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「うさぎのキャリーバッグについて」


 うさぎをお迎えする際に、自宅まで連れて帰るために、キャリーバッグを購入した方が多いのではないでしょうか。キャリーバッグといえば、移動の時のバッグというイメージですが、キャリーバッグの目的はそれだけではありません。
 今日はキャリーバッグの目的や種類について、学習していきましょう。


キャリーバッグの目的

・短時間の移動・居場所
病院など短時間の移動に使用します。病院の待合室は犬や猫などと同室の場合があります。そんな時に安心できる居場所にもなります。

・長時間の移動・居場所
引っ越しや帰省など、目的地に着くまでに、長時間かかる場所への移動の際に使用します。移動手段は車、電車、飛行機など多岐に渡ります。各交通機関の動物携帯のルールに沿ったキャリーを選ぶことが必要になります。

・災害時の移動・長期の滞在場所
災害時に避難所への移動、避難場所での滞在に使います。避難所の滞在期間が長期間になる可能性があります。一時的に生活の場として使用できるキャリーが必要になります。

キャリーバッグの種類について

・布製のバッグ


布製のキャリーはトートバッグの様な形になっているものが多いです。軽く、持ち運びがしやすいところがメリットです。軽く折りたためる物であれば、保管時に場所を取りません。
うさぎはキャリーの中でもおしっこやうんちをしますので、底にすのこやペットシーツを敷ける形状のキャリーを選びましょう。底にすのこを置くことで、うさぎの足元が安定する効果もあります。
布製の欠点は、通気性が悪く、夏は熱中症になる可能性がある点です。夏場に使用する際は、短時間の移動に留めたりするなど配慮をしましょう。また、うさぎによっては布をかじってしまいますので、かじり癖があるうさぎは避けた方がいいでしょう。布製のため、汚れがしみ込みやすいという点もあります。購入前に手入れの方法を確認することをお薦めします。

・プラスチック製のキャリー


プラスチック製のキャリーです。丸形や四角型の物が主流です。素材がプラスチックなので、軽い点がメリットです。また水洗いができる素材ですので、汚れた際も手入れが簡単です。持ち手が短いタイプの物が主流ですが、最近はリュックタイプの物もあります。リュックタイプであれば、持ち運びが容易になります。プラスチック製は、開口部が広い物が多いです。開口部が広いと、うさぎを入れる際に入れやすいというメリットがあります。
プラスチック製の欠点は、布製と同じように通気性が悪い点が挙げられます。側面がメッシュ状になっているものなどを選ぶといいでしょう。また、保管時に場所をとってしまう点もあります。筆者はキャリーを使用しない際は、キャリーの中にエサのストックなどうさぎの飼育用品を入れていました。収納ボックスとして使用していました。

・金属製のキャリー


通常のケージを小さくしたような形のキャリーになります。金網なので、通気性が良い点がメリットになります。水洗いも可能です。丈夫なので、うさぎを入れても形状が安定しています。移動や滞在が長時間になる際に向いています。
デメリットは重いことです。キャリーにうさぎの重さが加わりますので、結構な重さになります。筆者は金網製のキャリーで電車移動をしたことがありますが、重くて中々大変でした。移動中にうさぎがキャリーの中を動くと、結構な衝撃が手に伝わってきました。
金網のキャリーはどの方向からもうさぎの様子がわかりやすいというメリットがありますが、うさぎによっては丸見えということが不安にもつながります。防寒や目隠しの意味でも、ケージカバーを付けた方がいい時もあります。


どんなキャリーバッグを選ぶ?

前述した通り、キャリーバッグには様々な種類があります。
・素材(布・プラスチック・金属)
・機能(給水ボトル・エサ入れ・すのこなどが取り付けられるか)
・持ち手の形状(ハンドル・リュック・肩掛け)
・手入れ方法(水洗いができるかどうか)
キャリーバッグに望むことを整理してから、購入するとよいでしょう。キャリーバッグを購入したら、うさぎを普段からキャリーに慣らしておきましょう。実際の使用時にうさぎの不安を減らすことができます。
可能であれば、短時間用の携帯しやすいキャリーと、災害時用に滞在できるキャリーと2種類持つことをお薦めします。特に防災への備えは必要です。災害はいつ来るかわかりませんから、平時の時に準備をしておきましょう。


犬・猫のキャリーでも代用できる?

 中・大型のうさぎの場合は、犬や猫のキャリーでも代用することがあります。犬・猫のキャリーで代用する場合は、足元に糞やおしっこ対策用のすのこや金網を敷くことができるか確認しておくとよいでしょう。

まとめ


 今回はうさぎのキャリーバッグについて学習しました。筆者がキャリーバッグを購入した頃は、種類が限られていました。現在はうさぎの飼育用品の改良が進み、使い勝手の良いキャリーが販売されています。みなさんのうさぎさんに合ったキャリーバッグを選んでくださいね。

講師名 anan

 子どもの頃から生き物が好きでした。今まで、ハムスター、インコ、モルモット、ハムスター、デグー、うさぎ、犬、ウーパールーパーとたくさんの動物と生活してきました。職場で飼っていたうさぎのお世話をしていたこともあります。
 以前我が家にいたうさぎは、垂れ耳のオレンジ色のホーランドロップでした。今でも家の近所のうさぎ専門店に通い、可愛いうさぎの姿に癒されています。将来はネザーランドドワーフを飼ってみたいです。
 


 


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