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駐妻×外資系本社転籍を目論んだ話④

今回は駐妻として旦那の赴任についていきつつ、外資系日本法人から本社のポジションをゲットするまでの最後の壁突破のお話。



そもそもなぜ、駐妻×外資系本社転籍を目論んだかはこちら↓

また、駐妻が旦那の赴任先で働くために突破しなければならない壁のお話はこちら↓

そして、外資系の日本法人と海外本社の厚い壁の話はこちら↓


さて、上記の記事でそれぞれの壁の突破について書いてきたが、最後はやはり自分自身の実力の壁となる。

5. ウォール・ジブンノジツリョク【いかに日本法人側と本社側にサポーターを探すか】


日本法人の素晴らしき方々のお力添えにより、日本法人と海外本社の厚い厚い壁を突破し、


やっと履歴書とcover letterを見てもらえることになった私は、


ついに本社の偉い人との面談まで進むことができた。



最後の壁、ウォール・ジブンノジツリョク。



そして、実は最後といいつつ、最初の壁よりもっと前から取り組まなければならない壁。

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社会人になると悲しいかな、学生時代あれだけこの世からなくなればいいのにと思っていたテストなどないので、


実力=『評判貯金』というカタチで見える化しなければならない。


評判貯金は貯めるのは大変だが、



何か間違えると急に全て没収されるという世知辛システム。


勉強すれば点数が伸びるテストとは違う、世知辛システム。



そして、もう一つはいくらものすごく頭が良く、仕事が早いハワイ出身ジェイソンくんでも(記事③参照)、日本本社の経営企画部に知られていなければ意味がないということ。



つまり、海外転籍のためには日本法人と海外本社どちらにもサポーターを作り、評判貯金を預けておくことが重要となる。


個人的にサポーターを作っておいて良かったと思ったのは、このような方々。

A) 日本法人からの転籍成功者

B) 日本法人内の組織や人脈に強いメンター
   
C) 海外本社で発言権のある役職にある人

D) 利害関係がなく、なんでも話せる海外本社のメンター

A) 日本法人からの転籍成功者はいわずもがな前例として情報をもらえるだけでなく、なんらかの形で自分の評判貯金をポジティブな情報を本社に伝えてもらうという形で使ってもらえる可能性があるのでマスト。

そして、その人が良い前例になっていれば、自分でゼロから道を開拓するよりも有利となる。

B) 日本法人内の組織や人脈に強いメンターに関しては、あまり関係なさそうに見えて、

転籍となると日本法人の組織からヘッドカウントが抜けることになるので、それに関して現時点で日本が協力的か否か(ブロックが発生しないか含め)の情報を得るためにも意外と繋がっておいて良かったと思った。

また、日本組織の今後の全体的な動きがわかると、転籍した後の日本との関係性や、戻ってくる場合などに参考になる。

C) 海外本社で発言権のある役職にある人及び、D) 利害関係がなく、なんでも話せる海外本社のメンターはまさに


必ず『評価貯金』を預けるべき最重要人物たちで、


最後にこことの関係性がとても効いた。

私の場合、


最初、契約社員ならばということで面談に至ったが、

面談中に話が急展開し、

なんと正社員採用が決まったのだ。

後で聞いたところ、以前一緒に働いたことのある発言権のある役職についている本社のCと、

頼み込んで一年程度前からメンターをしてもらっていた本社のDが私の面談前に最後の一押しをしてくれていたとのこと。

それまでにある程度コツコツと評判を積み立てニーサしていた努力が無駄ではなかったと感じた瞬間だった。


少しでも本社に転籍してみたいという気持ちがある外資系社員はどんな小さなグローバルプロジェクトでも足掛かりになるかもしれないので、積極的に手をあげておくに越したことはない。

そして、地道な評判貯金をすること。

貯金ゼロでのチャレンジはかなり無謀だと思った方が良いと思う。


そんなこんなで、

無事に本社転籍が決まり、


契約書もサインをし、


日本法人の退職届けもだし、

やっとやっと、半年ほどかけて、後は渡航するだけというところまでたどり着いた。

ウォール・ジブンノジツリョクのポイント
★日本法人と海外本社に頼れるサポーターを作っておくこと。
★評判貯金を必ずすること。そして、転籍のアクションを起こす前からコツコツとすること。
★最後にサポーターたちには感謝感謝感謝。

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と、スムーズなサクセスストーリーに見えるが、


なぜタイトルが『目論んだ』なのかというと、

せっかく退職届けまで出したところで、

やつがやってきたから。

そう、

コロナちゃん。

やつのせいで、結局渡航できずじまいになり、

急いで日本の退職は取り消し、


日本に所属しながら今は本社の仕事と上司に切り替えさせてもらっている状態にいます。

なので、私は現在正確には本社転籍はしそびれたが、

仕事だけは本社の仕事をしてる、よくわからない立ち位置の長距離リモートワーカーです。



コロナめ...。

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