ブルックナーのレッスン
来月ブルックナーのシンフォニーに乗ります。
人生初ブルックナー。聴いたことも弾いたこともなく、後ろの方で適当に、、とはいかないので練習するのですが、難しすぎる。
ブルックナーにとって弦楽器はアルペジオと音階で効果音?を作るパートなんでしょうね。臨時記号の嵐、法則性のない動きの数々。譜面が真っ黒。チェロにメロディーほぼなし。
このオケはアマチュアですがプロの先生がトレーナーとして弦各パートにいる贅沢なオケです。本番も一緒に弾いていただいています。
コンマスもプロの先生なのですが、実は私が所属している弦楽アンサンブルの指揮者の先生なので、まぁ親戚みたいなオケなのです。
練習後の飲み会でコンマスの先生に
「もー全然弾けないですー」とぼやいたら
「見てあげるからレッスンにおいで」
というおそろしい展開になってしまいました。
当日はバイオリン2人とチェロ私の3人で先生のご自宅でレッスンしてもらいました。
少しは練習したつもりだったのですが、ブルックナーをカルテット?で弾く厳しさよ。
弾けてないことが丸裸。穴があったら入りたいとはこのことか(泣)
一人で練習している時ってできないところだけを何回も繰り返して練習して、あっできた〜と満足したりしますが、曲の流れの中だとまた全然弾けなくなるのはなんなのでしょうね。自分の書いた指番号も疑わしくなったり。
レッスンで言われたのは、
アルペジオや音階は全部弾こうとしなくてもいい。
大事な音だけ見れば単純な音階。大事な音だけは外さない。
先を見て弾くこと。
流れの中で弾くこと。
移弦弓を動かしすぎ。
臨時記号は読み替える。
などなど。
たっぷり3時間見ていただき、自分が全く弾けてない箇所がたくさんあぶり出されました。レッスンに行って良かった。ブルックナーカルテット(笑)で度胸もつきました。
そして
「できた!と思っても一週間たったら元に戻ってるんだよね。でもそんなもんだよ。ブルックナー難しいもん。ちょっとずつできるようになるよ。
考えた指番号もボウイングも弾けてくると変えたくなるのも当たり前。何回も書き直せばいいよ。」
先生の言葉にちょっと気持ちが軽くなりました。
お盆休み、ブルックナーに向き合います。