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事業会社でDXを進めてきた備忘録 #1

きっかけ

連休中になにか一本でも記事化しておこうと思っていたのだけども、敢えてシゴトの話でも残しておこうと思った。

ここ数年、JTC的な事業会社の中のヒトとして、いわゆる「DX」や「データ活用」と呼ばれているものの導入の旗振り役をやっている。
このネタが旬なのもあと数年だろうし、誰かの役に立つなら共有しておこうと思った次第で、守秘義務に触れないよう私の記憶と頭の中にある汎化した内容を書いておこうと思う。

とりあえず社内でDXを進めるために大事だと思ったことから。

説明する努力

外資系ITやデジタル専業の会社だと経営陣がデジタルに明るいので、なにか企画を挙げたとしても、その効能や規模感についてピンとくるものである。
JTCはそうではない場合が多いので、方方への「説明」「説得」が重要である。

なぜデータドリブンが良いのかを説得するところから始め、データを使う場合とそうでない場合の意思決定の違いをパワポに書いて、関係部署の部長級を納得させ、企画をまとめていくのだ。
「ビッグデータでの全数調査がサンプル調査よりも勝る理由」をイチから説明するくらいの根気が必要である。

具体的なユースケース・各論への落とし込み

本に書いてあるような概念先行ではダメ。

コンサルが提案書に書いてくるようなことで終わってはいけない。
自分は「中のヒト」であるので、「中のヒト」らしく具体的にDXによるオペレーションのBefore、Afterを示して、デジタルの効能を示していく必要がある。

ビックリするぐらい単純なところでも、具体性があると話が進んだり、ふわっとした概念の議論では出てこなかった思わぬ制約事項などがあぶり出されるものである。

そこまで行けば、よほどのことがない限り、個別撃破していくことで、なんらかの施策はスタートできるものである。

1本目は以上。あと何本か書けそうだ。


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