になるんですが曲順と楽曲どちらも当てたのは何曲か、という振り返りです。そもそも曲数が違ったのでアンコールからはリセットして1曲目~とさせて下さい。

結果。自分の予想セトリ。
・1日目→0曲 ・2日目→1曲(WEN.約束の卵)

これはひどいですね。清々しいほどのほぼ全外しです。一応本編最後にジョイラが来るというのは当てたので情状酌量の余地はあると思いますが、まさかほぼフル尺で26・28曲もやるとは思わなんだですよ。

ちなみに妄想セトリだと、
・1日目→0曲 ・2日目→0曲

次行きましょう。

②当日ライブレポと感想

ここからは当日のライブ感想を。ここで言うライブレポ、というのは「ここであの演出があって~」「それにはこんな意味が込められてて~」的なのを曲順に丁寧に説明していく感じのやつではありません。そういうのは他の方が十分に書いてくれるでしょう。あとそういうカロリー高いのは楽曲レビューとかでやります。
当日の自分の動きと、ライブ時に自分が思った感想をかいつまんで日記的に書きます。食レポ読んでるような気持ちで見て下さい。

☆開場前

先述しましたが、自分は31日のみの参戦でした。さすがにこの公演でネタバレ踏みたくなかったので前日夕方から当日公演終了まではほぼ日向関係の情報シャットアウトしてました(公式Twitterとメッセは見てたけど)。
ただライブ自体の情報は1mmも情報入れてないので「Overture終わったら急に巨人戦始まるよ」と言われても信じたかも知れません。

私事ですが、会場に行く前最寄り駅付近の不定期で通ってる整体に短時間で終わる骨盤矯正に行ったら、担当のお兄さんから「最近どこかお出かけしました?」と聞かれ「最近というか、これから東京ドーム行きますね」と言ったら即座に「日向っスか?」と返されて日常の生活圏内に隠れおひさまを発見してしまいました。今後通う時どうしよう。

で、せっかくライブに参加するんだから、というのと本日まなもさんの出番が少ないのが発表されてたのもあり全力応援の意を込め事前に装備を。

このご時世ネット購入という便利なものがあるのに物販に何時間も並ぶのは正気の沙汰ではないと思うので。てかコロナ禍前よう皆あれ我慢してたよな。転売ヤーの餌食にもなるしもっと早くからこうしときゃ良かったのにね。ただ会場付いたら物販「それでも並んでる」になってましたが。

関係ないけど自宅からすぐの距離にある桜が綺麗でした。春ですね。

で、当日会場のマップを見たらなんか「抽選会」とFC民向けで「会員証」とかいう文化があるらしい、そして前日超混んだらしいと知り予定を早めて13時前には現地入りしました。
いや、抽選会はともかく会員証はせっかく月費払ってるんだから自宅に郵送してくれよ。

ただそこら辺の交換は20分もせずに済んじゃいました。時間の問題なのか。前日の反省を運営が活かしたのか。

何かあの青い鳥が小生意気に会場のある右方面に目線をやっていました。(じゃあいっそ会場に身体向けろよ、そういうとこだぞ)(そういえば今回CV聴けなかったですね)

その後は開場まで時間あったので周りを散策しました。

基本トイレめっちゃ混んでたんですがドーム付近だけど敷地内ではない位置に秒で入れる公衆トイレ見つけたので得した気持ちになりました。何かオープンワールドのゲームで隠しスポット見つけたみたいなアレですよね(エルデンリングにハマっている当アカウントです)。

正午付近地味に暑かったですね。自分はムダに意識が高いオタクなので推しメンタオルのメンバーの名が印字されてない裏面で汗を拭くなどしました。タオルとしての使用想定はそれで良いのか知らんけど。あとよく考えれば別途で普通にハンカチ持ってけば良かったです。

観測範囲ですが、男女問わずみほちータオル多いなと思いました。同じく丹生ちゃんも。
丹生推しは疲れた社会人男子が多いのかなとド偏見を抱いていたのですがめっちゃ若い子多かったです。
あとはまなふぃ推しがスクラム組んでわいわいやってて微笑ましくなりました。円陣構成も老若男女多国籍で微笑ましくなりました。まなひー意外と女子ファン多いのね。後は安定のとしきょん、猫、こしゃ辺りのタオルも多かったな。

あと敷地内で回転寿司屋さんだけけっこう空いてたのでそこに入りました。お腹空いてたし。

そこでこんなネタ思いついてついったに上げて軽く滑るなどしました。

しかし、周りのおひさま、若い。自分は頭皮がおひさまにならぬよう毎日ヘアケアしてると言うのに。あ、ちなみに自分は勿論ぼっち参戦です。


☆開場後

自分は三塁側一階席でした。もし突然何かの手違いで巨人戦が始まったら岡本和真の華麗なプレーが見れそうな席です。
前から16列目だったのとホームベース付近の舞台や通路に近かったので「めっちゃメンバー見えるやん」ってなりました。

で、自分の席を確保し、一旦トイレに行って戻ってきたら明らかに自分の席に爆弾でも入ってんのかっていうクソデカ黒づくめリュックがありました。
ライブでも野球でもなくTENETが始まるのは勘弁してくれよ、あと持ち主ヤバイおっさんだったら対処どうしよう、と身構えていたんですがすぐ持ち主帰ってきて普通に良い人でした。席は間違えないでほしいけど。焦るし。

で、そのやりとり関連がきっかけとなり開演ちょい前から帰路の電車までそれぞれ全く知らない同士で連番した男子(あゃめぃちゃん推し、イケメン)と女子(丹生ちゃん推し、かわいい)と自分(アラサー、若作り)の3人でお話ししてました。 
終始自分がオッサンという自覚を持つことと「この方達の失礼にならないように…」を念頭に行動してました、 良い方達でよかったです。 
たぶん20代前半~中盤の2人でしたが同い年くらいですね、という流れがあった気がします。お世辞ではなく真に受けてた方が幸せだと思うのでそうしときます。
意外と自分、こういうライブオンリーでの一期一会好きだったりします。お互いだいじょぶそうな感じだったら割と他のライブでも知らん人と会話したりします。

☆開演

先日こんな記事を投稿して読者の方は「あぁこいつやっぱ面倒な性格してんな」と思った方が多いかと存じますが、日向の現場割と自由でしたね。普通に無心で光る棒振ってました。
一応それっぽい観賞スタイルみたいなのはあれど、全然好きなように動いて楽しめました。次回からもこれ持っていこかな。せっかく3000円出したし。

個人的に、「自分の楽しみ方を啓蒙する」のは全然OKだと思うのですが(自分もこんな記事書いてるし)「みんなでコレしましょうを呼びかける」は自分哲学的にアウトだと思うのでそういう雰囲気じゃない現場で良かったです。ネットのサイレントマジョリティを真に受けすぎるのも良くないですね。

何なら開演直前やアンコール前の自然発生したクラップで裏拍取ったり3拍子に換算してバルーン叩いてた自分のが厄介だった説があります。でもこれ丁度よく暇潰せて楽しいんだよな。元バンドマンの余計な技術。


★冒頭ムービー

今までの歴史を振り返るムービー。卒業したメンバーや、つい先日ライブ不参加が発表された濱岸さんに配慮した映像もあって(おそらく急遽差し込んだカットなんでしょう)愛のある映像でした。監督、頃ふぃなんですね、流石。

バックで卵が流れていたので、「これは…まさか俺の妄想が具現化して卵を一曲目に…!?」と思ったけど普通に動画onlyでしたね。ただ初日はラストフレーズを歌ってのメンバー登場という神演出という情報が入ってきたのですがなんでそれ2日目もやらんかったんですか。

あと、今回のOverture。上に乗せたセトリ記事リンクで「今回の自己紹介ムービーは特定の人をセンターにする作りじゃなくて皆を平等に紹介してほしい」って願望書いたんですがそれに関してはビンゴでしたね。

★王の帰還

「ああ一曲目キュンかぁ」ってゆるふわでノってたんですが「こさかなおるやんけ!」って一気にテンション上がりました。そこからのドレミの指揮。冒頭から射抜かれやられてしまった。MCでも生の声が聴けて、「一緒に歩いて 一緒に辿り着こう」なのだと。

★おい夏亡霊の救済

イントロで「!?」「!?」ってなりました。日向から入った自分ですがひらがなでも上位の好きな曲です。「あ、このライブ心構えが違う」とこの時点で。
あと直後のキツネのトロッコシャーが思いの外早くて笑いました。

★ハッピーオーラどこ見りゃええねん問題

そこからの演出ステージは見事。彩りは派手だけどトロッコでメンバーの移動負担は軽減。これならこしゃやまなもさんも参加できる。ただ言い換えればカオス。気球飛ぶわファンシーな車乗ってメンバーがアリーナからこっち来るわ。
そういえばアリーナに出没してたカラフルなチンアナゴみたいな触手なんだったんでしょうかアレ。今回のドーム公演七不思議の一つだと思います。あれの演出意図が気になりすぎて変に一個脳内に乗っかってるのよ。

あとはあれですね。気球が自分達のゾーン通り越した時にまだそっち見てたら乗ってたかとしがこっち向いたままはしゃいでました。そういえば良くオタクが「自分の方向いた!」って騒いでますがあれ言う人何なんでしょうね。周りに人いっぱいいるのに。
そんな中ですがペンライト上空のかとしに向けたらこっち指さしてレスくれました。たぶんあれは俺への私信だと思います。

★抱きしめちゃる

ちゃる。やんちゃる。おい夏といいしれっとレア曲を始めるんじゃないよ。あのパフォーマンス、ステージギミック含めてめちゃ美しかったですよね。自分は「日向坂回転寿司」と名付けました。あのままMVとして出しても問題ないだろ。
好み的に音源では正直そこまでだったけど、生で観たら人気曲になる理由も分かる気がする。

☆MCについて余談

丹生ちゃんのかめはめ波茶番すごい良かったですよね。
これはクレーマー気質入ったアレかもだけど、前回は会場の気を集めて客に向けてぶっ放すセルみたいな事してたのが、今回は攻撃しつつステージを周り回って自分達に返って反撃食らう、っていうオチの流れが会場の性質を活かしつつ前回のフィードバックが良い感じに作用されてて単純に感心しちゃいました。あとアリーナのオレンジウェーブ綺麗だった。

★3期生かわいすぎ問題

3期かわいい。夏ジャムからのRight?。かわいい。

★椅子の空白

「それでも歩いてる」、回転ステージであれやるの、歌よりも「大丈夫かな…」「怪我しないでね…」の意識に支配されました。
個人的には最後の並んだ空白の椅子、「みんな一緒だよ」より「場所は空けてるよ」の解釈のが好きだったりします。

☆高低差キーンなr

「アザトカワイイ」→「ソンナコトナイヨ」→「期待していない自分」→「君しか勝たん」。
実際にこんな子いたらちょっと情緒が心配な繋ぎですが、狙い通りなんでしょう。

★勝たん

「君しか勝たん」のイリュージョン演出中、
お昼に食べた生モノ(寿司)のせいなのか、昼と夕方の寒暖差が身体に響いたかどちらかが原因でお腹を下し中座して「トイレしか勝たん」になってました。次の「永遠の白線」見逃しました。眞緒ニャンねるポーズ観たかった。

★勝てん

あと「君しか勝たん」のバルーンパンパン問題、現地で観ることによりなかなかこれ深刻だな、と感じました 。必ずしも揃える必要はないけど冒頭やメロ頭拍のクラップは良いと思います。曲にも合ってるし。
ただ完全にサビ後半のバルーン連打が「皆意思なくそれっぽく叩いてる感」で完全に楽曲を殺しに来てて「おぉ…」ってなりました。バラバラでも良いと思うけどそう言うことじゃねぇよ、っていうか。
たぶん揃えたいと叩いてる側が思ってるんだろうけど、会場デカければデカいほど反響でズレるから客のマインドと合ってなくてノイズになるんよ。

いっそやるならあの曲だけ運営主導で太鼓の達人みたいな映像ガイドラインスクリーンに映せばいいと思いました。
重ねて言うけど別にバルーン叩くのは良いんです、ただあのサビ後半の脳死バンバンは主体性がなさすぎてその音にかき消される楽曲と歌が可哀想につきます。

☆ダンスゾーン

どのセクションでやったか忘れたけど、三期のコンテンポラリーが楽曲外ではめちゃ好みでした。
あと「ってか」の前の申し訳程度の和要素なんだったんだろう。繋ぐ楽曲に関わらずあれ入れないといけない縛りでもあんのか。

★時をかけるまなも

「半分の記憶」の愛萌さん、愛萌さんでした。当時を知らないんだけどがな推し時代の顔してませんでした?演者見なきゃ、と思いつつモニターで大きく映るまなもさんに目が行っちゃいました。
この曲はこしゃ居なかったけどたぶん概ね2人ともライブ通して同じ参加タイミングだったよね。なおまな過激派なのでパフォーマンス以外の休憩タイムはゆっくり休んで一緒のベッドとかで寝ててほしいです。

★完全感覚佐々木久美

誰跳べのキャプテンの煽り、今思い出すと完全にワンオクだった気がする。「Deeper Deeper」歌い出すんじゃねぇか、と思う瞬間が何度もありました。

★なないろ

ジョイラ、皆いるのいいですよね。新3期も含めて。
(終わったあと21人いましたね、って連番相手に言ったら「そこまで数えてたんですか…」って驚かれるとともにちょい引かれました)

色々言ってたけど虹色については心から参加できました。何だかんだ会場内に居ると七色に身を任せたくなるものですね。
「やりたい」「やりたくない」色々あると思いますが、どちらもそれを過剰に発信し続けるのを見ちゃうとノイズになっちゃうので、自然と発生した虹が答えで良いんだと思います。リアルの虹も偶然出会うものでもあるので。だからこそ綺麗に映るんじゃないでしょうか。

あとこれはものすごいデリカシー無いんですが、最後の虹をモーゼ式に渡る日向ちゃんがエルデンリングの霊体みたいな白金の光り方してて笑っちゃいました。あそこ絶対感動するとこなんだろうけどゲーマーの悪いとこです。

☆アンコール前

隣で連番になった人がめいめい推しだったんですが、丁度自分がいた席がめっちゃ東村さん近くに来る神ポジで自分も一緒に「なにこの猫超かわいい…」ってなりました、推しそうです。

★王の帰還2

そんな事思ってたらまさかの新曲「僕なんか」。これについては下記でも触れますがとにかく小坂菜緒さんが主人公過ぎて泣きそうになりました。既存曲だと「ときめき草」チックな温度感が今の彼女にドンピシャだったとおもいます。東村さんに向いてた感情が一気に吹っ飛びました。猫ごめん。

★最後の曲って固定する必要ある?

ちょっとネガを挙げるなら、 今回のキャプテンのMCだと今後のライブで「日向坂」を約束の卵ポジで歌う感じになりそうなのが。あの曲が肌に合わない人間としては「マジか…」とはなりました。
詞がね、散々不遇な目に合わせてからの結果オーライに御大が全乗っかりした感じでモヤるんですよ、あれをメンバーが作詞したとかなら涙ちょちょぎれ案件だけど。

★新たな文脈

「約束の卵」は個人的に最後でやるのどうなん派だったんですけど、2日間のセトリを公演終了後に見たら合点がいきました。詳細は次の項目で。

あともう一つ今回のライブ七不思議ですが、結局最後のペンライト指示何だったんでしょう。当該の人に指示用紙が配られてたのが後々判明しましたが、現場は公演終了後「アレなんだったんですかね」困惑トークで周りのオタクがうけあいでした。全おひさまポカン計画でした。

最後ごちゃっと書きましたが、改めてこのライブが日向坂ワンマン初体験で心から良かったです。

③日向坂46にとっての本公演の意義と考察

・新曲「僕なんか」について

以前にも書きましたが自分はメモリアル公演での安易な新曲披露は日向に限らずあまり良く思っていない派で。
その時点では良くても、後から見返した時にそこだけ水物になってしまう気がするんですよね。

ただ、今回の最終日アンコール2曲目での披露は文脈が乗っているので一時のサプライズではないと感じました。
理由は単純に「エース小坂菜緒、センター復帰」です。

何だかんだ格が違うというか。もちろん日向は全員野球ですが小坂菜緒はフラットに観ても完全に主人公の華ですよね、その離脱からの今回の復活はちゃんと「ストーリー」として成り立っているように感じます。楽曲がキュート系ではなく、シリアス系なのもよりそれを作用させていると思います。

勿論、今の万全じゃない彼女をこのタイミングで新シングルのセンターに置くことには賛否あると思われます。自分も不安な気持ちが無いと言ったら嘘になります。

ただ今回のフォーメーション、いわゆるミーグリ売上じゃない意図が込められてるように感じたんですよね。センター小坂を中心に考えると、「一期生の地肩が強いお姉さん達が全力で帰還したエースを守る」の構図に加え、更にその土台として裏センターを実力者かつ本人との関係性も深い渡邉美穂に2期を代表して任せているという信頼にも取れる座組です。

そこに次期センターひなの、現センター金村を合わせてフロントに置き将来も見据えるという。二列目に関してはとしきょん以外同期の2期生で固めたかったけど、愛萌さんの現況を考えると後列に置かざるを得ず、代わりに東村さんを置いたのかな、という認識。

かつての欅のようなセンター一強ではなく、
現況の小坂菜緒と、日向坂というグループでの最適解ではないかと。勿論綺麗事だけではなく、復帰が付いて回るには話題性やビジネスも求められてしまうけど、「もし仲間が倒れた時は 僕が背負うから」をフォーメーションと楽曲のパフォーマンスで実現させようとしている気概が伝わりました。

ただ同時に近々の貢献度を考えるといい加減フロントに来てもいいはずのわくピーのジャッジが割に合わない気が、という気持ちもあるので本人と推しの心境や如何に、という心境も。

とにかくファンは黙って見守るだけですね。欲を言えば「もうこんなに好きになれない」が7thシングルに収録されていたら嬉しいです。

・偶然が紡いだ新たな道

締めに、直接観てはいないですが初日のセトリも踏まえ「今回の公演とは何だったのか」を自分なりの解釈で書いていこうと思います。

今回の2daysは明らかに、「地続きかつ2枚組で一つのベストアルバム」でした。一本の欅から始まり、今まで何度も披露されてきた日向坂の代表曲は勿論、「ひらがな時代の楽曲」と「期生別曲」をとにかく間に盛り込む。明確なストーリーを語る曲順ではないですが、矢継ぎ早に「思い出」のピースをはめ込んでいく。
そこで、1日目のラストでは私たちが「日向坂」である事の証明をして翌日へバトンを繋ぎ、2日目でその象徴であるキュン、ドレミを挟み再び思い出のピースをはめていく。

そして、最終日のアンコールというセクションで改めてエースの帰還という大きなストーリーが乗っかり、「約束の卵」で幕を閉じる。

ただ、この「約束の卵」が当初の意味合いとは違うものになったと感じていて。
当初の東京ドーム発表は確かに「念願の地での公演」だったかもしれない。ただそこからのコロナ禍で延期を重ね、ついには年末ライブにこだわらず、収容人数が落ち着いたタイミングで若干駆け込みでドームを決めたのかなという印象も受けました。
当時はまだ小坂菜緒復帰も新メンバー募集も発表されてなかったし(勿論内々で完全に確定したからこそGOサインが出たんだろうけど)。

正直、もうちょっとこの2日間が歪な感じになるかと思いきや完璧なライブを見せてくれました。そこに関しては彼女達のモチベーションと培った力によるところが大きいと思います。

ただ、空気を全く読まない事を書くと、今回のドームは図らずも「21人」でした。心は一緒だよ、とはメンバーは言いつつも事実はそうなってしまった。更に加えてエースと愛萌さんは万全という状況ではありませんでした。非情かもしれませんがそれが事実だと思います。
ただ、そこに新たな文脈が産まれた、「産まれてしまった」というべきかもしれません。
本来なら約束の地にて全員で集大成を迎えるはずが、そこに行き着くまで様々な障害があり、それらが全て解決した上での2日間ではなく。

まだ「約束の卵は未完成なまま」なのかなと思っています。そして、その約束に再び辿り着くための区切り、かつ本公演が新たなスタートになったのではないでしょうか。
重なった偶然が文脈を作った結果、新しい約束がこれからまた形を変えて産まれたのかなと。それが今回と同じ場所を目指すリベンジであっても、それ以上の目標であっても。
なので本公演が完結を示すものではない、と自分は感じました。
生で観てメンバーのテンション感もウェットな感じというか、感極まりすぎてないというか、グループの共通認識で一つの通過点として捉えているような印象を受けました。

ただ一旦の区切りは付いたことは事実で、今後彼女達が歩く坂道はしばらく緩やかになる事でしょう。あまり書きたくないですが、もう一度この地に辿り着くまで道を別つメンバーもいるかもしれません。
それでも歴史を作ってきた一期生からMC中にアーティストというよりも井戸端会議のノリで「もう一度ここに来たい」という無邪気な言葉が聞けたのは何よりだなぁと。

走り出す瞬間から実際に駆け抜けて「アイドル」を走ってきた今、このタイミングでちょっとペースを落として歩くぐらいのスピードで今後しばらくは進めばいいよ、と自分は思います。ファンもメンバーを信じながら同じスピードで歩いていくと思うので。


とにもかくにも、メンバーもファンも関係者の方もお疲れさまでした。素敵なライブをありがとうございました。


最後に超余談ですが自宅出発からライブ中、帰宅まで万歩計つけてたらこの歩数になりました。ライブ観賞って良いダイエットにもなりますよね。

あと風になびく愛萌さんを貼っておきます。

それでは、また次の記事で。

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