◾️『恋深』と神曲の【共通設定】⇒仮説④

⚫︎本考察より、仮説④
『恋と深空』と、ダンテ神曲には【共通設定】がある。


★こちらを未読の方は、軽く内容を踏まえてからご覧いただけると、いっそう理解が深まると思いますので、、、ぜひっ!!というか、読まないとこの先わからないかもしれない😭🙏🙏🙏力不足で申し訳ない💦

それでは、ダンテ神曲から
恋深世界を読み解いてみましょう!(解けるか分からんが)

📖✝️ダンテ・アリギエーリ『神曲』とは

はい🥹『神曲』が何であるかをザックリ説明する前に、またこれだけは押さえとけッ‼️て要素があります。それは、当時まだ「天動説」が信じられていた ことです。

→「天動説」と宗教の関係⭐️

↑天動説の軌道図
恋深のどこかで、見覚えないでしょうか?
該当する七天使の推測を含め、
本考察にて順を追ってすべて後述します‼️

天動説とは、2世紀ギリシャから始まり15世紀まで続いた宇宙観で「地球は宇宙の中心🌏、太陽や月や恒星が、地球の周りを回っている」という考えです。そして、この天動説は宗教の最も重要な役割を担っていました。宗教教義と一体の考え方、それは「万能で唯一の神が、この世界=宇宙🪐をお創りになった。天体の運行は全て神の力で動いている。その神の姿を写した人間が住む地球こそが宇宙の中心である。👼というものでした。

ま~~~自己中というか、人間らしいですね…!(おっと誰かきt… 😭🙏🙏🙇‍♀️

この事からも、つまりは
宗教において 神=宇宙そのもの という概念が伝わってきます。

※他にも大宇宙と小宇宙の分類がありますが、この場では触れません。(分からんから)

神曲においての天動説は少し違い
「神は天体の運行の初動を創るだけで、後は人の判断で決まる」という考えで、
これはルネサンスの意義とよくマッチしました。

***
真面目にいくよッッッ(当社比)

→『神曲』の構成✨📖

ダンテ『神曲』は13~14世紀ごろ、当時の「混合宗教」の先駆けとして生まれました。

構成は、
地獄篇 (Inferno)…罰をうける場所
煉獄篇 (Purgatorio)…罪を浄める場所
天国篇 (Paradiso)…天界、恒星、宇宙

の3部です。

総序をのぞき、各篇それぞれ33歌、33歌、33歌の3の倍数で構築されています。また詩行全体にわたって、3行を一連とする「3行韻詩」あるいは「3韻句法」の詩型が用いられています。
このように『神曲』は細部から全体の構成までの隅々において、聖なる数「3」が貫かれており、幾何学的構成美を魅せます。
ダンテはローマカトリック教義「三位一体」についての神学を、文学的表現として昇華しました。
すなわち『神曲』をもって「三位一体」を体現したとされています。

なお、神は宇宙そのものという概念から、地獄・煉獄・天国の各篇ともに最終歌の末節は星 (stella) という言葉で結ばれています。

→聖書・伝説・神話の引用✨📖

『神曲』には様々な書物からの引用があり、中でも「聖書」が最も多く、哲学や倫理学、詩が多用されています。さらに、当時の「天文学(天動説)」「測量学」などを素材とし、「伝説」「ギリシャ神話」「ローマ神話」の神々や怪物が多数登場しました。

その幻想的な内容と豊饒なイメージから、数々の文学や芸術作品に大きな影響を与え、現代のSFやファンタジーの源流の一つとなっています。

→『神曲』は愛の詩。✨💐👫

『神曲』では、実在の人物の名前が多々登場します。作中のダンテは同行者ウェルギリウスに教導を請い、煉獄山の頂上でベアトリーチェに迎えられます。ベアトリーチェは、ダンテが幼少のころ(9才時)に出会い心惹かれた少女です。しかし彼女は24才という若さで亡くなってしまいます。ダンテはひどく嘆き悲しみ、彼女のことをうたった詩文『新生』を纏めました。

『神曲』に登場するベアトリーチェに関して、実在した女性ベアトリーチェをモデルにしたという実在論と、「久遠の女性」としてキリスト教神学の象徴論が対立しています。

実在論は、フィレンツェの名門フォルコ・ポルティナーリの娘として生れ、のちに銀行家シモーネ・デ・バルティの妻となったベアトリーチェを核とし、ダンテがその詩の中で「久遠の女性」として象徴化していったという見方。対して、象徴説は、ダンテとベアトリーチェが出会ったのは共に9歳の時、再会したのも9年後、2人が18歳の時で、これは「三位一体」を象徴することから、ベアトリーチェもまた神学の象徴でありダンテは体験を寓意的に「久遠の女性」として象徴化した、という見方です。

wikipediaより、要約

いずれにせよ、ベアトリーチェは、愛を象徴する存在として神聖化され、神学の象徴でもあると考えられています。

***

<あらすじ>

復活祭前の金曜日、暗い森の中に迷い込んだダンテは、古代ローマの詩人ウェルギリウスと出会い、彼に導かれて地獄・煉獄・天国を遍歴します。ウェルギリウスの案内は、地獄の九圏を通って、地球の中心部、魔王ルシフェルの幽閉されている領域まで至りました。そして、地球の対蹠点(地球の中心を通り反対側へいく地点)を抜けて煉獄山にたどり着きます。ダンテは、煉獄山を登るにつれ罪が清められ、山頂でウェルギリウスと別れて、永遠の淑女ベアトリーチェと再会します。ダンテはベアトリーチェの導きで天界へと昇天し、各遊星の天を巡って至高天(エンピレオ)へと昇りつめ、見神の域に達しました。

もっと詳しく知りたい!て方は、めちゃくちゃ噛み砕いてくれた漫画版を読んでも全てはわからんかったので、まずはネットで解説を調べたほうがいいかも😇ですっっ

***

難しい説明が続きました、が!!以上を踏まえて、ここから先は
神曲より『恋と深空』に用いられているであろう設定をご紹介しますね!

📖💖『恋深』と『神曲』の【共通設定】

⒈ 星の心臓=地獄の最下層コキュートス❄️

・星の心臓「星核」

セイヤ伝説、8章

星の心の位置とは、地球の中心部で「星核」とも「星の心臓」とも呼ばれる場所。セイヤ伝説時代の星の心臓は、巨大な空洞となっている。

・地獄の最下層、「氷地獄:コキュートス」
『神曲』の地獄は、すり鉢状の大穴をなして地球の中心まで達し、最上部から最下部まで九層で構成さてれいる。
かつて、天界で最も輝き「光を掲げる者」という意味の名をもつ熾天使ルシフェル(最も神に近きもの)が神に叛逆し、星(地球)に叩き堕とされてできた大穴が地獄となった。

地球の対蹠点(地球の中心を通り反対側へいく地点)では、魔王サタン=堕天使ルシフェルが墜落した衝撃により、煉獄山が持ち上がったという。

地獄の中心のさらに中心、地球の重力がすべて向かうところ(星の中心)=対蹠点には、神に叛逆した堕天使のなれの果て魔王サタン=堕天使ルシフェル永遠の氷の中に幽閉されている。

『神曲』地獄の図
ルシフェルは堕天し、神によって星(地球)に叩き堕とされ
星の台地に大穴をあけ、今も星の中心にいる

『神曲』地獄篇にて、最も重い罪とされる悪行は「裏切り」で、地獄の最下層コキュートスには裏切者が永遠に氷漬けとなっている。
地獄の最下層コキュートスの別名は氷地獄である。

本考察やレイ&ホムラ伝説で述べますが、
アスタの力「闇(重力)」と「氷」であると推測しています。
⚠️ホムラ新伝説発表の映像より「炎」も追加かも、追って考察しますね!

また、バベルの塔のモデルは、
神曲の煉獄の構造とも言われています。

***

⒉ アスタ=サタン「偽りの父(神)」👿

『神曲』サタンは「裏切り者」。名前の意味は「敵対者」で悪魔とも呼ばれる。氷地獄に繋がれたサタンは神に対抗する手段が乏しく、一人でも多くの神の子(人間)たちを欺こうとします。サタンの一番の策略は、人間を欺くことで、悪魔の王サタンは「偽りの父(神)」とも呼ばれています。

謀略の一例として、神の計画を滅ぼしたいと願うサタンは、禁断の実を食べるよう、エバを一部の真実と嘘によって惑わし誘惑しました。

アスタとサタンの細かい類似点は、本考察にて順を追って述べますね!

***

⒊ 本物の神=父なる神「宇宙」「光」🪐✨

『神曲』の天国は、地球を中心として同心円状に各遊星が取り巻く天動説に基づき構成されている。

天動説の軌道図=宗教的世界の構図

・天国界の構造
火焔天(メラメラってるとこ) … 地球と月の間にある火の本源。「焔」が上へ上へと向かうのは、天へ帰らんとするため。
第一天 月天 … 天国の最下層、第二天 水星天、第三天 金星天、第四天 太陽天、第五天 火星天、第六天 木星天、第七天 土星天、第八天 恒星天、第九天 原動天、第十天 至高天 - エンピレオ。

『神曲』ダンテは、天使や聖人が集うエンピレオで「天上の純白の薔薇」を見て、この世を動かすものが「神の愛」であることを知り、見神の域に達する。

先の、聖母マリアの受胎告知で述べたとおり、ダンテ『神曲』でも、神の存在は「光」として扱われています。

『神曲』至高天を見つめる、ダンテとベアトリーチェ。

「本物の神」は、実はまだ本作ではハッキリかかれていないのですが、その姿を戦闘フィールドで確認できたりするので、多分いる!!きっといる!!!そのへんも頑張って、本考察にて存在を追っていますので、ぜひ、、、ご覧ください!!ほんと、私の中ではめちゃくちゃ頑張ったので😭🙏✨💦よかったら〜ッ

そして、お気づきでしょうか!?
ここまで出てきた「象徴」と、『恋深』攻略対象3人に共通点があるということを……
そうです、これまでに、地獄とサタンの象徴「氷」・天へと帰る象徴「焔」・神の象徴「光」の3つの象徴が出てきました。

それぞれ「氷=レイ」「焔=ホムラ」「光=セイヤ」と、関係があるかもしれません……!

※これについては、執筆中の各キャラクターの役割にて、述べたいと考えています。うん、予定!予定だから!!

***

⒋ 主のモデルは、ベアトリーチェ⁉️👩

ダンテとベアトリーチェが出会ったのは9才時、本編で主人公とホムラが出会ったのも主人公8〜9才時です。(レイとセイヤの考察が足りなくてごめんなさい!🙇‍♀️💦)
そしてベアトリーチェが24才の若さで亡くなることで、ダンテの中で「久遠の女性」となります。主人公もまた、本来なら若くして亡くなってしまう身で、転生後も攻略対象に愛され続ける「久遠の女性」です。

さらに「久遠の女性」は、永久の淑女 聖母マリアの象徴です。本考察で後述しますが、キリスト教において主人公は、聖母マリアの役割に該当すると推測しています。

主人公=ベアトリーチェとまでは言いませんが、モデルになっている可能性‼️
(もしそうなら、主人公は何もしなければ24才までの命かもしれません。あと2年…)

そして『神曲』は愛の詩です。「愛=信仰」

恋と深空とは、恋と宇宙(8章ムービー考察より)であり、神曲による「宇宙=神」ならば

『恋と深空』は『信仰と神』という、愛の詩✨と解釈できます。

<まとめ>

推測ですが
『恋深』と『神曲』には共通する世界設定があり

・星の心臓=地獄の底、氷地獄コキュートス、アスタ=サタンが封じられている。
・本物の神=宇宙・光 で表現される。
・主人公のモデル=ベアトリーチェ『恋と深空』は『信仰と神』愛の詩。

という、3つの仮説が立てられます!
三位一体にかけた訳じゃなくてッ🖐️😂

『恋と深空』と、ダンテ「神曲」には、共通する世界設定がある。かも!⇒仮説④//

これらを踏まえて
本考察では神話・伝説における、各キャラの役割などを推測していきます!

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仮説⑤『恋深』は、天動説!?⇩⇩⇩👈超重要‼️

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